テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
11,213
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
歪んだ愛情を真正面からぶつけられた私は、歯を食いしばってなんとかその目を睨み返す。
脳裏にはアラスターの、ホテルのみんなの笑顔がよぎって。
そして彼の思い通りになるということは、それを全て失うということで。
〇〇「絶対に、嫌よ・・・!!」
〇〇「私はもう、二度と・・・みんなを傷つけたりしない!!」
キッとヴォックスを見据え、はっきりとそう告げる。
面と向かって刃向かう私に一瞬だけその目が見開かれるが、
それはすぐさま、加虐的な笑みへと変貌した。
ヴォックス「ビッチが・・・・・・誰に向かって言ってンだ・・・あ”ぁ!?」
〇〇「っ・・・・・・い”ッ・・・!」
大きな手に二の腕を掴まれ、力任せに投げ飛ばされる。
半端じゃない力の差になすすべもなく、強かに背中を壁へと打ち付ける羽目になった。
(っ・・・負けるもんか・・・・・・!!)
悲鳴を上げる全身に鞭を打ち、近づいてくるヴォックスを見上げる。
―――すると、部屋の隅の暗がりに何か違和感を覚えた。
(・・・・・・まさか・・・・・・)
一縷の望みを掛け、その暗がりへと向かって床を這う。
ヴォックス「おいおい、逃げられるわけないだろう・・・」
ヴォックス「・・・逃がすわけがないだろう?」
ヴォックス「そうだ惨めに這いつくばえ・・・逃げ惑い、恐怖しろ!」
ヴォックス「お前にはその姿が一番合ってんだよ・・・!!」
〇〇「!!―――ッ・・・!」
部屋の隅へと辿り着いたその瞬間、
体中にヴォックスのケーブルが巻き付き、あっという間に自由を奪われた。