テラーノベル
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夜の空気は冷たかった。
イヤホンを片耳だけ外して、
さっきの元貴の声がまだ耳に残ってる。
「また明日」
ちゃんと言えた。
ちゃんと笑えた。
それだけで今日は満点だと思ってた。
信号機の青が光って、
何も考えずに1歩踏み出した。
横から、白く強く光った何かが突進してきた。
ドォ”ォッンっ!”
若)「い”っ”っ…!”」
音が遅れてきて、
体が空中にふわっと浮いた。
倒れた僕の目に見えた空がやけに綺麗。
街の音がどんどん遠ざかっていって。
あぁ〜、今元貴何してるんだろ。
まだ駅にいるのかな、
さっき手振った時、
元貴の顔、少し寂しそうだった。
呼び止めてくれた声、
ちゃんと聞こえてたよ。
振り返らなかったの、
後悔してないって言ったら、嘘になるけど。
息が浅い。
体が重い。
このままずっと眠るのかな、
ねぇ、元貴、
「また明日」って、
約束じゃなくて、願いだったんだ。
守れなくて、ごめん、
でも、今日一緒に笑えたのは本当だから、
あぁ、元貴、言いたいんだ、最後に、
若)「…も”っ…きぃ”っ…”泣」
コメント
9件
えぇぇ、、若井さん死んじゃうのぉぉぉ…?!悲しみ😢😢
いやああああああああああああ(泣)
若井さぁぁぁん!😭😭 死なないでぇぇ!!😭