“注意事項”
・二次創作
・ろふまおメイン
・同じメンバーがもう1人ずついます
・戦闘します
・乗っ取ろうとしています
・怪我表記ありき
・死ネタありき
これらが大丈夫な方はどうぞ!!!
加賀美視点
光に目を眩まされていたけれど、しばらくすると光が落ち着いていったことを感じる。
目を開き、辺りを見渡す。
「…っえ、すご、ッ…」
言葉を失った。その空間は私の好きな物が詰まっていた。例えば、カードゲームやガンダム、しかも野球関連の成績や、私の会社の宣伝等をでかでかとモニターに映し出されていたりもした。
まるで日常に戻ったみたいだ。ひとつの部屋の中だけれど、とてもウキウキとした。
「ッうわ、デッカ!!!」
「あれも凄いな…」
私のウキウキや好奇心は止まらない。
「…あ、ッ」
部屋を無我夢中に歩き回っていたがふと我に戻った。目の前に”ワタクシ”がいたからだ。
『楽しんで頂きワタクシ、嬉しいですよ!』
『さ、早速戦いましょっか?…どうやら、もう既に約2人、ダウンしてしまった様なのでね。』
「…ッえぇ、良いでしょう…貴方を、ワタクシを本気で潰しに行きますから!!」
2人ダウン…もしかしてメンバーの誰かが…
すぐに駆けつけたい所ですが、目の前のワタクシを倒さなければならない…
少し胸が苦しくなりながらも、ナイフを握り締め、ワタクシの方へと向かい、ナイフを振り上げた。
『あはは!物騒ですね!』
そう言って固く握り締めていたナイフをいとも簡単に遠くへ飛ばした。
「ッえ!?」
『そんな物使ってでも男が廃るじゃないですかぁ!武器なんて使わずに、拳で戦いましょうよ?』
ワタクシがそう言いながら右腕を振り上げてくる。
「ッぁ”っ、ぐ…」
カバーをし切れずに直で喰らってしまった。体制を崩し、地べたへと倒れてしまう。
『ほらほら!何もしないんですかぁ!?』
こちらへもう一発パンチを入れてこようとしているが、倒れている体制を利用し、ワタクシの足を引っ掛けた。
『ッ…あははっ、やるじゃないですか、っ!』
「ッ喰らえッ!」
腹を蹴って少しでも遠くに離し、横に倒して何とか起き上がる。
私よりも何故か早く起き上がっていたワタクシの攻撃を反射で防いでやった。
『あら、いけると思ったんですがねッ…』
「十分痛いですよッ、」
攻撃を防いだ左腕が痛い。幸い利き手じゃなくて良かったと思った。
目の前にいる隙が出来たワタクシを足で蹴り上げ、身体を全身でガッチリと掴み、床に叩きつけた。
『っぐ、ぁ…』
「ふん、ッ!」
倒れたまんまのワタクシの顔面に1発お見舞いしてやった。
『ッ調子にのるんじゃありませんよ…っ!』
お腹ががら空きだった私のお腹を思い切り蹴られ、そのまま吹き飛ばされた。
まずい、立ち上がれない。
「っぉえ、ッ…」
しかも気持ちが悪い。何とかできないかと辺りを見渡した。
『おや!もう終わりですか?残念ですが…とても楽しかったですよ!』
鼻血を拭き取りながらよろけた足で近付いてくるワタクシ。
足がよろけてるお陰で直ぐにこっちに来ることは無い。
じりじりと後ろに行き、距離を稼ぐ。
「…!!」
手に何かが当たった感触がした。
私は咄嗟に掴み、前に投げた。
『…え、?』
目の前を見てみると、胸の辺りが赤くなっている。ナイフが刺さっている。
ボタボタと血が床へ落ちていっていた。
理解が出来ていなかったワタクシは、お腹の辺りを触ってやっと理解したような様子を見せ、一言呟いた。
『…ッあ〜ぁ…ワタクシ、ダサいやられ方。』
胸を抑えながら、膝から地に跪き、そのまま前へ倒れた。
「…やっ、ちゃった…」
私は…私は本当にやってしまったのか…
パラパラと目の前でワタクシが崩れていく。
…最期が呆気ない。例え敵だったとしてもこういう終わり方はとても悲しい。
「…夢を。私に夢を見せて下さり、どうもありがとうございました。…では。」
ふらつく足で立ち上がり、パラパラと崩れていくワタクシを後ろにし、私は出口へと向かっていった。
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次回→4/8(土)