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※出水公平の夢小説
※キャラ崩壊注意
※原作とは関係ありません
「」→夢主 『』→出水公平〔〕→その他のキャラ
〈〉→モブ
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次の日の放課後。
授業が終わると同時に、携帯が震えた。
『夢ちゃん、ちょっと本部寄れない?』
「本部?また面談ですか?」
『まぁそんな感じ?笑 来てみたらわかるよ〜』
少し不安になりながらも、指定された訓練室へ向かった。
中に入ると、出水先輩がすでにトリガーを装着して待っていた。
『おっ、来たな。はい、これ。』
「これ...!」
『トリガーホルダー。今日は、初・トリガー体験して貰います!笑』
「えっ!?そんな急に!?」
『だいじょぶだいじょぶ。俺がついてるし笑』
そう言って笑う先輩の顔は、どこか誇らしげだった。
『じゃあ、起動してみて』
私は、恐る恐るトリガーを起動した。
眩い光が一瞬走って、次の瞬間、身体が軽くなる。
「わっ……!」
『どうだ? それがトリオン体。』
「すごい……身体が軽いです!」
『だろ? 』
先輩はゆっくりと私の後ろに回って、姿勢を直してくれた。
『ーーーー。ーーーーー。』
そう言って教えてくれる。集中しないとって思うのに、距離が近くて話が入ってこない。
背中越しに伝わる先輩の声と、手の温もりに心臓が跳ねる。
『……うん、いい感じだ。』
「先輩、これ……私にもできますかね?」
『できるよ。夢ちゃんにはセンスあると思う。』
「ほんとに?」
『あぁ。昨日、米屋に茶化されたけど、俺、君と一緒に戦いたいって本気で思ってる。』
その言葉に、胸の奥が一気に熱くなった。思わず俯いてしまうと、先輩が少しだけ優しい声で笑った。
『ま、まずは練習からな。今日のとこはこれで終わり!』
「は、はい!笑」
訓練室を出る頃、夕焼けが差し込んでいた。
隣を歩く先輩の横顔が、ほんの少しだけいつもより真面目に見えた。