テラーノベル
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らすく
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※あくまで二次創作!苦手な方はここてまストップ!
🤍🌙:つき
🩵:てん
🩷🎀:みら
つき目線:
スマホの画面を眺めながら、何度もため息をついた。グループを抜けてから、てんとはほとんど連絡を取っていなかった。正確には、取れなかった。向こうも忙しいだろうし、元メンバーがいつまでも連絡を取るのはよくないと思っていた。でも、みらの顔を見るたびにてんのことを思い出していた。あのグループに残っている、数少ない昔からの仲間。とあとめあはニコイチで、うみとそうもペアでてんだけがどこにも属していないことを、俺は知っていた。知っていたから、余計に連絡できなかった。
でも、あの日。なんとなく、空気が違った。みらが
🩷🎀「てんのこと気になってるんでしょ」
と笑ったから、違うと否定したけど否定しきれなかった。結局、夜になってLINEを送った。
🤍🌙『今度会える〜?』
送ってから、後悔した。何を話すつもりなんだろう。元メンバーとして、今のグループの話を聞くのは辛いかもしれない。でも、送信ボタンを押した後すぐに既読がついて、返事が来た。
🩵『いいよー!いつにする?』
その一言で、なんだか安心した。てんは変わってない。相変わらずだ。
待ち合わせの日。俺は少し早く着いて、てんを待っていた。来るかなと不安になった頃、てんが現れた。変わらない笑顔で、俺に手を振る。その瞬間胸の奥が少し痛くなった。会いたかったんだ、俺は。
カフェに行って、服を見て、ご飯を食べた。てんは相変わらずよく喋る。グループの話、最近の話どうでもいい話。でも、どこか元気がないように見えた。気のせいかもしれないけど、俺にはわかった。だって昔から見てきたから。
🤍🌙「最近グループはどう?」
何気なく聞いた。てんは少し黙って、それからぽつりぽつりと話し始めた。自分の立ち位置がないこと、ペアのイメージがないことみんなの中に自分だけが浮いているような気がすること。その言葉を聞きながら、俺は胸が締め付けられる思いだった。俺が抜けたからだ。俺とみらが抜けたから、てんはあのグループで一人になってしまった。責任を感じた。同時に、どうしようもない苛立ちもあった。俺がいたって、てんの隣にいることはできなかったのに。
🤍🌙「じゃあ〜、自分にしとく?」
冗談のつもりだった。でも、言ってから心臓がうるさくなった。てんが驚いた顔をして、それから照れたように笑う。その顔を見て、俺はますます心臓が苦しくなった。なんでこんなこと言ったんだろう。でも、後悔はしていなかった。
コンビニに寄った帰り、てんがひろとらんを見つけた。二人はとても近くて、てんが少し寂しそうな顔をした。俺は何も言わずに、てんの隣を歩いた。そのまま家に誘った。自分でもなぜそんなことを言ったのかわからない。でも、てんとまだ一緒にいたかった。
家に着いて、お酒を飲みながらてんはまたグループの話をした。俺は相槌を打ちながら、てんの顔を見ていた。てんは昔からそうだ。周りのことばかり気にして、自分のことを後回しにする。優しすぎて、損をしている。俺はそれがずっと気になっていた。
🤍🌙「てん、こっち向いて」
気づいたらそう言っていた。てんがこっちを向く。近い。距離が近すぎて、自分の心臓の音が聞こえるかと思った。
🤍🌙「俺で練習する?」
何を言ってるんだろうと思った。でも、口が勝手に動いていた。てんが戸惑っている。当然だ。でも、俺は止まれなかった。だっててんが悩んでいるのを聞いて、放っておけなかったから。それだけじゃない。てんに触れたかった。ずっと、触れたかった。
