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こ ぁ 🍍
ある日、美咲は初めて、学校の話をした。
教室での空気。
笑い声の輪に入れないこと。
話しかけようとしても、声が出なくなること。
華は途中で遮らず、ずっと聞いていた。
「……私が悪いのかな」
最後に、美咲はそう言った。
華はすぐには答えなかった。
花壇の上に座り、足をぶらぶらさせてから、静かに言った。
「悪い、という言葉はね。使いすぎると、世界を歪める」
「……?」
「誰かが傷ついてるとき、原因を一人に押しつけると、楽になるでしょ。でも、それは真実じゃないことが多い」
美咲は、初めて「違う見方」というものを与えられた気がした。