テラーノベル
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「隼人君の付けたかった場所とは違うかもしれないけど、それでも良ければ……」
「え、由夏さん自分の言ってる意味分かってます!?」
立ち上がってキッチンへ移動しようとしていた隼人君だったけど、私の言葉を聞いて再び目の前に座り直した。
戸惑いながらも真っ直ぐ見つめられたので、恥ずかしさが膨れ上がる。
あれ、手首だとおかしかったのかな。
だからと言って首筋や胸元はハードルが高すぎる。
「い、嫌なら別にいいよ」
「嫌なわけないじゃないですか!さっきだって、由夏さんが指定した場所に付けようと思ってたんですから」
「じゃあ、どうぞ!」
勢いよく左腕を差し出すと、隼人君の手が私の手に触れた。それだけでビクッと反応してしまったので手がすぐに離れる。
「やっぱりやめておきましょうか。無理することないですよ。その気持ちだけでも嬉しいです」
安東アオ
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#オフィスラブ
泉屋乃苺
890
夏目萌*優しい彼~コミカライズ
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コメント
1件
第432話読みました!おお、由夏さんが自分から「付ける場所」を提案するって、すごい進展じゃないですか。手首を差し出すシーンのソワソワ感、めちゃくちゃ伝わってきました。「あれ、手首だとおかしかったのかな」って内心でパニックになってるところ、可愛すぎます……。隼人君も「嫌なわけない」って即答するところが男前で、でも由夏さんの反応見てすぐ「やめとく?」って引き加減に入るところもお互いを思いやっててじーんとしました。このふたりの距離感、じわじわ縮まってて尊いです。焦らずゆっくりでいいから、この空気感を大事に紡いでほしいなあ。