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nmmn注意
ーー夕方ーー
部屋の中にはキーボードを叩く音だけが鳴ってた。
zmはPCと睨めっこ、
shaは、リビングのソファでゴロンと寝転んだまま、チラチラとzmを見ている。
気づいてほしくて、声もかけずにただ見てる
でも。
いつまで経ってもzmはこっち見てくれへん
sha「…はぁ、つまらん」ボソッ
shaは目を細めて、ぼそっと呟く。
zmに届くはずもなく
sha「(今日はハグもないし、キスもない。もう俺、愛されてへんのんちゃう、?)」
視界が歪んできて、自分で抱きしめるように膝を抱える
sha「(…つまらん)」
そう思って、スマホを手に取り、Twitterを開く。
気づけばタイムラインはzm関連の物ばかり
sha「(…ww)」
…つまんないなぁ
ーー夜ーー
晩ご飯もいつもみたいに一緒には食わず、zmは「あとで食うわ」って一言で済まされた。
zmは移動して自室に篭っとる
sha「食欲ないし今日はいいか、」
zmがおらんと口を開く気にもなれへんかった。
ガチャ
sha「zm、?」
zm「…..ん、なに、?」
sha「なんでもない、もう寝るわ。」
そうzmに伝え、自室に向かう。
zmはまたそっけなく返して、PCの前から動かない
ドアを閉めて、shaはベッドに倒れ込む
sha「(…今日、ずっと構ってくれへんかったな…)」
一言でもええから話したかったのに
なんも言ってくれへん。
なんも気づいてくれへん…
shaは布団にもぐり込んで、目を閉じた。
ーー深夜ーー
カチャ…とドアが開く音がして、zmが部屋に入ってきた。
まだ寝付けていなく、寝たふりをする
すると布団をがばっと引っぺがされる
「……ッ寒っ! なにすんねん!」
zmはそのままshaの上に覆いかぶさるようにして、顔をのぞきこんできた。
zm「sha?ごめんな。」
zmが話しかけてくれてた。
今すぐにでも甘えたい。
だけど負けた気がして無視をする。
zm「…sha?拗ねとる?」
sha「…拗ねてへん」
zm「拗ねとるやん。めっちゃムッとした顔しとる。」
sha「…知らん。」
ぷいっと顔をそむけるsha。
zmは「はぁ、」とでかいため息をついて、ぎゅっとその背中に腕を回す。
zm「俺が悪かったって。な? ごめんて。」
sha「別に謝って欲しい訳ちゃうし」
zm「じゃあ何?」
shaはちょっとだけ黙って、顔を隠して、それから小さな声で答える
sha「…ちょっとだけでええから、構ってほしかった。」
zm「!」
そのままshaをぎゅううっと抱きしめて、耳元で囁いた。
zm「お前、アホか。可愛すぎるやろ。」
sha「はッ?」
zm「今日の分ぜんぶまとめて、甘えさせたる。」
zmはそっとshaの唇にキスを落として、
額にも、頬にも、
まるで大事なものを確かめるみたいにゆっくり触れてくる。
zm「お前が寝るって言うて、ひとりでおるん、めっちゃ寂しかってんで? もうちょいだけ起きとってや。」
sha「…しゃーないな。ちょっとだけやで?」
zm「ほな俺の部屋、来い。」
sha「はいはい、甘えたzmくんやなあ。」
なんていって、甘えるのはどちらなのか
そう思いながらも、shaはzmに抱き抱えられる。
そのまま頭を肩に預けて、くすぐったそうに笑った。
zm「相変わらず軽いな」
sha「…うっせ。」
朝、スズメの鳴き声で目を覚ます。
shaはちょっと寝ぼけながらも、ゆっくりとまばたきして、zmの寝顔を見つめる。
いつもは凶悪そうな顔してるのに、今はどこか子供みたいに、安心しきって寝てる。
……昨日、あんなんされたらそら寝るわな
首筋、耳の裏、鎖骨の辺り
じんわり熱をもったままの肌
ちゃんと覚えてる。zm舌の感触も、言葉も。
いろんなことを言われた。
愛してるって、お前しかおらんって、
……。
shaはそっと身をよじって、zmの胸に額をくっつけた。
sha「……起きてへんやんな? ほんまアホみたいやわ、俺」
すると
zm「起きとるけど?」
sha「!!? はあっ!? お前、聞いとったんか!!?」
zmは目を開けて、ニヤァ〜って笑いながら言う。
zm「可愛すぎて、もう一回抱こうか思たわ」
sha「ば、馬鹿かッ!朝からなに言うてんねん…!」
zm「なんや、嫌なんか?」
zmの指がshaの頬にそっと触れて、目を見つめてくる。
sha「ッ嫌なわけあるか…」
zm「かわええなぁ〜?」
zmはそう言って、shaを抱き寄せた。
髪を撫でて、額にキスして、喉元に唇を落とす。
zm「俺にはshaしかおらん。ずっと愛してる」
sha「…しつこい。けど…ありがと」
shaは照れ隠しみたいにzmの胸をポスンと叩いた。