皆様
メリークリスマス!
突然ですが皆様
クリスマスはどうお過ごしで?
家族、友人、、はたまた恋人と、、
クリスマスの過ごし方は人それぞれですが
私が今宵、皆様にお届けしたいのは
ある1人の少年のお話です。
僕は四兄妹の長男だった
僕には1人の弟と2人の妹がいる
特に末っ子の四女
四女は病弱で冬の季節は、よく体を壊していた
もちろん僕は理解していた
だから
寂しくても仕方ない
特に僕は、何をするにしても
いつも最後
次男とは年子だったから
そういうのは慣れていた
僕はもう小学六年生だったから
親への負担は少なかった
「おにぃちゃん!おにぃちゃん!」
『どうした?』
四女が飛びついてきた
「にぃには、サンタに何頼んだの?」
…サンタ……ね…
僕は三女の質問に答えられなかった
『別にあんま考えてない』
いつからだっけな
クリスマスを楽しめなくなったのは
いつからだっけ
枕元に暗闇が広がっていたのは
いつからなんだろう
兄妹に全てを譲るようになったのは
今年のクリスマスも親とまともに話さなかった
四女が熱を出して
親が慌てて病院に連れてった
「お母さんたち、大変そうだな」
『仕方ないよ』
いつからだろう
不満を溜め込んでいたのは
いつからだろう
親の顔を見れなくなったのは
いつからだろう……
笑えなくなったのは
クリスマス
枕元には今年も暗闇が広がっていた
コメント
23件
メリクリ! 昨日めっちゃ疲れたんで今日は家でまったりする予定だよ〜 少年、兄の枕元を見てごらん いい子の君にさえ来てなぃだかは兄の所に来てるわけ無いだろう←
少年よ、窓の外を見てごらん 星が照らす明るい夜空の中、君だけのサンタクロースが笑顔を与えてくれるよ