テラーノベル
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※あくまで二次創作!苦手な方はここてまストップ!
🤍🌙:つき
🩵:てん
🩷🎀:みら
つき目線:
みらに会った時、みらは俺の顔を見てすぐにわかったらしい。
🩷🎀「てんと何かあったでしょ」
🤍🌙「何もないよw」
🩷🎀「嘘つき。顔に書いてある」
🤍🌙「……」
🩷🎀「つきはさ、昔からそうだよね。自分より人のこと優先して、自分が傷つく方選ぶんだから」
みらの言葉が胸に刺さった。てんに影響されたのか。人の事、いえないじゃん。俺もてんに同じことを思っていたのに。でもそうかもしれない。これが俺の選んだ道だ。てんを守るための道だ。後悔はしてない。してない、はずだった。
でも、夜になって一人でいると、てんのことを考えてしまう。てんが今、何をしているんだろう。グループの誰かと笑っているんだろうか。それとも、一人で悩んでいるんだろうか。俺がいなくても、てんは大丈夫なんだろうか。考え出すと止まらなくて、眠れない夜が続いた。
それでも、時間は過ぎていく。グループの仕事も、みらとの約束も日常は続いていく。てんのいない日常。でも、ふとした瞬間にてんのことを思い出す。コンビニで見かけた、てんが好きそうな飲み物。街で聞こえた、てんが好きだった曲。全部が、てんにつながっている。忘れようとしても、忘れられない。それがつらかった。
俺は、てんのことが好きだ。友達じゃない。でも、今はまだそれ以上にはなれない。てんを守るために。てんの未来のために。いつか、てんが自分の幸せを自分で選べるようになったら。その時まで、俺はこの気持ちをしまっておこうと思う。それが、俺にできるてんへの一番の想いだから。
それから、一週間が経った。てんからの連絡は、まだない。でも俺からも送っていない。送りたい気持ちをぐっと堪えて、毎日を過ごしている。レッスン帰りの電車の中、窓の外を眺めながらてんの顔を思い出す。元気にしてるかな。グループで笑えてるかな。そんなことばかり考えている。
家に帰って、シャワーを浴びてベッドに横になる。スマホを開いて、てんとのLINEを読み返す。『会いたい』『うん。俺も会いたい』。その短いやりとりが、今の俺の支えだった。でも同時に、これが最後のやりとりになるんだろうな、とも思っていた。俺が終わらせたんだから。
ふと、スマホが震えた。画面を見ると、てんからのLINE。
🩵『つき、元気?』
心臓が跳ねた。どうしよう。返事をしようか、迷った。でも無視するわけにはいかない。てんが、俺を気にかけてくれている。それだけで、嬉しかった。
🤍🌙『うん、元気だよ。てんは?』
🩵『俺も元気。あのさ、話したいことがあるんだけど』
🤍🌙『うん、なに?』
『会えないかな。ちゃんと顔を見て話したい』
迷った。会ったら、また気持ちが溢れてしまいそうで。でも、てんがちゃんと話したいと言っている。断る理由はなかった。
🤍🌙『わかった。いつにする?』
🩵『明日、空いてる?』
🤍🌙『空いてるよ』
🩵『じゃあ、前のカフェで』
🤍🌙『うん』
61
らすく
55
待ち合わせの時間まで何度もスマホを見た。てんは、何を話したいんだろう。もしかしたら、グループを辞めたいとか。それとも、俺のことを嫌いになったとか。悪い方にばかり考えてしまう。でも、会わなきゃわからない。そう思って、家を出た。
カフェに着くと、てんはもう来ていた。窓際の席で、俯いている。俺に気づいて顔を上げる。その顔は、少しやつれているように見えた。心配になった。
🤍🌙「お待たせ」
🩵「ううん、俺も今来たとこ」
向かいの席に座る。てんはしばらく黙って、それから口を開いた。
🩵「あのさ、つきが言ったことちゃんと考えた」
🤍🌙「うん」
🩵「つきは、俺の立場とかグループのこととか、そういうのを考えてああ言ったんだよね」
🤍🌙「うん」
🩵「でも、俺は」
