こんにちは
実況者×童話を作ってみました。
暇になったら続けます。
誰がどの登場人物なのか当ててみてください。
昔々、大体400年くらい前の昔の事、雪のように真っ白い肌をした少女がいました。
その子は「白雪姫」と呼ばれ、両親から愛されていました。
しかし、幸せな日々は続きませんでした。
白雪姫の母が、病死してしまったのです。
新しく迎えられた母親はとある国の女王(?)様。
白雪姫はその人の養子となりました。
継母(たぶん…)はとても美しく(まあ立ち絵は美しくはあるよ)、でも虚栄心も強くて魔法を使う邪悪な人物です。
「鏡よ鏡、この世で一番美しいのはだあれ?」
と毎朝魔法の鏡に尋ねると、
「もちろんこの世で一番美しいのは貴方ですわ」
と鏡は答え、継母(?)は大層満足するのでした。
継母(?)「ああ、俺…じゃなかった。わたくしが美しすぎて、美しすぎて罪だ☆」
魔法の鏡「継母役の人ってこんなにナルシストだっけ…」
継母(?)「別にいいじゃん。偶にはこのような事言って」
???「まあでも実際事実ではあるよね(?)」
継母(?)「おい、かざね!虚言を言うな」
それから、7年後…
白雪姫は美しいお姫様へとなりました。
庭へとやってくる動物たちもすっかり仲良しです。
ある日の事…
継母(?)「鏡よ鏡、この世で一番美しいのはだあれ?」
魔法の鏡「それはもちろん…白雪姫ですわ」
なんと!鏡の答えは変わってしまったのです。
継母(?)「ああそう…」
魔法の鏡「何でそんなに興味が無いの…」
継母(?)「いや別によくね?のあさんが一番美しくて」
魔法の鏡「シナリオ通りにやれよ!」
継母(?)「あっ、はい…やります…」
継母(?)(俺が慈悲で鏡役と継母役を交換したのに図々しい…)
魔法の鏡「兎に角、白雪姫を殺害して世界一美しい人になりましょう!」
継母(?)「おっおう…(何で鏡側が積極的なんだ?)」
継母(?)「狩人」
狩人「はい」
継母(?)「今から白雪姫を殺害して、証拠として心臓をこの箱の中に詰めなさい」
狩人「承知しました」
狩人は白雪姫を森の奥深くへと誘います。
白雪姫「狩人さん、どこまで行くの?」
狩人「………」
狩人は剣を取り出します。
白雪姫の顔は真っ青です。
狩人「お嬢さん、僕は貴方を殺害できません。どうかご無事で…」
白雪姫(嬢じゃなくて姫なんだけどな…)
狩人は白雪姫に事情を話すとこっそりと逃がしました。
白雪姫は暗い森の中を彷徨い、段々と心細くなります。
一時間は経ったでしょうか、遠くに家が見えてきました。
白雪姫はつかれたのかその家のベッドで眠りにつきます。
炭鉱帰りの7匹の妖精はこの状況にビックリします。
妖精1「おやおやアンタは何者だい」
白雪姫「あれっ…随分と寝てしまいました」
妖精2「どうして寝ているのか説明して頂けますか」
白雪姫「あら、綺麗なオッドアイの妖精さん。このベッドを勝手に使ってしまいすみませんでした」
妖精3「大丈夫だよお姫様」
白雪姫「ありがとうございます」
白雪姫は事情を説明します。
妖精2「成程…皆さんどうしましょう」
妖精4「匿っても良いんじゃない?」
妖精5「懐かしい感じがするからいいよ」
妖精6「そうしましょう」
白雪姫「皆さん本当にありがとうございます」
一方その頃…
狩人「女王様、こちらが白雪姫の心臓を入れた箱です」
そう言って狩人は去っていきます。
継母(?)「でかした!狩人、これで世界で一番美しい人になれるわ!」
継母(?)「鏡よ鏡、この世で一番美しいのはだあれ?」
魔法の鏡「…白雪姫ですわ」
継母(?)「何だって!」
箱の中を開けると中には白雪姫の心臓…ではなくポピーが入っていました。
継母(?)「こやつ…やりやがったわね。魔法の鏡よ、白雪姫がどこにいるのか教えなさい」
魔法の鏡「この家ですわ」
鏡は妖精たちの家を映し出します。
継母(?)「わたくしがこの世で一番美しい人になる為には白雪姫を殺害しないといけませんわ」
継母(?)「鏡よ鏡、白雪姫を殺害する方法を教えなさい」
魔法の鏡「(そんなのシナリオに書いてあったっけ…)教えますわ」
数日後…
コンコン…
ノックの音が響きます。
白雪姫「はい、何でしょう」
継母(?)「私は物売りとしてやってきた婆さんじゃ。ほれ、リンゴはいるかい?」
差し出されたのは真っ赤なリンゴでした。
白雪姫「とても美味しそうなリンゴですね!一個欲しいです」
継母(?)「一個百円だよ」
白雪姫「はいどうぞ」
白雪姫はそのリンゴを齧るとパタンと倒れてしまいました。
継母(?)「ごめんね、のあさん。俺がこの世で一番美しい人になるにはこうするしかなかったんだ」
