はじめまして。あづみのです。
文章が拙く読みづらいかもしれませんが、楽しんでいただければ幸いです。
※政治的意図はありません。
※卍×☀️です。両方男です。後半に性的描写 があります。
※卍が少し情緒不安定です。
※少し史実が入っていますが、曖昧な知識 で書いているため、間違っている可能性 があります。
「フロイト ミッヒ ズィー ケネンツーレァネン(ドイツ語ではじめまして)、大日本帝国です」
一目惚れだった。
「ナチス・ドイツだ、よろしく」
彼を見た瞬間に分かった。この感情が恋だということを。私を射抜くような真紅の瞳が、凛とした声が、一つ一つ洗練された動作が、彼の全てが私を虜にした。
「ナチス・ドイツさん」
「ナチスでいい」
「ナチスさん、これからよろしくお願いします。貴方と一緒なら心強いです」
そう言って差し出された手は、微かに震えていた。緊張しているようだ。ああ、なんて可愛いのだろうか!
頑張って練習したのだろう。 拙いドイツ語を一生懸命に話す姿に心を打たれる。
もっと彼と仲良くなりたい。もっと彼のことを知りたい。彼の一番になりたい。そんな思いが心の中を支配し始めた。
「ナチスさん?」
少し見つめすぎてしまったようだ。気がつくと、彼は不安そうに私を見ていた。その不安げな瞳も可愛らしい。私は目の前の手を取り言った。
「ああ、すまない。こちらこそよろしく。」
それから私たちは共に協力し合いながら戦った。途中でイタリア王国も加わり、枢軸国として連合国に対抗した。
いつしか彼は、私をセンパイと呼ぶようになった。日本で使われる、尊敬している人に対する呼び名らしい。気に入った。
彼には猫耳が生えていた。「日本男児に猫耳など似合いません」と言って、普段は軍帽で隠している。可愛いから、隠さないくてもいいのに。そう思いながら、彼の耳へ伸びそうになる手を必死におさえた。
彼と過ごす日々は楽しくて仕方がなかった。 その間も私の彼への想いは変わらなかった。いや、むしろ次第に強くなっていった。しかし伝える勇気はでなかった。
戦況が悪化した。
バンッ!という音とともに、顔を青くした部下が扉を開けて勢いよく部屋に入ってきた。
「ナチス様!イタリア王国が降伏し、連合国側として我々に宣戦布告しました ……ッ!」
「……はっ?」
なぜだ!イタリアが降伏だと!?しかも宣戦布告まで!私の対ソビエト戦も戦局は芳しくない。日帝の方も負け戦が続いている。このままでは、このままでは負けてしまうではないか……!!
「……下がれ」
あまりのショックに、一言絞り出すので精一杯だった。はっ!と返事をした部下の瞳に、焦燥感で満ちた自分の顔が映っていた。嗚呼、私はどうするべきなんだ。せめて彼、大日本帝国だけでも生かしてやりたい。
彼には永遠に幸せでいてほしい。笑っていてほしい。こんな時でさえ彼のことで頭がいっぱいになるほどに、私の彼への想いは強くなっていた。この想いも、一生伝えることができないままなのだろうか。
……いっそのこと、全てぶつけてしまおうか。じきに私もソビエトに敗れるだろう。この想い、一生胸に秘めたまま死ぬくらいなら、全て伝えてしまいたい。
私はその夜、彼を自室に呼び出した。
自室で今後のことについて考えていると、コンコンコンと扉を叩く音がした。
「大日本帝国です。」
「入っていいぞ。こんな夜遅くにごめんな」
「失礼します。それで先輩、用というのは?」
ここは室内なため軍帽はかぶっていない。頭上で揺れる猫耳がなんとも愛らしい。この時間の自室への呼び出しに応じてくれるとは、私も随分と信用されたものだ。
私は無言で彼に近づき、ベットに押し倒した。ドサッという音をたてて倒れ込んだ彼は、目をパチパチさせていた。
「先輩?」
何が起きたのか分かっていないようだ。抵抗せずにおとなしくしている今がチャンスだろう。
一度深呼吸をし、息を整える。勇気を出して、今までずっと伝えたかった言葉を舌にのせた。
