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「八左ヱ門!」

八左ヱ門が学園に来て1週間。動物達に餌をやっていると勘右衛門が手をふって走ってきた。

「勘右衛門、どうしたんだ?」

「今からいつものメンバーで甘味処に行くんだ。一緒に行かないか?」

「いいのか?」

「あぁ!じゃぁ着替えしだい正門に集合な!」

勘右衛門はニカッと笑いながら去っていった。

「いつものメンバー、か。」

そういった八左ヱ門が悲しそうな顔をしているのを見たものはいなかった。


ー三郎ー

「あっきたきた!八左ヱ門!」

雷蔵が嬉しそうに手を上げた先を見ると、片手を上げ笑みを浮かべながらやってくる八左ヱ門がいた。

「おほー。悪いな待たせて。」

「ホントだよ~。勘ちゃん早く甘味食べたいんだから!」

「おー。」


「あ〜。やっぱりおいし~。」

街の外れにある甘味処で勘右衛門はほおをおさえた。その隣には兵助、三郎、雷蔵、八左ヱ門の順で座っている。

「美味しいのだ。」

「来てよかったね!」

「ふん。悪くない。」

4人が団子を口にしている間、八左ヱ門は静かに道の向かい側にある森を睨んでいた。

「?ハチ、どうしたの?お団子食べないの?」

「ん?あぁ、食べるよ。」

団子を食べてる間も森から目を離すことはない。

ボソ「‥‥もっとマシなアピール方法はないのかよ。」

「なんか言ったか?」

三郎が不機嫌そうに言う。

「いや。何でもねーよ。これ食ったらちょっと街ブラブラしてくるよ。5年前の街の風景を見たいしな。」

「え?じゃぁ僕たちも行くよ。」

雷蔵が驚いたように言う。

「いや、長い間忍びをやってると人混みの中はなるべく一人でいたいと思うんだ。晩ごはんまでには帰るよ。」

八左ヱ門は団子の駄賃をおくと、街へと去っていった。

「はっちゃんやっぱり変わったのだ。」

「なんかあるな。」

「勘ちゃん、いいこと思いついちゃった。」

「何だよ。」

「八左ヱ門のことつけない?」

「その案のった。」

四人はは不敵な笑みを浮かべながら、甘味処を去った。

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