キスをした。最初は軽く。でも、何度も重ねるうちにどんどん深くなっていく。てんの唇が柔らかくて、少しだけ酒の味がした。てんの手が俺の背中に回って、ぎゅっと掴まれる。その強さに、俺は少しだけ泣きそうになった。嬉しかった。てんが、俺を求めているような気がしたから。
🩵「っ、つき、」
🤍🌙「ん、」
🩵「ずるいよこんなの」
🤍🌙「ふふ、てんがそういうこと言うんだ」
🩵「つき、前からこういうの考えてた?」
🤍🌙「まさか、今思いついた」
嘘だ。前から考えてた。てんとどうにかしたいと、ずっと思っていた。でも言えなかった。だって、俺は元メンバーでてんは現役で。立場が違いすぎる。でも、今はそんなことどうでもよかった。
🩵「うそつき」
🤍🌙「ほんとだよ。でも、てんが悩んでるの聞いてたらなんか放っておけなくなった」
🩵「それって、」
🤍🌙「さぁ、なんだと思う?」
🩵「ずるい、」
🤍🌙「てんが可愛いからだよ」
そのままソファにもつれ込んで、てんの髪を指に絡める。てんの体温が近くて、心臓の音がうるさくてでも離れたくなくて。てんが俺の名前を呼ぶたびに、胸の奥がぎゅっとなる。これはきっと、練習とかそういうのじゃない。本気だ。でも、てんはどう思っているんだろう。
🩵「つき、」
🤍🌙「なぁに」
🩵「もっと、、」
てんがそう言って口を近づけてきたから、俺は指で塞いだ。これ以上したら、止まれなくなる。だって俺はてんを大切にしたいから。傷つけたくないから。
🤍🌙「だぁめ」
🩵「な、なんで」
🤍🌙「徐々に慣らさないと、今日はここまで」
🩵「ん〜、」
🤍🌙「ほら、今日はもう寝るよ」
🩵「はぁい」
🤍🌙「てんのお布団は〜こっち」
🩵「えっ同じ部屋?」
🤍🌙「やだ?」
🩵「いや〜、」
🤍🌙「じゃあいいねw」
隣の部屋に通して同じベッドに入った。てんが緊張しているのがわかって、可愛かった。頭を撫でておやすみと言った。てんが寝息を立て始めてから、俺は天井を見つめて考えた。これからどうしよう。てんのことが好きだ。でも、俺は元メンバーでてんは現役で。もし関係がバレたら、てんが困る。俺が近くにいることで、てんの立場が悪くなるかもしれない。でも、離れたくない。
翌朝、てんを駅まで送って、家に帰る道でLINEを送った。
🤍🌙『昨日はありがとね、またいつでもおいで』
🩵『うんありがとう』
🤍🌙『てんはいつでも頼っていいからね。周りのことばっかじゃなくて自分のことも大事にしなよ』
送ってから、少し後悔した。これじゃあただの友達みたいだ。でも、それ以上を求めるのはわがままかもしれない。てんは、あのグループでこれからもやっていかなきゃいけない。俺が邪魔をしちゃいけない。
数日後、てんから連絡が来た。
🩵『次の休み空いてる?』
🤍🌙『空いてるよ!どうしたの?』
🩵『会いたい』
その一言で、俺の心臓は跳ねた。会いたい。てんからそんな言葉を言われるなんて思っていなかった。嬉しかった。でも、同時に怖かった。これ以上近づいたら、戻れなくなる。でも会いたい気持ちの方が強かった。
🤍🌙『うん。俺も会いたい』
次の休み、待ち合わせ場所に着くとてんが先にいた。俺より早く来るなんて珍しい。てんは昨日のLINEを読み返しているのか、スマホを見ていた。その横顔が、なんだかいつもより大人びて見えた。
🤍🌙「お待たせ、早いね」
🩵「うん、ちょっと早く来すぎた」
🤍🌙「ふふ、なんで」
🩵「……わかんない」
🤍🌙「そっか」
🩵「今日のつき、なんか大人っぽいね」
🤍🌙「そお?」
🩵「うん、なんか見蕩れちゃう、」
🤍🌙「っ、、ありがとう」
てんがそんなことを言うから顔が熱くなった。俺はてんの隣に並んで、今日はどこに行こうかと考えた。でも、てんが言った。
🩵「つきの家行きたい」
🤍🌙「いいけど、なんで?」
🩵「んん、いわせないで」
🤍🌙「wいいよ」
家に着いて、酒を飲みながらてんはいつもより甘えてきた。膝に顔を置いて、つきぃと何度も呼ぶ。その声が可愛くて、でも危険で。てんが「練習の続きしてぇ?」と言った時、俺は止めようと思った。でもてんは酔っているようで、でも本気のようにも見えた。
