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💜「……。」
ここ最近帰宅する時にずっと視線を感じる。
なんやろ?気味悪い。
💜(さすがに家までバレるわけにはいかんな。)
冷静を装いつつ、どう帰路を誤魔化そうかと考えていると、
❤️「おーい!じゅうはっち〜」
後ろから聞き覚えのある声が聞こえてきたので、振り返ってみた。
💜「…あっ!メロちゃーん!!」
私を呼んでくれたのは、近所のキャメロン!小さい頃から私を面倒見てくれているお兄さん的な存在。
❤️「そっち帰る方向じゃないけど?どうしたの?」
💜「あ、えーと。」
私が返答に困っていると、
❤️「さっき、じゅうはっちーを追いかけた時にさ、同じ制服の男の子がいたけど、その子と何かあった?」
💜「え?何それ?知らないよ?」
💜「あ、もしかして…」
❤️「ん?なぁにー??」
いつもの優しい話し方のメロンちゃん。…心配してくれてるし本当の事伝えようか…な?
💜「実は…最近帰る時に視線を感じてさ。」
❤️「え!?」
💜「うん…。私の思い込みかな?って思ってたんだけど、メロンちゃんも見たって聞いて疑惑から確信に変わったよ。」
❤️「俺話してくる!」
クルッと勢いよく後ろを向いたメロンちゃんに、このままじゃ危険だと思い私は後ろから抱きついて止めた。
ギュッ!
💜「メロちゃん!ダメだよ!もしメロちゃんに何かあったらいけないから!大丈夫だよ?ありがとう。」
❤️「でも……。っし、分かった。じゅうはっちーが大丈夫って言うならいかないよ。」
私が抱きしめていた手を優しく撫でてきたので、何だか恥ずかしくなりそっと手を離した。
❤️「一応報告するけど、背が高い、顔がハッキリとした感じだったかな?」
💜「…。」
誰だろう。考えてみたけど、思い当たらない。
❤️「ん〜どっちかと言うとイケメンなんじゃない?」
その一言で私の中である人物が出てきた。
(ニキ…君?)
クラスは違うけど、いつも話しかけてくれる優しい人。
この前も、先生に仕事を押し付けられて遅くに下校する時に、部活が終わったニキ君が危ないからと一緒に帰ってくれた。
(確かにそれ以降からこの視線を感じるようになったんだよね。…でもニキ君そんな事しないでしょ。)
黙々と私が考えていたら、メロンちゃんがおーいと私の顔の前で手を振ってきた。
💜「あぁ。ごめんね!帰ろっか!今日メロンちゃんは何してたの?」
❤️「ん?俺?俺は〜…。」
たわいもない会話をしながら2人で帰って行った。
(昨日寝れなかったなー。本当にニキ君なのかな?いやいやいや、ありえへんでしょ?)
黙々と考えがループしながら学校へ向かう。
考え事すると早いよね…。もう着いた。
ハァとため息をつきながら靴を履き替えていると、
💛「お!じゅうはちじゃん!おはよ〜!!」
奥から噂の声の主が話しかけてくる。
💜「!…あ、ニキ君おはよう。」
今は少し目が合わせられないなと思い顔は合わさず挨拶を返す。
💛「え?顔見せてくんないの?」
💜「…!ごめん。行くね」
(ごめんね!ニキ君。)
心の中で一言謝って、痛い所を突かれた私はそそくさと教室へ向かった。
💛「……。」
教室に向かう際も彼から視線を向けられた感じがした。
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ごめんなさい。短編にしようと書いていましたが、途中で色々な欲が出てしまいました。
どちらとくっつけようかな〜と考えています。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
蓮見。