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最初にお知らせ? です(ラム肉より)

一部名称の変更がありまして、しれっと変わっているので知らせます。

斑鳩先生→ナディア先生

菜雨能力開発センター→トンディア北区能力開発センター

よく考えたら王立セルヴィア学園だのに日本名多いと世界観壊れまくりだなと思いました。

多分名称変えた後から読んでる人は? って感じだと思いますがお許しください。

以下、本編です。


キーンコーンカーンコーン

キーンコーンカーンコーン

前後で音程の違うチャイムが鳴った。授業開始十五分前の予鈴だった。

「やば」

正直言って、蒼真に構っている時間はなかった。

授業は二種類あり、今日は自分の所属するグループ──僕の場合、特別能力開発初級クラスで授業がある。

また、木製のドアを開けた。

「おう、入間も来たな。出席取るぞ」

やっぱり、身長に似合わない台詞だ。

「三田」

「はいはーい」

「シャ⋯⋯ささみ」

「はい」

「んで、入間」

「は、はい」

出席を取り終わったとき、三田⋯⋯さんが、声を挙げた。

「てか、出席要らなくない? みりゃ分かるでしょ」

「あたしゃあねぇ、教師気分を味わいたいんだよ」

教師気分? と思っていると、隣の席である三田さんが耳打ちしてきた。

「ナディア先生、教師一発目でここに当たったからさぁ⋯⋯まあいいんじゃん?」

ナディア先生の顔が一瞬むすっとした気がした。

「入間は⋯⋯まだ自分の能力に正式な名前をつけていないな」

ああ確かに、と思った。

「故、今からつけてもらおう」

と言って、ナディア先生は先生用の高い椅子から、んしょ、と言って降り、僕にワークシートを渡した。

「そこに、まずは自分の名前と能力の概要を書いてくれ」

ワークシートに記入を終え、提出する。

「うむ。確認した。今回の授業では、これを皆で共有し、名前をつける。そのあとは時間いっぱい能力訓練だな」

「どんな能力なの?」

三田さんはよく絡んでくるな、と思う。

「やー、なんか、遠くにあるものを動かせる⋯⋯的な感じです」

「え、すげーじゃんそれ⋯⋯てかなんかおれのと似てんね」

似てるとは、どういうことだろうか。

「三田さんのはどんななんですか?」

「おれのはねー、『お天道様の言う通り』って名前つけたんだけど⋯⋯天気操れんのさ」

「三田さんのがすごいじゃないですか!」

「えーでも、入間くんのは世界変えられるし。ほら、太陽とか動かせばさ」

多分、三田さんは発想力がすごいんだな。

「ねえ、私も話していい?」

反対側の隣から、落ち着いたトーンでささみさんが話しかけてきた。

こうやって近くで見ると、明らかに日本人ではない。この辺りの人なのだろうか。


(変なところで終わるのですが、ちなみに席は横並びにささみ、入間、三田の順番です)

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