🤍🌙「てん、酔ってるでしょw」
🩵「酔ってないも〜ん」
🤍🌙「酔ってるよw明日絶対覚えてないよw」
🩵「覚えてるもん、でも今日は俺からしたいのぉ」
🤍🌙「ん〜、風呂場借りる?w」
🩵「つきのえっちぃ」
🤍🌙「どっちがw」
てんがキスをしようとしてきたから、俺は拒んだ。だってちゃんと聞きたかったから。酔った勢いじゃなくて、本気で俺を求めているのかどうか。
🤍🌙「ちゃんと可愛くお願いして?」
🩵「なにその条件」
🤍🌙「ほら早く」
🩵「つきぃちゅーして?」
🤍🌙「可愛い、、」
俺からキスをした。てんが首に手を回して、俺の背中に手を回して。キスはどんどん深くなって、てんの舌が俺の唇をなぞる。応えるように口を開くと、お互いの呼吸が混ざってどっちのものかわからなくなる。てんの手が俺のシャツの中に入って、背中を撫でる。俺はてんの髪を掴んで離さないようにした。このままだと、止まれなくなる。でもてんが本気かどうか、確認しなきゃいけない。
🩵「んっ、つき……」
🤍🌙「てん」
🩵「もっと、」
🤍🌙「だめ」
🩵「なんで」
🤍🌙「てんが本気でそう言ってるのかわかんないから」
🩵「本気だよ」
🤍🌙「酔ってるからでしょ」
🩵「酔ってないってば!」
🤍🌙「じゃあ明日、同じこと言える?」
🩵「……」
🤍🌙「言えないなら今日はここまで」
🩵「わかった、言う」
🤍🌙「そっか」
てんの頭を撫でて少し離れた。てんの顔をじっと見る。てんは、本気なんだろうか。それともただの気の迷いだろうか。でも、どっちにしても俺はてんを守らなきゃいけない。
🤍🌙「てん」
🩵「ん?」
🤍🌙「俺はてんのこと、友達じゃないと思ってるよ」
🩵「えっ」
🤍🌙「でも今はまだ、それ以上にはなれない」
🩵「なんで」
🤍🌙「俺は元メンバーだから。てんのグループにいる人たちと、てんの立場を考えたら俺が近くにいるのはよくないと思う」
🩵「そんなの気にしない」
🤍🌙「てんは気にしなくても、俺が気にする」
てんは何も言えなくなった。俺は続けた。
🤍🌙「だから今日みたいに会うのも、これっきりにしよう」
🩵「え、やだ」
🤍🌙「わがまま言わないの」
🩵「つきこそわがままじゃん」
🤍🌙「そうだね、ごめん」
笑ってみせたけどたぶん無理をしていた。てんにはバレていたかもしれない。でも、これでいいんだ。てんのためには、これが一番いい。てんを帰らせて、一人になった部屋で俺はソファに座り込んだ。てんが座っていた場所は、まだ少し温かかった。目を閉じると、てんの顔が浮かぶ。キスした時の、てんの驚いた顔。甘える時のてんの声。全部、忘れたくない。でも忘れなきゃいけないんだろうか。
スマホを開いててんにLINEを送った。
🤍🌙『ごめんね。今日は楽しかったよ。おやすみ』
すぐに返事が来た。
🩵『うん、おやすみ』
それだけ見てスマホを閉じた。涙が出そうになったけど、我慢した。だって俺が選んだことだから。てんのためを思って選んだことだから。後悔はしてない。でも、少しだけ心のどこかで後悔していた。もし俺が元メンバーじゃなかったら。もしてんが現役じゃなかったら。もし俺たちが普通の関係だったら。そんなことを考えてしまう自分が、情けなかった。
それから数日、てんから連絡は来なかった。当たり前だ。俺が突き放したんだから。でも、寂しかった。てんの声が聞きたかった。てんに会いたかった。でも、我慢した。これでいいんだと何度も自分に言い聞かせた。
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つづく
リクエストなどあったらコメントしてみてください〜😊(ペア名書いて!)
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