てんは一度言葉を切って、俺の目をまっすぐ見た。
🩵「俺は、つきと一緒にいたい。立場とか、グループとかそんなの関係ない。つきが元メンバーでも、俺が現役でもそんなの、俺たちの間には関係ないことだと思う」
その言葉に、俺は息を呑んだ。てんは本気でそう言っている。目が、真剣だった。でも俺は首を振った。
🤍🌙「てん、それはわがままだよ」
🩵「わがままでもいい。俺は、つきが好きだから」
好き。その一言に俺の心臓は止まりそうになった。嬉しかった。でも、同時に怖かった。てんがそんなにまっすぐに俺を想ってくれていることが。でも、だからこそ俺はちゃんとしなきゃいけない。
🤍🌙「てん、俺もてんのことが好きだよ」
てんの目が、少しだけ輝いた。
🤍🌙「でも、だからこそ、今は一緒にはいられない」
🩵「なんで」
🤍🌙「てんが、あのグループでこれからもやっていくって決めたなら、俺が近くにいるのはてんの足枷になる」
🩵「そんなことない」
🤍🌙「あるよ。俺は元メンバーで、グループを抜けた人間だから。俺がてんの相手になったら、周りはなんて言うかわからない。てんが、今まで積み上げてきたものを壊してしまうかもしれない」
🩵「俺はそんなの気にしない」
🤍🌙「俺が気にするの」
てんは黙った。唇を噛んで、俯いた。俺は続けた。
🤍🌙「てんが、グループを辞めてでも俺と一緒にいたいって言うなら、俺は嬉しいよ。でもてんはそういう人じゃないでしょ。グループのことを大事にしているてんを、俺は知ってるから」
てんは顔を上げた。目が少し赤くなっていた。泣くのを我慢しているんだろう。俺も、泣きそうだった。
🩵「つきは、ずるいよ」
🤍🌙「うん、ずるいね」
🩵「俺、つきのこと忘れられないよ」
🤍🌙「俺もだよ」
🩵「じゃあ、なんで」
🤍🌙「てんのためだから」
🩵「そんなの、俺は望んでない」
🤍🌙「わかってる。でも、俺がそうしたいの」
てんは何も言えなくなった。しばらく沈黙が続いた。店の喧騒が、やけに遠くに感じた。やがててんが小さく息を吐いた。
🩵「わかった。つきがそこまで言うなら、俺、頑張るよ。グループでちゃんと自分の場所を見つける。だから、」
てんは俺の目をまっすぐ見て
🩵「その時は、また会ってくれる?」
その言葉に、俺は少しだけ笑った。
🤍🌙「うん。その時は、ちゃんと迎えに行くよ」
🩵「約束だよ」
🤍🌙「うん、約束」
指切りをした。てんの指は少し冷たかった。でも、その冷たさがなぜか心地よかった。店を出て、駅まで歩く。途中てんが言った。
🩵「つき、ありがとう」
🤍🌙「なにが」
🩵「ちゃんと、俺のこと考えてくれて」
🤍🌙「当たり前でしょ」
🩵「うん。だから、俺もつきのために頑張る」
🤍🌙「うん」
駅に着いて、てんと別れた。てんは改札を入って、一度振り返って手を振った。俺も手を振り返した。てんの姿が見えなくなるまで、俺はその場を動かなかった。帰り道、一人で歩きながら俺は空を見上げた。今日の空は、少しだけ星が見えた。てんも同じ空を見ているんだろうか。そう思うと、少しだけ心が軽くなった。
家に着いて、ベッドに倒れ込む。スマホを開くと、てんからのLINEが来ていた。
🩵『今日はありがとう。約束、忘れないでね』
🤍🌙『忘れないよ。てんも、頑張ってね』
🩵『うん。おやすみ』
🤍🌙『おやすみ』
スマホを閉じて目を閉じる。てんの顔が浮かぶ。泣きそうだった顔。でも、最後には笑ってくれた。それだけで、俺は十分だった。いつかてんが自分の場所をちゃんと見つけたら。その時は、俺が迎えに行く。それまで俺も頑張ろう。てんに負けないくらい、自分の道を歩こう。そう思って、俺はゆっくりと目を閉じた。今夜は、よく眠れそうな気がした。
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つづく
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