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モブ出てきます

𓂃𓈒𓂂𓏸

「んっ…」

ここどこだ、真っ白い部屋だな

家具ひとつもねぇ

手首とか縛られて全身痛いな

「お、起きたんだ」

何だこの人…めっちゃ優しそうな笑顔だな

それにしても真っ白い部屋に真っ白い服、白が好きなのか?

「それにしても君凄いよねぇ、死んだはずなのに生きてるなんて…なんか薬とか飲まされたのかな、まさかモルモットかな?」

モルモット

人体モルモットのことだろう、あまり耳にしない言葉だ

多分こいつの目的は…

「ごめんだけど、ちょーと実験させてもらうね」

ほらな、まぁ当たり前か

生き返るなんて馬鹿げた話を聞けば誰だって興味を持つなんて猿でもわかる

よーするに此奴の人体モルモットになるという事になる

「…この白い部屋も実験の為?」

「おっと、喋ると思ったら予想外…初めてだよそんな事を最初に言った人は」

なんと俺以外にもいるらしい、なんて悪趣味なんだ

「んー、そうだなぁ…僕の”絵”かな」

「…絵?」

「そうだよ、人間の血って物凄く綺麗なんだ、紅くてそして黒い芸術的だろ?それを何回もぶちまけたら僕の作品の出来上がり」

正直いうと気味が悪い

血が綺麗だなんて1回も思ったことなんてない

芸術的、と言えば芸術的なのだが…

「それに君だって絵を描きたいだろ?」

「ごめんだけど、絵に自信はないんだ」

「そうかい、それは残念…でも大丈夫絵は才能と努力さえあれば誰だって描ける」

これは厄介事になりそうだな

他人事みたいに言ってるけど…

「君には1回本当に死ぬか確かめてみるね」

拳銃を取り出したと思ったら俺の旋毛に当ててきた

「痛いかもだけど、ごめんね?」

バンッ



目を開けたら真っ白い部屋、という訳にも行かず地面には赤い液体

それに赤い服を着た変人にも赤い液体

「凄いや、ちゃーんと戻ってるね!!しかも約5秒」

人付きが良さそうな笑顔

こういう奴が何体もいると考えると鳥肌が止まらない

本っ当に、気色が悪い

「確信したし、本番へ行こうか」

顔は涼しい顔をしてるが、内心焦っている

だって何回も殺されてでもちゃんと生き返るかも確信されていない自分の体に何されるか分からない状態なんだよ?

恐怖しかねぇよ!

「それにしても君、隠すの下手?」

プランプラン手で揺らしているものは蜂楽が念の為にと思ったナイフだった

「いやぁ、銀色のものが後ろにあるなぁとは思ったけど…やっぱりナイフかぁ」

さて、俺は此処から逃げなければならない

この部屋には扉らしきものがない

でも扉はあるはず、手動で開くタイプだと思う

少し凹みがあるからたぶんそこが扉

そこからは凄い距離が空いてるけど…

行ける、拳銃を使ったのでわかったけど体力は少ないはず

汗が出てる

俺はフィジカルには自信ないけど体力ならアイツに勝てる

でも此奴だけとは限らない

助手で2人くらい来るかもしれない、来ないかもしれない

「君ってさ、よく言われない?分かりやすいねって」

「は?」

「空間認識能力が高いのと視力が高いんだね、それは凄い…でも君考え事してる時全部顔に出てるよ?」

母にも言われた言葉「よっちゃんは全部お顔さんに出ちゃうから分かりやすくて可愛いわねぇ」

「大丈夫安心してよ、ここから出ても僕の他にもいるし援護だっている」

全部読まれている…ストーカーかよ

「ストーカーじゃないよ、君ホント面白いね」

ガンッ

「う”っ…!」

「殴ったら約2秒…1番時間がかかる○に方は何かな」

そこから俺の希望、余裕は無くなった


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コメント

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ユーザー

初コメ失礼しますm(_ _)mめっちゃ面白かったです!! 続き楽しみにしてますね!!!!

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