宮舘side
あの後目黒に抱えられて寝室に運ばれて、ベッドに下ろされた俺はこの期に及んでまだ葛藤していた。
本当にこのまま目黒と繋がってしまって良いのだろうか…
辰哉を裏切ったことになってしまわないか…
けど、元はと言えば辰哉が浮気したのが悪いんだよ。なんて考えたり…
今日だけ、この瞬間だけでも
目黒と一緒になっちゃおうかな…
目「涼太くん、ほんとに良い?」
目「ここで抵抗しなかったら俺ほんとにやっちゃうけど、」
宮「……ん、いいよ。」
宮「この瞬間だけ、辰哉のこと忘れたいから、」
目「じゃあ、今だけは俺のこと見ててね、?笑」
目「涼太くんのこと、離してあげられないかも。」
その言葉通り、俺に一瞬の隙も与えないくらい目黒はずっと俺のことを愛し続けた。
呼吸をする暇もないくらい、強すぎる快感で俺のことを溶かしてくる。
俺はその快感にただ甘い声を張り上げるだけ。
目「っ、はぁっ…涼太、もっと…♡」
宮「ぁ゙あっ…も、やぁっ、らめっ…♡///」
目「んは、やだ?もっと、の間違いでしょ…?
そして空が明るくなるまで、体力が尽きるまで2人で愛し合った。
目が覚めてふとスマホの画面を覗くと、辰哉からのメッセージが大量に来ていた。
深「涼太、あの時傷付けて本当にごめん。」
深「俺は涼太のことを1番に想ってるし、1番愛してる。」
深「涼太が戻って来てくれるのいつまでも待ってるから、」
俺はそのメッセージを読んで、何故か涙が溢れてしまった。
その理由にもすぐ気づいたけど。
…俺、辰哉に会いたくてしょうがないんだ。
格好良くて優しくて、俺のことをずっと一途に想ってくれる、あの辰哉に今すぐ会いたい。
俺も逃げてばっかりじゃ駄目だ、辰哉とちゃんと向き合って、元の関係に戻りたい。
そう思った俺は自分でも驚くほどすぐ体が動いていた。
宮「…目黒、起きて、?」
目「ん…あれ、涼太くん…?」
宮「目黒ごめん、やっぱり俺辰哉のところ戻らないと、」
目「ん、やっぱり涼太くんならそう言うと思ってたよ。大丈夫、早く行ってあげな、?笑」
目黒は俺の言葉に少しも嫌な顔をせず、優しい表情でそう言ってくれた。
宮「っ、うん、ありがとう目黒。」
そして俺はベッドの下に散らばっていた服を着て、すぐに辰哉の元へ向かった。
コメント
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そこですぐいいよと言ってくれる目黒君偉いけど儚い…