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#バウムクーヘンエンド
まぅ。
31
ジュンブラですねぇ…。(半月遅れ)
私の仲良く(?)させて頂いてるまぅさんという方が居るんですけど、その方が考えたストーリーが良すぎて。
お借りさせて頂きました(許可取ってます!)
ATTENTION⚠
・学カル
・渚カル
・学⇒←←←業←←←←←←渚
・学カル両片思い
・バウムクーヘンエンド?
・報われません
・成人済み
・🔞なし
・スッキリとした終わり方ではありません
カルマ君→『』
渚君→「」
浅野君→〈〉
『久しぶりだね、浅野クン。』
〈あぁ、久しぶり。ちゃんと来てくれたんだね。君の事だから来ないと思っていたよ。〉
『からかわないでくれる?俺だって結婚式の招待状貰ったら流石に行くし。』
〈ははっ、そうだな。〉
『…幸せそうじゃん。』
〈? あぁ、幸せだ。〉
『…そっか。良かったじゃん。』
〈あぁ。ありがとう。〉
昔と変わらない、笑ってる顔。
いや、昔から変わってないのは俺の想いも一緒か。
なんで伝えようと思わなかったんだろう。
俺は案外馬鹿なのかもしれない。
新婦が入場する。
浅野クンに愛されている彼女はどれほど幸せ者なんだろ。
あーあ、来なきゃ良かった。
そしたら浅野クンが他の人と愛を誓うトコなんて見なくて済んだのに。
披露宴。
浅野クンは、親、親戚、相手の親、相手の親戚、友人…色んな人に囲まれていて幸せそうだった。
こう見ると、やはり他人の物になってしまったんだと実感が湧く。
そんな実感、一生湧かなくてもいいのに。
そんなとき、浅野クンがこちらを向く。
こちらの存在に気が付いたようだ。
ゆっくりとこちらにやってくる。
〈すまない、呼んだのは僕なのに放置してしまった。〉
『別にいーよ。人気者だね、浅野クン?笑』
〈そういうところ、本当に変わらないな。〉
『んー?なんのことー?』
諦めたように軽く笑う。
これからはこの笑顔もお嫁さんに見せていくのだろう。
俺だけの笑顔だったのに。
〈でも…本当に来てくれて嬉しいよ。僕にとって君は、初めて恋愛感情を教えてくれた人だったからね。〉
……。待って待って、待ってよ。
今、なんて言った…?
『冗談はそれぐらいにしといた方がいいよー?』
大丈夫かな。
俺、今ちゃんと笑えてるかな。
笑顔は引き攣ってないかな。
〈冗談ではない。俺の初恋の相手は赤羽、君だったよ。勇気が出なくて伝えることは叶わなかったけれど。〉
『、そっ…か……。』
自分でも驚く程に掠れた声。
『俺も…。』(小声
〈ん?何か言ったか?〉
自分の家に帰る。
今朝、既婚者になってしまったとはいえ、想い人に会えるというワクワクで服装をギリギリまで考えていた影響でぐちゃぐちゃのままだ。
無意識に涙が溢れてくる。
抑えようと思ってもとめどなく。
目の中で洪水でも起きているようだった。
視界が滲み、ほんの数十センチ前すらぼやけて見える。
ここまで泣いたのは殺せんせーを殺したとき以来だろうか。
泣き始めて何時間経ったんだろう。
スマホのバイブレーションの通知が鳴る。渚からだ。
[「明日会えない?久しぶりに余裕が出来たから会いたいな、って。」]
俺はぼーっとした頭でスマホを取り、いつの間にか約束を取り付けていた。
今はただ少しでも気を紛らわしたかった。
こんなに泣いてたら泣き跡残っちゃうかな。
【ここから渚カル】
指定された居酒屋で渚の姿を探す。
その特徴的な水色の髪のおかげで案外すぐ見つけることが出来た。
「あ、カルマ!久しぶり!元気にしてた?」
『久しぶり。』
「えへへっ、こうやってカルマと居ると中学時代を思い出すね!」
中学時代。その単語に胸がズキリと痛む。
今からでも過去に戻る方法は無いのだろうか。
「? カルマ?何かあったの?」
その声にハッとする。
あの渚にも分かるほど顔に出ていたのだろう。
『別に…なんもない…。』
「そっか…。でもすっごく寂しそうな顔してたから。」
流石に数年来の友人には誤魔化せなかった。
あれ…おかしいな…。視界が滲んで…。
「カルマ、泣きたいときは泣いていいんだよ…?」
その言葉にダムが崩壊した。
普段ならこんなことは無いだろう。
弱りきった心にすっと広がって溶けていった。
泣いちゃ駄目だって思うのに比例して涙の量はどんどん増えていく。
渚はずっと無言で頭を撫でてくれた。
「何があったのかは知らないけどさ、今知り合いは僕しか居ないんだから思う存分泣きな?」
『っ…、ぐす…っ。』
詮索してこない所も渚らしい。
人の温もりとは時に物凄く欲しくなるようで。
普段ならとっくに振り払っているその言葉も行為も、今はただ優しい行為として受け止めている自分に驚いた。
『実はさぁ…っ。』
「うん。」
普段なら絶対こんなこと打ち明けないのに。
今日は色々とおかしいな。
そんな中でも渚は黙って頷いて聞いててくれる。
その行為がどれだけ良かったことか。
「そっか…辛かったね。」
『ぐす…っ、ごめん…せっかく久しぶりに会えたのに…。』
「大丈夫だよ。あのカルマが悩みを吐き出してくれただけで嬉しいから。」
コイツは俺をなんだと思ってるんだ。
実際そうだから何とも言えないのが腹立たしい。
「ねぇ、カルマ。今の話を聞いた上で相談があるんだけど。」
『…?何…。』
「僕と付き合ってみない?」
渚視点
「僕と付き合ってみない?」
そう言うと君は大きく目を見開いた。
そうだよね。さっきまで失恋の相談してたんだから。
「ごめんね。自己中で。」
『っ、そんな事ない…!』
君は優しいね。
だからこそ危険なんだよ?
僕みたいな輩はそんな優しい所に漬け込んじゃうんだから。
「実は僕も中学の頃から好きだったんだ。」
『…え?』
いつも好きって気持ちを隠すのに全力集中してたから気づかなかったでしょ?
そのせいで他の感情が漏れ出しがちになって、烏間先生や殺せんせーに読まれちゃったのはいい思い出だな。
「浅野君なんかよりずっと幸せにしてあげるから。お願い。」
知ってるよ。
君が僕の「お願い」に弱いってこと。
『…。』
黙って君は頷いた。作戦通り。
あぁ…これでやっと君は僕の物になったんだね。
カルマ視点
正直言って驚いた…けど。
今はどうしても心の支えが欲しかったから。
渚&カルマ視点
ごめんね、渚。/カルマ。
精神安定剤にして。/僕の欲望のために騙して。
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