俺らのパレットは4人乗り~孤独から集まるまで~
――俺の人生のキャンバスは、ずっと真っ白で、どこか冷たかった。家族の温もりを知らず、ずっと「孤独」という色の中で生きてきた俺。だけど、15歳の誕生日に届いた一通の手紙が、止まっていた運命を動かす。指定された古いシェアハウスで待っていたのは、顔も、声も、自分にそっくりな3人の少年たちだった。「俺たち、離れ離れにされた四つ子だったんだ――」まとめ役のふうはや、まっすぐで不器用なしゅうと、静かに傷を抱えるりもこん、笑顔の裏に寂しさを隠すかざね。違う場所で、違う孤独を抱えて育ってきた4人。最初はぎこちなかった距離が、不器用な共同生活の中で少しずつ溶けていく。これは、ひとりぼっちだった僕たちが、4人のインクで最高の日常を描き出すまでの、最初のはじまりの物語。「4人乗り」のパレットに、もう孤独な色はいらない。