■
こんばんは、アヌです。
今回は過去作を参考に書きました。
小説苦手な人でも良ければ読んでいってくださると嬉しいです。
【注意喚起】
・ご本人様方とは一切関係ありません。
・二次創作
・キャラ、口調迷子あり(定期
・人によっては理解しがたい文章あり
・グロ表現あり
・能力、人外パロあり
・苦手な方は↺
では、物語をお楽しみください。
■
それはとある街の一角、__
ピッ__
『5月××日、〇〇帳にて布で包まれた状態の男性の◆体が見つかり、警察が調べたところ何者かに腹部を数箇所刺された後が残り、首には圧迫した跡が残されていました。』
暗い部屋の中、ソファで脱力しながらモニターを見ているのに光の入らない霞んだ黒色。
ガチャリと扉が音を立て開く。
「お早う御座います。”坊っちゃん”」
カーテンが勢いよく開かれ、遮断していた太陽の光がが部屋の中に差し込む。
瞬時的に、黒色はそれを拒むように大きく細められた。
「また余計な□生をして…」
呆れたように鼻を鳴らす白髪交じりの男は、なんとか光を見ないようにとソファの上に丸まった彼を見下ろす。
男は物語の中に生きる”執事”の格好をそつなく着こなしていた。
モニターに映るアナウンサーが口を開く。
『◆因は未だ判明しておりません。尚、警察は捜査本部を設置し、◆人・◆体遺棄事件として捜査を進めていま』ピッ__
画面が突如沈黙する。
「…なに?」
ソファの手掛部分に頭を乗せた藍色が下から覗く。
まるで生気を感じないその瞳を持つ顔に一通の封筒が置かれた。
「…なにこれ」
顔に紙を乗せたまま話す彼。
「仕事です」
端的に言葉をまとめる執事に、彼は気怠げに重い体を起き上がらせ封筒の口を破る。
異常に重力がかかっていそうな彼の行動に執事は溜息を漏らしてしまう。しかし、彼がその仕草を隠そうとする事は無かった。
ペラッ_
「今回のように後始末を面倒がられてしまっては、いつ貴方様の正体が世に回ってしまってもおかしくありません」
取り出した手紙を読みながら書斎に向かう彼。
その背中を小言を呟きながら執事がついていく。
「大体、仕事をした後に直帰すると約束したのは貴方でしょう」
彼の足が止まる。
「…任務は”してやってる”んだからいいでしょ?」
圧…とでも言おうか。
彼はそれを向けたが、執事の表情は変化しない。
「回ってくる任務はすべて”貴方の為になるものだ”と、ご両親様から用意されたものです」
「頼んだ覚えは無いけどね」
大きく幅の取られた黒の机に手紙を置き、掛けてあった黒色のコートを手に取る。
ソファで寝転んでいたにも関わらずシワ1つ出来ていない白いカッターシャツに黒色のベスト、黒に染まるスーツパンツに先程手に取ったそれを羽織る。
どれだけ立派な格好をしても、彼の場合、目が■んでいるせいか見違えない。
「…残念ですね」
と執事が肩を落とす。
「どうせ変装するかいーの」
と子供のように返事をする彼。
重い音を立てて、鉄扉の玄関が開かれる。
「そんじゃ、行ってきまーす」
→♡3000
コメント
13件
うぉおお執事系きたあ!今回はどんな物語なんだろ、、次も楽しみに待ています🥰
なんかもう面白そう‼️ 色んな考察ができる...