コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
インターネットで話すことが多かった僕達。
ある日、こんな会話を璆は仕掛けてきた。
「理雨の好きな人誰なのw?」
驚いた。
あんなクールな人も急に持ちかけてくるんだ。
でも、チャットで打ってたから皆にバレないようにしてたのは優しさを感じた。
「○○君だよw?」
そんな嘘をついた。返ってきた答えは、
「お似合いだよw」
心底面白かった。でも、どこか寂しかった。
僕は聞いた。
「じゃあ、璆も教えてよw好きな人いるの?」
「秘密w」
教えてくれなかった。でも、知らない方が良いと
思った。
後から友達が来た。(仮名 莉時)
「ねぇねぇ理雨の好きな人って○○君だってw」
璆はそう言ってた。皆さんお気づきだろう。
そう。あれは嘘だ。
「違うよw」 「…えー?」
「僕の好きな人は、璆だよ。」
言ってしまった。好奇心が勝ってしまった。
「だってよ。璆。」
そんな莉時の
何気ない言葉が、もっと心臓の音を早くした。
「じゃあ、璆?俺だけにLINEで教えて?」
「ああ、良いよ。」
面白かった。教えてくれないかと願ってた。
「おい、理雨?」
「何、莉時。」
「言っていいよ。俺はミュートにするから。」
「璆の好きな人はな…」