「日帝、好きだ!初めて会った時からずっと、ずっと好きだった! 」
彼は目を大きく見開いていた。揺れる瞳には驚きの色が見える。無理もない。ずっと戦友だと思っていた相手にこんなこと言われたら、誰だって驚くだろう。
驚いている顔もかわいい。このままキスをしたら、また違った顔を見せてくれるだろうか。
彼の頬に手を添え、彼の唇と自分の唇を重ねた。柔らかい。いい匂いがする。彼はキスをする時に目を瞑るのだな。
「んっ……、ふ、ぅ、んん~っ!」
彼が私の背中を叩いた。しまった。つい長くしすぎた。口を離すと、彼は肩で息をしていた。
こちらを見上げる彼の瞳に私が映っている。彼は今、私のことだけを見て、私のことだけを考えているに違いない。そのことが嬉しくてたまらない。
「せ、せんぱい?」
弱々しく私を呼ぶ声が、余計に私を興奮させた。一回のキスでは物足りず、もう一度彼の唇を奪った。
今度は舌を入れた。彼の舌の輪郭をなぞっていく。互いの舌が絡み合うたびにぐちゅっと音がし、彼の口から吐息が漏れた。
名残惜しくはあるが、これ以上は彼の息が持たなそうだ。彼の唇を解放してやると、彼は真っ赤な瞳でじっと私を見上げていた。
初めて会った時から変わっていない、私を射抜くような瞳。
急に我に返った。
勢いで舌まで入れてしまったが、本当に良かったのだろうか。確かに、彼をおそうつもりで部屋に呼び出したが、正解だったのだろうか。 やはりこんなこと、するべきでは無かったのではないか。
間違いなく彼は私を拒絶するだろう。怖い。馬鹿野郎だとか、見損なっただとか、そんな言葉を覚悟していたら……。
「いいですよ」
うぇっ?なんていう間抜けな声が出てしまった。
「先輩になら、何をされてもいいです」
その言葉の意味を分かって言っているのだろうか。たった今、自分を襲っている男に対してそんな……。
「……いいのか?会った時からずっとこんな気持ちを向けられていたと知って、気持ち悪くないのか?」
「気持ち悪いわけないじゃないですか。Ich liebe dich、先輩」
彼は、上手になったドイツ語でそう言った。
「私も、私もだ! Ich liebe dich、日帝!」
まさか彼も私のことが好きだったなんて!
体の奥底から嬉しさが込み上げてくる。今日はなんて良い日だろう。世界の全てが輝いて見える。
両想いも確認しことだし、続きをしようと軍服のボタンに手をのばした。 下から順に、一つずつはずしていく。彼は頬を真っ赤に染め、私の手を見つめている。
ボタンを全てはずすと、すべやかな肌が露わになった。痩せてはいるものの、しっかりと鍛えられている。胸あたりにある、太陽のような模様の縁を指でなぞった。
途中で胸の突起に触れると、彼の体がビクッと跳ねた。それが楽しくて、指の腹で弄ってみたり、2本の指でつまんだりした。
次第に彼の呼吸が荒くなっていく。ずっと片想いをしていた男が、今私の目の前にいて、私の手で感じてくれていることに興奮する。
「日帝、きもちいい?」
「ん…ふっ、気持ちいいですよ、先輩」
胸を指でいじりながら、頭上で揺れる猫耳をくわえた。
「んぅ…、ふっ、ぁ」
「日帝、みみ弱いんだな。かわいい」
「かわいくな…、んぁ、んん、ぅ」
腕を口に当てて、必死に声を抑えている。胸とみみだけでこんなになってしまうとは。
そんな彼の反応を楽しみながら、右手を下の方にすべらせ、ズボンに手をかける。小柄な彼は、それも小柄だった。
「……小さいな」
「うっ、うるさいです…!」
彼のそれを手で包み、上下に動かしてやると、すぐに先端から白濁が飛んだ。彼は恥ずかしいのか、腕で顔を隠してしまった 。
「ん…、はぁっ、せんぱぃ…すみません、ふとん 」
「気にするな。それよりもっと顔見せて」
彼の腕をどかすと、涙で潤んだ目と目が合った。加虐心が煽られる。滅茶苦茶にいじめてやりたいが、ここは我慢だ。
「かわいい顔をして、そんなに気持ちよかったか?後ろも触ってやるぞ」