魔法の鏡「…ふうはやさん、キャラ崩れてない?」
継母(?)「おいネタバレ止めろ」
継母(?)「ひなこさんが継母役をやりたくないって言ったから交換したのにさっきから酷いぞ」
魔法の鏡「仕方ないじゃん。女王の末路なんて崖から落ちるか熱い靴を履いて死ぬまで踊らされるかでしょ」
白雪姫「あのー、早く進めてくれませんか?」
継母(?)&魔法の鏡「ごめ~ん」
帰ってきた妖精たちは大層ビックリしました。
妖精1「雪ちゃん!」
妖精2「守るべき姫が…」
妖精7「〈のあの本名〉さん…」
妖精3「シヴァさん…?」
妖精4「折角のシリアスが台無しだよー」
妖精5「監督が怒ってるって」
妖精7「ヤベッ ミスった☆」
妖精6「ねえさっさと進めようよ。まだ出てない人が退屈してるって」
妖精たちは酷く悲しみました。その夜は小雨が降っていました。
妖精たちは白雪姫をガラスの棺桶に入れ…
…その日はやってきました。
王子「従者、この人たちは何をしているんだろう」
王子は銀髪桃眼の青年です。
従者「どうやら葬式をしているみたいですよ」
従者は丁寧に説明します。若干棒読みですか気にしてはいけません。
王子「この人は…」
どうやら王子は白雪姫に見覚えがあるそうです。
王子「そこの妖精さん」
妖精3「何でしょうか」
王子「白雪姫は俺の妹です。引き取ってもよろしいでしょうか」
妖精2「大丈夫かな…」
妖精4「名前を言えてるし大丈夫じゃない?」
妖精たちはガラスの棺を王子に渡します。
王子「従者、白雪姫を運んで」
従者「かしこまりました」
従者がガラスの棺を運んでいる途中、うっかり木にあたってしまいました。
従者「王子様!姫を傷つけてしまい誠に申し訳ございません」
従者は謝罪しましたが王子は許しました。何故なら白雪姫が生き返ったからです。
白雪姫「あれ…ここは…」
王子「久しぶりだね、白雪姫」
白雪姫「あら!十年ぶりくらいでしょうか」
白雪姫「会えて嬉しいです」
従者「…何故姫が生き返ったのでしょうか」
王子「これを見てごらん」
ガラスの棺を見ると、リンゴの欠片が落ちていたではありませんか。
何と白雪姫は喉に詰まったリンゴの欠片が外れて生き返ったのです。
王子「従者、姫、この後ゲームする?」
白雪姫「遠慮しておきます。強いじゃないですか」
従者「一対一で戦っても全然勝てる気がしないよ」
三人は家族としていつまでも幸せに暮らしましたとさ。
おしまい
白雪姫…のあ
継母(?)…ふうはや
魔法の鏡…ひなこ
狩人…なおきり
妖精1…ぷちぷち
妖精2…りもこん
妖精3…じゃぱぱ
妖精4…どぬく
妖精5…うり
妖精6…ゆあん
妖精7…シヴァ
王子…かざね
従者…しゅうと
ナレーション…たま
ふうはや「あれっ、俺意外と報われてるな」
ひなこ「役交換しなけりゃよかった」
ふうはや「俺だって交換して欲しくなかったですよ」
のあ「まあまあ…女装のふうはやさんも…その…似合ってたと…思いますよ」
ぷちぷち「何でのあちゃんそんな自信なさげなの」
りもこん「途中でのあさんの本名が出た時はマジでビビりましたよ」
じゃぱぱ「しかもこれ、わざとじゃないらしいからね」
うり「シヴァさん、次からは気を付けてくださいよ」
ゆあん「どぬくがあんなに焦ってたの久しぶりに見たかも」
たま「はー、ナレーション緊張したー」
のあ「お疲れ様です」
どぬく「まあまあ合ってましたよ」
たま「本当ですか!良かったですー」
かざね「白雪姫役引き入れてくれてありがとう」
のあ「大丈夫ですよかざね監督。主役を演じれたのは一生の思い出に残ると思います」
かざね「しゅうともありがとね、時間そんなに無かったのに」
のあ「そういえば、しゅうとさんをさっきまで見かけなかった気がしますが」
しゅうと「俺なんて前半の所一切聞いてないまま、練習無しで本番に移ったからね」
のあ「えぇ…」
最後まで見て頂き誠にありがとうございます。新庄真冬です。
息抜きで書いてみましたがいかがだったでしょうか。
人数の都合上、全員出せなかったのが心苦しいです。
登場人物のヒントなんですが…これが非常に難しくて、色々とハッキリ分かっている(例えば語尾だとかよく使う台詞とか)人なら出しやすいのですが実在している人物は口調がそんなに変わらないのでその辺が苦労しました。
特にうり君とゆあん君が口調が似ているので大変分けにくかったです。
ここら辺であとがきは終わりにしたいと思います。
ありがとうございました。
https://arasuji-m.com/sirayukihime/
https://shin-lehima.com/snow-whi te/
コメント
2件
とっても良かったです