テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
修学旅行が終わった。
7月になり、今度は球技大会に向けての練習が始まった。
「つ、疲れるっての…」
体育祭に続き、厳しい練習で、クラスメイトは、ばてていた。
「扱きすぎ…」
「本当だよ……」
体育着のまま、机に寝そべる。
「つ、冷たくて、いいね……」
「気持ち〜」
「海莉……」
暗い表情で、朝井が声をかけてきた。
「?何?」
「……あのさぁ…」
不思議なことに、朝井がオドオドとしている。
「うん」
「まだ、隠し続けるの?」
「……」
「そろそろさ…」
「ごめん、もうちょっと……後、少しでいいから……」
「わかった…」
(後、少しって?後、何日?何ヶ月?何年?)
萌田と別れた後、朝井は自問自答を繰り返していた。
「桃瀬〜俺もう疲れた〜」
「おい…くっついてくんな、暑苦しい…」
「そんな事言うなよ〜」
「邪魔くさい……」
「酷い…ん?」
保住が、急にこちらをじっと見つめてくる。
「んだよ…」
「おまえ、顔赤いぞ?」
「は?」
(今日は恥をかくような事してないし…)
「さ、さっきので少しバテたんだよ」
「そうか〜、なんかあったら言えよ〜」
「どもども…」
(熱…じゃねえよな…)
「38度2部…晴翔、明日休みな」
「ガチか…」
「晴兄大丈夫?」
「うん…」
(大丈夫な訳ねえだろーー!)
弟の裕翔が部屋を出て行った後、桃瀬はスマホを開いた。
そしてLINEを開いた。
↓会話(チャット)
桃瀬「保住、明日学校休む」
保住「はぁ!?ヽ( ̄д ̄;)」
保住「意味不明!意味不明!サイテー!サイテー!!」
桃瀬「熱出た」
保住「馬鹿は風邪をひかないぞ!」
桃瀬「馬鹿はおまえだろ」
保住「酷い( ; ; )!」
桃瀬「て事だ。明日休むから、頑張れよ」
保住「ヤナコッタ、俺も休むもん!」
桃瀬「ご勝手にどーぞ」
保住「そろそろ終わるわ、明日来いよ!じゃあな!また明日!」
「だから風邪ひいたんだっての…」
まったくと言いながら、もう保住が見ていないLINEに、メッセージを送信して、眠りについた。