もうすぐで、秋になる。
僕は結局、DEATH NOTEを使う道を選んだことが正解だったのかどうか、それすらもわからなくなった。
あの時、ただただ竜崎、いやLが邪魔で仕方なかった。だから、殺した。レムを使って殺した
邪魔だったから、その理由だけで殺した。
たくさんの犯罪者を殺してきたが、Lのようになんの罪も無いものを殺すのは、FBIでもう試したから、別になんとも思わなかった。
でも、あの時Lを殺したとき、Lの体温が無くなっていく瞬間、Lが僕に見せた最後の表情を見せたとき。冷たくなったLを抱き抱えたとき。
僕は、何かの感情があった。
捨て去ったはずの、感情が僕のなかに。
あの瞬間に。
「はぁっ!」
そして今日も朝が来る。
彼奴のいない世界での、朝が来る。
何事もなかったかのように通りすがる人々は いつも通り、を送る。
そして、僕もいつも通り新世界の神になるために人を殺める。
いないはずの彼奴の影を探して。背中を探して
行き着くのは、天国でも地獄でもないのに
Lが倒れたとき、月が抱き抱えてるのは、本当に発狂するところだった。
コメント
4件
本当に月がこんな事思ってたらいいな…素敵な作品ありがとうございます!