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毎日自問自答の日々を過したオレは
さすがに精神を病んできた…
オレもニェンたちみたいになるのかな…
それだけは嫌だな…
でもランダルは好きだ…
なんてな。
こう思う時点でもう救いようなんてとっくにないのかもしれない
死んでもあいつらみたいにはなりたくないとは思う
まぁ死ねないんだが。
いや、ワンチャンあいつがいない所でだったら死ねるのでは?
直される危険が無いからな
よしそれだ。
今度一か八かやってみよう。
●『あの…』
あ、ニョンだ
●『ちょっとだけ…お話しませんか…?』
そう言われてオレは、暇だしちょっとだけならいいだろうと思いニョンと話し始めた
●『…セバスチャンさんには辛いですよね。ここの生活…。 』
『まぁ…そうだな』
●『私も慣れるまですごく時間がかかりました…』
つまり何が言いたいんだ…??
●『できることなら…逃がしてあげたいんですが…私の立場じゃなかなかできなくて…』
●『ラットマンとかだったらすぐ逃がせるんですけど…』
「その気持ちだけで十分嬉しいよ…」
●『私はこの家の抜け道を教えることくらいしか…』
「抜け道?!」
●『はい。ラットマンたちが結構昔に作ったのをずっと埋めてなくて…』
「それってどこにある?!」
●『あ、えと…あそこです。』
「ありがとうニョン!お前は命の恩人だ!」
●『えっ、あ…セバスチャンさ…』
オレは聞く暇もなく飛び出した
久しぶりに見る外の世界…
だがそこは木々が多く生えていて、オマケに上を見上げれば曇天が広がっていた…
なんか…不吉…
ま、ともかく出られたわけだし、さっさとこんなとこ逃げ出そう。