※これは、僕の中での空想の擬人化です。物語を作るのは初心者なので、どうか暖かい目でご覧下
さい。
(学校の玄関。)
君(心の中)
「今日からこの学校に通うことになったけど… 」
「なんか、静かすぎない…?
普通ならわいわい声聞こえると思うんだけど….」
(コツ、コツと靴音が近づいてくる。)
???「こんにちわ。…..あなたが新しい生徒ですか?」
君「あ!はいそうですけど…..あなたは…?」
???「あぁ、私ですか。」
国語「私は、”国語”と申します。」
国語「今日からよろしくお願いしますね。」
君「あ、はい!よろしくお願いします。」
(ペコッ)
国語「ふふ。丁寧ですね。では……..こちらへどうぞ。」
(歩きながら)
君「えっと……生徒って他にも….?」
国語「いませんよ。あなたひとりです。」
君「え…..?いやいや、学校って普通クラスに何十人も….」
国語「”普通”とはなんでしょうね。」
君(心の中)「なんか…..この人、落ち着いて意味深いこと言うけど….全然理解が追いつかない…。」
(教室の前に到着)
国語「こちらがあなたの教室です。」
(ガラッと扉を開ける)
(中はガラーン、机と椅子が一つだけ)
君「……….は?」
「机ひとつしかないじゃん…..!?」
国語「そうですね。あなたのための教室ですから。 」
君「いやいやいやいや?!?!これ教室って言わないでしょ?!」
国語「言葉は使う人の心次第ですよ。 」
君「名言っぽく言って乗り越えようとしても納得いかないから!!」
国語「そんなつもりはないんですけどね。」
(そこへガラっと乱暴に扉が開く)
???「…….ッチ。また生徒かよ。」
国語「数学、うるさいですよ。」
数学「うるせぇな。どうせひとりだろ?
“クラス”とか言ってるけど、自習とほぼ変わんねーだろ。」
君(心の中)
「同じ思想の人だ…..。」
国語「まぁあなたよりは落ち着いてますけどね。」
数学「は?喧嘩売ってんのか。」
(国語と数学が言い合いを始める)
国語「売るつもりはありませんよ。ただ、態度は直した方がいいかと。」
数学「……ッチ、やってらんね。」
(大胆に椅子に座って、数式を唱え始める)
君(心の中)
「うわ……数式唱えてストレス発散してる…?怖?!」
(国語は黙って国語辞典を読み始める)
君「ちょ、ちょっと!?授業とかってどうなるんですか?!」
国語「授業ですか?心配いりません。私たちがしっかり教えますから。」
数学「(睨みながら)どうせ理解できねぇだろ。すぐ脱落するぜ。」
国語「…….だから嫌われるんですよ。」
数学「あ”ぁん??」
〜[完]〜
有難う御座いました。
次回も楽しみに。
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