一回だけの声
※この物語は全てフィクションです
私は爆撃機志望の兵隊を目指す学生
陸軍も、空軍も憧れていて、
覚悟をしていたから迷ったけれど私は爆撃機を志望した。
『蒼木上官!』
今日はようやく訪れた爆撃機操縦訓練の日。
次々と爆撃機の後ろに回る上官は
覚悟すらを破壊する程の強敵だと言う
『お前ら、そんなんじゃ現場で生きてけないぞ〜』
《はい!》
希望の光が差しかかる
団員たちの覚悟の声
この人を境に、戦争は激しくなった
『お前ら、実践の日がやってきた。』
待ち望みはしなかった、
この日を覚悟はしていた
『蒼木上官、行きましょう』
私の勇気は死すらも恐れぬ
操縦を始めて少し
朝凪長辺りに到着した頃
『エンジン故障、不時着します!!』
起こっては欲しくなかった
古い爆撃機だったから薄々可能性はあるって知ってた
運悪くも、敵機2体に撃ち落とされた
機体は空で爆発
ガラスの破片が上官に刺さる
命を落とす直前、上官は言った
お前は、唯一無二の希望の光。
言いつけを守り、お国を守り通す
これがお前らの試練だ
人は簡単に命を落とすもんじゃねぇ
時には覚悟は、命を救うもんだ
胸に刻んだ
上官の死と共に
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