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あの日から二人の世界はなにもかもが変わった、兄弟であると同時に究極に愛し合う恋人になった、
今のところ二人の関係を知っているのは世話係のばあやだけ
「セイカ様!ユイ様!起きる時間ですよ!」
「ばあや、まだ寝かせてくれよ..」
ユイが気怠そうに言った
「ダメです!他の将校の皆様に気づかれてしまいますよ!」
セイカとユイは見つめ合い笑い合った、そしてまた愛し合った
「やれやれ..もうばあやは知りませんからね!早く済ませてくださいね!」
少し前からユイの蜜壺にセイカの堅いものを挿入するようになった
「痛くないか?大丈夫か?」
「うん..ああん、兄様、気持ちいいよ」
「あ、あ、俺もとっても気持ちいい」
後ろからユイを突きながらセイカの右手でユイの堅いものを擦ってあげる、するとユイは狂いそうな快楽で果ててしまう
そしてユイのその姿を見るのがセイカにとりこれ以上ない悦びだった
終わった後は風呂でセイカがいつも綺麗に流してやり風呂を出た後は切り傷に効くという薬をいつも塗ってあげていた
セイカにとりユイだけが全てで
ユイにとってもセイカだけが全てだ
ある夜のこと、縁側でセイカが晩酌をしているとユイも隣に座ってきたセイカにしなだれかかるその姿は女と男の夫婦のようだ
「父様と母様になにを話していたの?」
ここはかつてのケイシとリーシの部屋
縁側から見える庭にはケイシとリーシが埋葬されている
「たいした事じゃない」
「嘘!絶対にたいした事だ!きっと兄様と俺のことでしょ?」
「父様と母様は怒ってないかなってな」
「怒っていたら俺をもう愛してくれないの?」
「馬鹿者、例え父様と母様が反対しても俺はお前と一生添い遂げる」
月あかりが二人を照らした
「今のは..夫婦みたいな意味で添い遂げるってこと?」
「当たり前だろ」
その晩、二人は暫くの間月あかりの元言葉は交わさずとも手を握り合い幸せを噛み締めていた