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次の日の午後
いつもは言われなくても早めに出ていたが、どうしても気分が乗らずにいつもより遅めに家を出た
葛葉さんの家に着くと彼は不機嫌そうに俺を出迎える
「‥‥ごめんなさい、遅くなりました」
「何で早く来ねぇんだよ」
「用事でもありましたか?だったら日を改めて‥‥」
「帰すかよ‥‥早く入れ」
「‥‥‥‥‥‥」
いつもと違う雰囲気を感じ取りながらも、気付かないフリをして部屋に入る
随分と忙しかったから殺気立っているのかもしれない
いつも以上に逆らわない様にした方が賢明に思えた
そうわかっていたのに‥‥
「早く服脱げよ」
「えっ‥‥ここで?」
「‥‥‥‥‥‥」
いつもなら締め切ったカーテンの寝室へ連れて行かれるのに、まだ明るいリビングでそう言われた
俺は振り向いて葛葉さんを見る
「‥‥脱げって」
「でも‥‥」
「たまには良いじゃん。もうお前の体は見慣れてる」
「それはっ‥‥でも‥‥」
「‥‥‥‥‥‥」
鋭い目つきで葛葉さんが俺を射抜く
そしてツカツカと俺の前まで来ると俺の頭に手を伸ばし、頭を押さえつけると強引にキスをして来た
俺は思わず身体に力が入り、口を固く閉ざしてしまった
「‥‥俺としたくないって?」
「違っ‥‥ごめんなさい!そうじゃなくて」
葛葉さんがスマホを取り出し誰かに電話をかけ始める
俺は何が起きたのかわからずにただそれを見つめた
「‥‥俺だけど、ここ数日小柳が誰と会ってたか今すぐ調べてくんね?わかったら速攻で教えてよ」
「く、葛葉さん⁈」
スマホを切ると葛葉さんは俺の服を脱がし始めた
「葛葉さん!待ってください、何で急にそんな電話‥‥」
「だったらお前が教えてくれんの?誰と居たのか」
「俺は誰とも‥‥」
「お前が言わなくてもどうせバレるけど?」
「何で‥‥俺が誰と居ても葛葉さんには関係が‥‥」
「関係ないって?お前は俺の所有物なんだから。小柳が誰と会ってるのか知りたいだけだけど?」
「しっ‥‥仕事であってただけですから」
「誰と仕事で会ってたって?」
「‥‥‥‥‥‥」
「仕事で会ってたのに教えられないのは何なの?」
まだ明るい日差しの中
葛葉さんが俺を冷たい眼差しで見下ろす
俺は恐怖でそれ以上言葉を紡げなかった
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珈琲
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コメント
4件
おお〜第10話、一気に空気変わったね…!💦 いつもと違う雰囲気で、明るいリビングで「脱げ」って命令するところ、めっちゃ怖かった…。しかもスマホ取り出して「誰と会ったか調べて」って電話までするの、支配感がヤバいよ😭「所有物」発言も重いし、小柳くんが恐怖で言葉を紡げなくなるシーン、すごく伝わった…。 この緊張感、次どうなるのか気になりすぎる…!続き楽しみにしてるよ〜🌸