19人『うわぁ!』
急に強い風が吹いたかと思うと、全員の体が浮いた。
そして濃い霧に包まれたと思ったら、いつの間にか空の上にいた。
濔羅「うぇぇ!何で落ちてるのぉぉ!」
眞弦「スリルとサスペンス〜!」
闌香「おい!このままだと地面に身体打ち付けてあの世行きだぞ!?」
奈多「地面につく直前で焙烙火矢を爆破させればなんとかなる!」
奈多が懐から焙烙火矢を出すと、
都芹「待て!」
都芹が声を上げた。
奈多「何だ!このままだと全員お陀仏だぞ!」
都芹「下に人が沢山いる!」
奈多「何!?」
濔羅「このままだったら下の人たちを巻き込んじゃう!」
雅彦「一か八かで大声出す?」
翔「そうだね。その方がいい。」
紫乃「ちょっと雅彦!翔!冷静に行ってないで少しは慌てなよ!」
遊叉「とりあえず、そこのバカ二人。叫べ。」
香杳「遊叉さん!?もしかしなくともそれ俺達のことだよな!?」
闌香「香杳!そんなこと言ってるばやいじゃない!」
香杳「あぁもう!分かったよ!」
闌香「下にいる人ー!」
香杳「焙烙火矢投げるんで離れてくださァーい!」
闌香と香杳が叫ぶと、下にいた人達は驚きつつも離れていった。
都芹「よくやった!大馬鹿コンビ!」
奈多「なるべくかたまれよ!いくぞ!」
奈多が火をつけた焙烙火矢計4個を地面に向かって投げた。
大きな爆破音がなり、ひととせは無事に誰も怪我することなく地上に降りた。
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