自分の指を舐めてから、彼の後孔に指を入れた。その時彼の白濁が口の中に入った。なぜだかおいしく感じる。
「んぁ…っ!ん、ぅ」
「結構狭いな。力抜いて」
こんな狭い所に入れるのだろうか。しっかりと慣らさなくては。彼を傷つけないよう、慎重に指を進めていく。
「んふ…、ぅ、……んあ゛っ!」
「ここか」
彼の前立腺を見つけた。そこを刺激すると、抑えきれない声が腕の隙間から漏れた。
「はぁっ…、せんぱっ、ぁ、ちょっとまっ、て」
「ん〜?待たない♡」
「あっ、イっちゃ、も、むり…あ゛ぁ!!」
絶頂した彼は、もう声を抑えることも忘れていた。
もう一本指を増やし、さらに中を押し広げていく。少し刺激を与えるたびに聞こえる彼の声が心地よい。
ふと、彼の太ももが目に留まった。おいしそうだ。彼のきれいな肌に吸い付き、跡をつけた。
「い゛っ!ぅ…、せんぱい?」
「ふふ、私の物だという印だ」
その後、首にも数カ所跡をつけた。体中に私の印がついた彼を見て満足した。
気づけば彼は3本も指をくわえこんでいた。このくらい柔らかければ入るだろう。
自分のズボンをおろし、すでに大きくなっているそれにゴムをつけた。彼がじっと私のを見ている。恥ずかしいからやめていただきたい。
そして、彼の後孔に私自身を押し当てた。やはり最初は怖いのだろう。不安の色を瞳に宿す彼を落ち着かせるように、左手を頬に添えた。
「日帝、いれるぞ。力抜いとけ」
彼はコクっと頷いた。ゆっくりと腰を進め、彼の中に入っていく。
「んぅ〜〜ッッ!!ぅ、あ゛ぁ」
「なかきっつい」
彼の中は思っていたよりも、ずっと狭かった。ぎゅうっと締め付けてきて、なかなか奥に進めない。
彼は圧迫感で苦しそうな表情をしている。
一度進むのをやめ、彼の手を握った。
「はぁ、ふ…も、はいらな」
「大丈夫、落ち着いて、力抜いて」
しばらく無言で見つめ合う時間が過ぎた。どんどん彼の体の力が抜けていくのが分かる。それから再度腰を進めた。
「ん゙〜、あ…はぁっ、んん」
「全部入ったぞ。だいじょぶか?」
ようやく彼の中に全て収まった。今、彼の中にいるという事実に、胸を幸福感が満たしていく。それに、中の壁が絡みついてきて気持ちいい。
「にって、動くぞ」
ゆっくりと腰を動かし始めた。
「んん、ぅあっ!はっ、ぁ」
動くたびに彼の口から甘い声が漏れる。その声をもっと聞きたくて、さらに動きを速くしていった。
パンッパンッと肌がぶつかり合う音が部屋に響く。
「ぁん、せんぱっ…はぁっ、いきそ、ぅ、〜〜〜ッッ!!」
彼の身体が震え、中がぎゅうっと締まった。思わず出しそうになったが、なんとか堪えた。
彼はというと、満身創痍という様子だった。何回か達したからな。
「もう少し付き合ってくれ」
彼には悪いが、もう少し頑張ってもらおう。彼が可愛すぎるのが悪いのだ。ずっとこうしていたくなる。
「ひぁっ、んぅ!ぁ、…んあ゙ッッ!?」
思いっきり奥を突くと、喘ぎ声と共に白濁が飛び散った。それが自分にかかるのも気にせず、動き続けた。
「にって、好き、好きだっ!」
「んっ、ふ、せんぱ、い…わたしもっ、すきっ」
「私に向けてくれる笑顔もっ、敵を恐がらない強さもっ、意外と幽霊は怖がる所も!全部、好きだ!」
彼の顔を寄せ、キスをした。彼の口内を隅から隅まで蹂躙していく。
「んむ、ぅ、んん」
「にって、そろそろイきそ」
私のを彼の奥まで押し込み、欲望をはいた。それと同時に彼も達したようだ。
「はぁっ、日帝、愛してる。これからも一緒にいてくれるか?」
「はっ、ぁ、もちろん、です。たとえ先輩が地獄の果てまで行っても、ついて行きます!」
明日からまた、命を賭して戦わなければならない。だが、彼と一緒なら何だってできそうだ。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。無駄に長くてすみません。
好評なら日帝視点も書きます。
コメント
3件
ふぅ
最高すぎません? 日帝視点も見てみたいです…
サイコウスギル😭😭日帝視点見たいです!