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これはウミがまだ幼い頃、東の海のドーン島 ゴア王国のゴルボ山でエース、サボ、ルフィと4人で兄弟妹の盃を交わし山を駆け回っていた。
エース「ウミ、ルフィ、サボ!!!!早く来い〜!」
サボ「待てよエース!!!!」
ルフィ「はえーよ!」
ウミ「はぁ、はぁ、はぁ。」
ウミが息を切らす。
サボ「ウミ、大丈夫か?」
ウミ「うん!大丈夫!大丈夫!行こ!」
エース、サボ、ルフィ、ウミが走る。
角から人影が現れ、ウミと衝突。
ウミ「おわ!」
?「うわ!」
ウミにぶつかったのは白い帽子を被った目つきの悪い少年だった。
エース「ウミ!大丈夫か!?」
?2「大丈夫か?」
サボ「ぶつかってきて、詫びもねえのかよ!」
ルフィ「そうだ!そうだ!」
?「すまん。」
ウミ「こちらこそすまねぇ…」
?2「ごめんなぁ。怪我はないか?」
その、保護者と思われる、金髪で身長が200はとうに超えているだろう男がいた。
ルフィ「名前くらい言えよ!」
?2「こいつはロー」
ロー「トラファルガー・ロー」
エー、サボ、ルフ、ウ「トラ男!!!!!!!」
トラファルガーと聞き、虎が思いついた為、4人はトラ男と名ずけた。
?2「俺はコラソン。よろしくな!ガキんちょども」
ルフィ「ガキじゃねえ!俺は海賊王になるんだ!」
コラソン「海賊王〜?ぷッハッハッハ!いいぜお前!好きだ!wwww」
コラソンと名乗った男は腹を抱えて大爆笑している。
ウミがローをじっと見る。
ロー「何見てんだブス」
ウミ「はぁ?!ふざけんな!」
サボ「ウミはブスじゃない!可愛い!」
ウミ「なぁ、トラ男。」
ロー「なんだ。」
ウミ「Dはまた必ず嵐を呼ぶよ。」
ロー「は?」
ドンッ!
全「!!!!」
エース「何だ!」
ルフィ、コラソン「うわぁ!」
エース、サボ、ウミ「ルフィ!!!!」
ロー「コラさん!」
ウミ「ルフィ!ルフィ~~~~~~~~!!!!」
ウミが走り出す。
それをエース、サボ、ローが止める。
エース「早まるな!ウミ」
ウミ「!!!!ごめん…。」
エース、サボ「……」
ロー「今、動くのは的確じゃない」
ウミは大人しく言うことを聞いた。
サボ「作戦を練ろう」
私たちの作戦はこうだ。
【二手に別れて行動する。1組が敵を誘導し、視線をこちらに向けさせる。それでもう1組が2人を奪還する】
グループは
サボ&エース
ロー&ウミ
と別れた。
ウミ「でも!2人の居場所をどうやってさがすんだ?」
ロー「相手も悪魔の実の能力者だとしたら」
エース「そんな悪魔の実があるか?」
サボ「でも確証はねぇ訳だ。」
モブ「おい。そこのガキんちょ。俺が助けてやろうか?」
サボ「誰だ!」
モブ「ん?俺か?俺はモブだ。モブ男って呼んでくれていいぜ?」
サボ、エース、ロー、ウミが頭を傾げる
エース「なんだこいつ」
ガクッ←ショック
モブ男「おじさん、辛い😭」
サボ「助けてくれんだろ?!早くしろよ!」
モブ男「まぁ待て、俺は悪魔の実の能力者だ」
ロー「誰もきいてねぇよ」
モブ男「最近の子供達怖い(´;ω;`)まぁそんなことは置いといて俺のサガサガの実の能力で探してやる」
ウミ「サガサガの実?なんだそれ?」
ロー「探してる人やものがわかる能力者だったはずだ」
エース「うっははっ!すげぇなぁ!」
モブ男「探してやるさ(*^^*)こんな可愛いお嬢ちゃんもいる事だし」
ウミに微笑みかける。
ウミ「うわ。=͟͟͞͞(꒪⌓꒪*)」
ウミが引く
ザッ!!)
