テラーノベル
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許して、なんて言わないから。
ただ🍫ちゃんに謝りたかった🧺ちゃんの話。
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注意
• 百合 / GL
• bunnyBasket┃バッシー × ココア
• Twisted × Twisted
•カプ要素薄め
•全体的に内容暗い
•口調、性格諸々全て想像
ノリで書きました!!
Bassie⇢🧺
cocoa⇢🍫
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『彼女…バッシーは、”メイントゥーン”には相応しくないと考えています。』
あの言葉を聞いた時の衝撃は、今でも鮮明に思い出せる。
もう、動けない。
私は変形してしまった自らの身体を眺めていた。
生き残っているトゥーンを追いかけるほど自我は失ってないし、もう追いかける気力も残ってない。
ただただ、終わりが来る時を木陰の下で座りながら待ち続けている。
その時がいつになるかなんて、考えたくもないけれど。
私の身体は、私自身が思っているほど原型は残っていなかった 。
右腕は真っ黒に染まっていて、時々ぽたぽたとイコールを滴らせていた。肩からは枯れかけの花のような物が生えていて、腕の形はまるでツタのよう。
私の両足は植物の根のようになっていて、ギシギシと歩いた時に鳴る音が何故か耳に残るものだから気持ち悪くて仕方がなかった。その上、私の歩いた道に不気味な花を咲かすようになっていて、身体を動かすことさえしたくなくなった。
今の私に残っているものは、ただ漠然とした自己嫌悪だけ。
なんだか自分について考えることすら嫌になって、虚ろな目で辺りを見渡した。
目に留まったのは、ミニギフトショップ。
そこには、自分を模した小さな人形と…
ココアの人形と、ココアのヘッドバンドが売られていた。
_ああ、見てしまった。
私の中で、一番印象に残り続けている彼女。
また、まただ。自分の中から何かがこみ上げてくる。
嫉妬?固執?劣等感?憤怒?羨望? もう自分にも分からない。
…もう考えることさえ面倒くさい。
結局、全ては私が相応しくなかったせいなのだから。
考える意味なんて、もうどこにも。
『メイントゥーンとして相応しいのはバッシーより、ココアではないか。』
私の生みの親である、デリラ・キーンはそう話した。
彼女…ココアは、困っているトゥーンがたとえ誰であろうと手を差し伸べるようなお人好しの代表みたいな子だった。
彼女の周りにはいつもたくさんの人が居て、とても人気者だった。
人を愛し、人に愛される。外交的なトゥーン。
そんな子を相手に、私は一体どうだ?
内気で、人に助けられてばっかりのトゥーン。
そのくせ『メイントゥーン』に異常に固執していて、何かと期待に応えようとしては空回り。ただ、それだけのからっぽな存在。
差があるのは、誰が見たって一目瞭然だった。
ああ、妬ましい。羨ましい。
いつしか、私はココアに対して劣等感を抱くようになった。
私はどうして彼女のように生まれることができなかったのか。どうして彼女はあんなにも明るく親切に振る舞えるのか。
私とココアの間には大きな壁があり過ぎて、いつか私はメインではなくなってしまうのではないか。そんな焦燥感と怒りと嫉妬に駆られて、私は彼女に対して普通に接することすらできなくなってしまった。
『バッシー!大丈夫?何か困ってないかな?』
『バッシー、手伝えることはない?なんでも助けになるよ! 』
うるさい、うるさいうるさいうるさいうるさい。
もう放っておいてくれ。私に話しかけないでくれ。友人として接しないでくれ。
何にも知らないくせに。助けられないくせに。分かろうとしないくせに。
ぐるぐると巡る思考の中で、ぶくぶくと大きくなっていく嫉妬。
やがて、大きくなりすぎた”それ”は私の中で破裂して、自分のこの右腕で、
彼女の、左目を
結局は、わたしのせいでしかなかった。
彼女は私に歩み寄ろうとした、優しさを向けてくれた、支えようとしてくれた。
でも、私はそんな思いをうまく受け取れなくて。
自分の立ち位置を守るのに必死で、自分の事しか考えられなくて。
勝手に解釈した言葉で傷ついて、また嫉妬して。
取り返しのつかないことをした。
だからいまは、いまはどうか。
ココアに、謝りたい。
そんな回想を終えて、私はゆっくりと目線を目の前に戻した。
目の前を見据える。その先には、彼女が居た。
🧺「…ココア?ココア!」
🍫「…バッシー?」
私は重い体を勢いよく起き上がらせて、彼女へと走った。
左目はイコールが垂れていて、手足は黒く染まってしまっているけれど、
…ああ、あなただ。前と変わりのない、あなたがここにいる。
🧺「っ〜…!ごめんなさい…!ごめん、ごめんなさい……!!!」
「…ココア、ッ、わた、し…!!」
🍫「…バッシー。」
彼女を急いで抱き締める。
回らない舌を必死に動かして、彼女に何度も何度も謝罪を繰り返す。これで、今までの私の気持ちも、ココアの気持ちも、私たちの間で起こった、すべてがチャラになるだなんて思いもしていないけれど。
ただ、今しかないと思った。
許さないでくれて構わない。ただどうか、私の謝罪をを受け入れてほしい。
🍫「バッシー…大丈夫、大丈夫だから。」
ココアが優しく私の背中を撫でて、落ち着かせようとしてくれている。
彼女の手の温度は、あの頃のまんまで残っていた。ちゃんと彼女のまま。
今だけは、昔の自分たちに戻れた気がした。
_嗚呼、どうか。私たちの関係をもう一度_
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雑談
最近チョコケーキを食べた
むぎちゃです!!
本当はスプコスで書くつもりでした!!!!
バシココバシに負けた…😫💗
ボベジンとか、バシココバシとかのイベント百合が好きです💪
ていうかリクエストされたコニギギ以外通常の百合書いてないですね…、
とりあえずイベントキャラはいいぞ…👍
まあイベント参加したことないんで誰 一人として持ってないんですが…🥲(鬱)
ていうか内容わかりにく過ぎますねほんとに。土下座します…_(._.)_
語彙力ねー!!!
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コメント
4件
わああぁあ!!!!!✨✨✨✨✨今回も最高です!!!!!!💗💗💗💗こういうのめっちゃめっちゃめっちゃめっちゃ大好きなんです!!!!!💗💗💗💗💗💗💗💗💗💗
イベント!!!!!!バシ子とココア欲しい!!!!! 来年もしかしたら帰ってくるかもらしいです😢😢😢😢確かではありませんが😭😭😭😭