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朝 目 が 覚める と 、 いつも の 天井 が 見えた 。 俺 は 体 を 起こし 、 日付 を 確認 する 。
… 何度 見ても 、 昨日 の 日付 と 同じ 。
あ ~ あ 、 また か 。 ここ 最近 、 日付 が 一向 に 変わる 様子 が ない 。 俺 何か した っけ 。
この 日付 は 、 俺 と 桃 が 遊園地 で デート する って 予定 に なってた ん だ が … そろ ゞ もう 飽きて きた 。
困った こと に 、 桃 は 毎日 記憶 が 飛んで いる の か 、 全部 初見 の 反応 を する 。
周り の 奴ら も 、 誰 も 記憶 が 続いて いる 様子 が ない 。
え 、 俺 だけ ? 俺 が 世界 の バグ だったり しちゃう ?
「 あ 、 やべ 、 早く 準備 しなきゃ … 」
この 世界 で 分かった こと は 、 どう 足掻いても 、 1日 目 ( まあ 同じ 日付 な の だ が ) と 同じ 結末 に なる らしい 。 変わった こと を して みても 、 必ず 軌道 修正 される 。
昨日 は 確か …
「 桃 、 」
「 何 、 赫 ? 」
「 お化け屋敷 行こ 、 」
「 … 珍しい ね 、 赫 が そんな こと 言う なんて … 」
「 たま に は 良い だ ろ 、 」
「 良い よ 、 行って みよ ? 」
「 … 改修 工事 … ? 」
「 … やって ない みたい だ ね … 」
「 何 だ よ … 」
まあ こう して 助かった 訳 だ が 。 どう に か ここ から 抜け出す 方法 を 毎日 ( ? ) 探して いる 。
「 そろ ゞ 出る か 、 遅刻 しても 何 も 変わらなかった し な 。 」
何 より 、 桃 に 悲しい 顔 は させたく ない 。
俺 は 家 を 出て 、 待ち合わせ 場所 に 向かった 。
「 桃 、 」
「 赫 … ! 」
桃 は ここ で 必ず 俺 に 抱きつく 。
「 えへへ 、 会いたかった … ! 」
「 俺 も 、 楽しみ に してた 。 」
「 赫 、 今日 の 服 、 すっごく 似合ってる ! 」
「 桃 も 、 それ 俺 が 買った やつ だ ろ ? めっちゃ 可愛い 、 」
「 ほんと に ? 嬉しい 、 」
「 早く 行こ 、 」
「 うん っ ! 」