エースとサボがウミを後ろで守る。
モブ「言葉のあやだって!!💦」
エース「大人の言葉なんて信じられるか!」
ロー「そんなことを言ってる暇はない。コラさんと、お前らの仲間を助けられるならなんだって利用する」
モブ男「最近の子供がそうなのか、それとも君たちだけなのか…」
3人「あ?」
ウミ以外がモブ男にガンたれる。
モブ男「すんません。」
それからモブは追い詰められたみたいに小さくなった。
モブ男「えーと、さ、早速始めてもいいですか?」
そう言って男は目をつぶった。目をつぶった男の周りに線ができ、どこかへ真っ直ぐに続いている。
ウミ「これは?」
モブ男「この線を辿れば2人の所へ行けるよ。」
サボ「嘘じゃないな?」
モブ男「嘘をついてなんになる?」
5人で黙々と線を辿りながら歩く。
サボ「ウミ?しんどくないか?大丈夫か?」
ウミ「大丈夫だ。ルフィを助けなきゃだからなんでもする」
エース「しんどくなったらすぐ言え。」
モブ男「お嬢ちゃん何歳なんだ?」
ウミ「5歳だ!」
モブ男「5歳!?なのにこんなにしっかりしてんのかァ。おじちゃん関心してるよ」
ウミ「オッチャンが子供なだけだろ?」
モブ男「え、泣く。」
エ、サ、ロ「勝手に泣いてろ」
モブ男がシュン…と小さくなる。
5人は糸を辿っていく。
すると糸の先には大きな屋敷があった。
モブ男「ここでは人身売買が行われるみたいだな。…力を貸してやれるのはここまでだ。それじゃあな。気をつけろよ。」
モブ男は去って行く。
そして4人は潜入するためにドレスやタキシードに着替える。
屋敷の案内人に2人1組になる様に言われ、部屋へ案内され、時間まで部屋で待機するように伝えられる。
部屋は2部屋。
ロー&ウミ
エース&サボ
で部屋も別れた。
部屋に入り、しばらくしてローが口を開く。
ロー「…お前は死んだ妹に似ている。」
ローがウミを見ながら死んだ妹、ラミを思い出す。
ウミ「妹、死んじまったのか?」
ウミが問う。
ロー「…ああ…親も妹も死んだ。だけど俺だけが生き残った。家族がみんな死んだってのに生きてる意味が俺には分からない。」
ウミ「ん〜。生きる意味って難しい事、私にはわかんねぇ。でもさ、意味なんてなくてもさ、生きてる事が意味なんじゃねぇかな?」
ウミは幼いながらも自分が思うままをローに言った。
ロー「生きてる事が意味だと?」
ウミ「そ!よくわかんねぇけどさ、お前が生まれた時点でそれが意味なんだよ!」
ロー「…おかしな奴だなお前。やっぱラミには似てねぇ」
ウミ「なんだと!やな奴だなぁお前」
ロー「なんとでも言え」
ウミ「まぁ、私にはよく分かんねぇけど、お前は家族や妹、大好きだったんだろ?」
ロー「ああ」
ウミ「じゃあさ、自分が死んでも、お前には生きてて欲しいって思うだろ」
ウミが笑顔で言う。
ロー「なんでそんな事がわかる?(『なんでお前だけ生きてんだ。』って思ってるかもしれねぇだろ)」
ウミ「だって、大好きなんだもん!大好きなやつには生きてて欲しいもん!」
ウミがニカッと笑う。
ローは目を見開く。
ロー「フッ。やっぱりお前は変わってる。」
ウミ「そうか?そんな事ねぇと思うけどな」
ウミがキョトンとする。
ロー「変わってる」
ウミはテラスに出る。
ウミ「生きてたらきっと色んな事がある。好きな人に出会ったり夢が出来たり、仲間ができたり。でもそんないい事ばっかじゃない事だってある。大切な人が居なくなったり死んだり、憎むべき人ができたり。生きてく中になにかしろ困難も幸せに感じる瞬間もある。
この先にいい事なんて無いかもしれない。でもさ、やっぱり先が気になるじゃん。
何があるのか。自分がどんな道を歩むのか。私だったら気になる!だから何があっても生きていたい。私はな!人は死ぬ。だから自分の人生が終わるその時までは生きてみたいしな!」
ウミがローの方を振り返りニカッと笑う。
『どうして〜あの日遊んだ海の匂いは〜
どうして〜すぎる季節に消えてしまうの〜
ーーーーーーーーーーーーーーーー』
ローは静かに聞いている。
しばらくして、部屋のドアがノックされた。
それから部屋を出た4人は打ち合わせをした。
エース「いいか?俺とサボはルフィ達が捕まっている場所を探す。そして2人を救出したら外へ出る。」
サボ「万が一の事がある。トラ男とウミは会場へ潜入してくれ。危険を伴うけど大丈夫か?ウミ」
ウミ「ああ!私は大丈夫だ!なんともねぇ!」
エース「おい、トラ男。ウミを危険な目に合わすんじゃねぇぞ」
ロー「それはどうだろうな。こいつが足でまといにならない限り大丈夫だろ。」
サボ「てめぇ!なんて事言うんだ!」
エース「サボ、落ち着け。今争っても仕方ねぇだろ。ルフィを助けねぇと。」
サボ「グッ…わかった。」
それからエースとサボはルフィとコラソンが捕まってる所へ向かい、ローとウミは会場へ向かう。
そしてしばらくして騒動があり、ローがウミをお姫様抱っこする。
ロー「…左の足、刀か銃に変えれねぇのか」
ウミ「何言ってんだお前!そんなこと、出来るわけねぇだろ!お前だって武器持ってねぇじゃん!」
ロー「持ってたらお前に頼むわけねぇだろ。これだからバカは困る」
ローがため息を吐く。
カチン!)
