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今日は待ちに待ったクラス替え。
僕は悩。今年も友達ができないのを知っている。
去年も、教室でうずくまっていた。
「友達なんかできないのに」
そう呟いた。誰も反応してくれない。女子も男子もみんな揃ってうるさい。
みんな嬉しそうだけど、僕にとってはクラス替えなんて最悪だ。
「君どうしたの?」
可愛いロングストレートの女の子が来た。
僕にはそんな可愛い子、お似合いじゃない。
「あー別に。独り言」
このクラスで初めて言った言葉。
2-1で友達できないまま、最高学年か
そう思うと、不思議と目頭が暑くなってきた。泣きたい。
そこにさっきの子が来た。
「何かあるんだよね?言ってみて」
みんな僕のこと知ってるのに、初対面みたいな話し方。
なんだか心が軽くなった。そして、そのことを
すぐに打ち解けた。誰にも言えなかった、この事を
初めて言った。
そしたら彼女は、
「なんだ。そんなことで泣いてたのね。そんなの泣くことじゃないよ」
また、心に隙間が空いた。
心の中で言えなかった事を打ち解けていくうちに、
体も心も軽くなってきた。
僕は、初めてこう思った
「友達になりたい」