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#恋愛
雪音
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コメント
3件
みぅです🤍 第3話、読み終えました〜! バスの中より距離が縮まってる感じ、すごくいいですね。写真撮るときの湊くんが「俺が撮る」って手を伸ばすシーン、ちょっと心臓ギュッとなりました。笑ったのバレて「笑ってない」って言うのも可愛い…🥀 道に迷っちゃう展開も、逆にこれからさらに仲良くなりそうな予感がしてワクワクします。sibaさんの描く空気感、すごく好きです。続き、ゆっくり待ってますね🧡
第3話 班行動スタート
「よし、全員降りたなー!」
先生の声に、私はバスから降りた。
「わぁ……!」
目の前には、修学旅行で最初に訪れる観光地が広がっていた。
「心音!早く行こ!」
美咲が別の班の友達と一緒に手を振っている。
「うん!またあとでね!」
私も手を振り返す。
すると、
「おい、行くぞ」
蓮くんの声が聞こえた。
振り返ると、4人が少し先で待っている。
「今行く!」
私は急いで4人のところへ向かった。
「遅い」
「ごめんって!」
「別に」
蓮くんはそう言って歩き始めた。
私たちは先生から渡された地図を見ながら、班行動を始めることになった。
「最初どこ行く?」
陽向くんが地図を覗き込む。
「えっと……ここじゃない?」
私が指を差す。
「そこ行ってみよう」
怜央くんが言った。
「じゃあ決まりだね」
4人と一緒に歩き始める。
さっきまでバスの中で話していたときよりも、少しだけ空気が柔らかくなった気がした。
「ねえ、写真撮らない?」
私が言うと、4人が一斉にこっちを見る。
「写真?」
「せっかくの修学旅行だし、班のみんなで撮ろうよ」
「俺はいいけど」
怜央くんが答える。
「俺も」
陽向くんも頷いた。
「……別にいいよ」
湊くんも小さく頷く。
最後に蓮くんを見る。
「蓮くんは?」
「……好きにすれば」
「それ、OKってことでいい?」
「勝手に解釈すれば」
「じゃあ撮ろ!」
私はスマホを取り出した。
「誰か撮ってくれる人いないかな」
周りを見渡す。
すると、湊くんが手を伸ばした。
「貸して」
「え?」
「俺が撮る」
「いいの?」
「早く」
「あ、うん!」
私はスマホを渡した。
4人と並んで立つ。
「もっと詰めて!」
「……近くない?」
「写真なんだからいいじゃん」
「俺、女子とこんな近くで写真撮るの初めてなんだけど」
陽向くんが少し困ったように言う。
「じゃあ、これも修学旅行の思い出ってことで!」
「……まあ、いいけど」
湊くんがカメラを構える。
「撮るよ」
「はい、チーズ!」
カシャッ。
「見せて!」
私がスマホを受け取る。
画面には、私たち5人が写っていた。
「結構いいじゃん!」
「……普通」
湊くんはそう言いながら、少しだけ笑っていた。
「今、笑った?」
「笑ってない」
「またそれ?」
私が笑うと、怜央くんも小さく笑った。
「なんか、思ってたより楽しいかもな」
その言葉に、私は少し驚いた。
女嫌いで、最初はあんなに冷たかった4人。
でも、少しずつだけど。
私たちの距離は縮まっているのかもしれない。
そう思った、そのとき。
「あれ?」
私は地図を見て固まった。
「どうした?」
蓮くんが聞く。
「……道、間違えたかも」
「え?」
4人が一斉に地図を見る。
「……マジ?」
「ご、ごめん!」
私は慌てて謝った。
すると怜央くんが笑いながら言った。
「じゃあ、迷子になったってこと?」
「笑わないでよ!」
「だって面白いし」
「もう!」
まさか修学旅行初日から、道に迷うなんて。
この先、私たちは無事に目的地へたどり着けるのだろうか。