ウミ「てめぇ!なんだとぉ!バカって言った方がバカなんだぞ!」
ロー「…バカだ、やっぱ」
ウミ「てめぇだろうがァ!」
ウミがローの腕の上で暴れる。
ロー「黙ってろブス、後暴れんな」
ウミがローにキレる
ウミ「お前、やな奴!!私お前嫌いだ!」
ロー「…好きにしろ。別にお前に好かれたいとも思ってねぇし」
ローがちょい、暗い顔をする。
それからルフィとコラソンの救出に成功したエースとサボと合流。
ウミ「ルフィ〜!!!!!」
ウミがルフィの姿を見つけ駆け寄る。
ルフィ「ウミ!」
ウミがルフィに抱きつく。
エース「ウミに何もしてねぇだろうな?」
エースがローに問う。
ロー「こんなチビに手、出すやついねぇだろう。」
サボ「お前のその言い方気に食わねぇけどウミは無事だったからいい。」
それから6人はコルボ山へ向かう。
ダダン「こんな時間までどこ行ってたんだ!!!!!」
コルボ山のダダンのアジトへ戻るとダダンの怒鳴り声がコルボ山に響き渡る。
コラソン「コイツがお前らが言ってた、うるせぇクソババアか?」
ウミ達が先程ダダンのことを『うるさいクソババア』と話していたのである。
ウミ「そう!うるせぇだろ?」
ダダン「なんだと!」
ダダンがウミの頬を引っ張る。
ウミ「いへぇ!(いてぇ!)」
ダダン「てかテメェら誰だい!」
ダダンがコラソン達の方へ視線を移す。
コラソン「俺はコラs」
?「お?なんじゃ。いつにも増して騒がしいのぉ。」
アジトに向かって来る人影が見える。
コラソン「(う、うおい!ガープさん!?なんでガープさんがこんな山奥に!?)」
ウミ「あ!じいちゃん!!!!!」
ルフィ「げっ!じいちゃん!!!!!」
ウミがガープに駆け寄る。
コラソン「じいちゃん!?」
コラソンが思わず大声を出してしまった。
ガープ「お!ウミは素直じゃのぉ。それに比べて、ルフィ!お前はなんじゃ!じいちゃんを見て「げっ!」とは!」
ゴツン!)
ガープがルフィ、サボ、エースにゲンコツする。
エース「痛ってぇ!なんで俺らまで!」
ガープ「連帯責任じゃ!」
サボ「屁理屈だ!屁理屈!」
ガープ「何じゃと?もう1発喰らいたいのか?」
ルフィ「鬼だ!鬼ィ!」
ガープ「何を言うか!じいちゃんの拳は愛ある拳じゃ!のぉ、ウミちゃ〜ん」
ガープがウミにデレる。
キョトン)
ウミはキョトンとしている。
ガープ「もういいわい!じいちゃん帰る!」
『バイバーイ!』
サボ、エース、ルフィ、ウミの4人が笑顔で手を振る。
ガープ「軽い!軽すぎるわい!久しぶりに会ったと言うのに。じいちゃん悲しいわい」
ガープが泣き振りをする。
エース「おい、見ろよ。海軍の英雄がガキごときに泣かされてんぞ。」
サボ「もっと威厳のある奴だと思ってたのになぁ。」
エースとサボが揶揄うようにお互い、近寄り、ガープに聞こえるように言う。
ルフィ「じいちゃんの泣き虫〜!」
ルフィが2人の会話に乗っかり、大声で言う。
ウミ「(˙꒳˙ 三 ˙꒳˙ 三 ˙꒳˙)」
ウミは3人を見回し、ウミも乗っかる。
ウミ「ヤイヤイ!!!!!」
ガープ「貴様ら…さっきから聞いとったら!じいちゃんに何を言うんじゃ!」
それからエース、サボ、ルフィ、ウミとガープの追いかけっこが始まるのであった。