現代、俺は高校の教育実習生をしている。
あの時俺が君を救えなかったのは、俺の知見、説得力、行動力、とにかくたくさんのものが足りなかったと思ったからだ。
もっと、君に伝えられていたら、きっと未来は違ったと思うから。
地元のマンモス高に配属され、今日が1日目。
緊張もするが、それ以上に期待が高まるばかり。
だって、新しい環境に身を置けば、君に逢えるかもしれない。きっと、たしかに、絶対に、俺は今世でも君と出会う。
早い時間帯に職員室に向かう。
その途中、前回少しだけ顔を合わせた教頭先生に話しかけられ、少しだけ説明を受けた後、聞きなれた、忘れられなかった、愛おしい声が聞こえる。
👑「おはよぉございますっ、!」
🍵「!、…」
👑「…、ぁ、」
気づいたら、脚が勝手に走り出していて、君のことを思いっきり抱き締めていた。
人がいるだとか、どういう立場だとか、なにも関係ない。ただ、抱き締めたかった。
あの時、できなかった分を埋めるように。
👑「っ…、(泣」
「ぁ、あぃたかった、…」
🍵「…俺の方が、(涙目」
あの時と同じ、俺よりも華奢な身体で、精一杯俺を受け止めて。
力無い腕で俺を抱き締め返してくれた。
👑「、ね、今度は言いたいの、」
🍵「…俺の方がいいたい、」
👑「ぅえ、っ…やだ、俺が先っ、」
🍵「みこちゃんは言い逃げしたじゃん、(むす、」
👑「…!、ぅ/…、」
「ちがぅ、それは俺出すつもりなくて、…!」
🍵「…俺に好きって言って欲しかったんじゃないの、?」
👑「…っ、ぃ、いってほしかった、っ!、」
🍵「…俺が他の人と幸せになったらやなんでしょ?笑、」
👑「!…、そ、それは…、」
🍵「…、あれは嘘、?」
👑「…ぅ、嘘じゃなぃ、…、(泣」
🍵「…、かわい、」
👑「か、っ…わぃくない、っ!/」
🍵「…、愛してるよ。」
「今世も、絶対にまた君に巡り逢って、君のことを好きになると思ってた。きっと、今世も、来世も君とって思う。」
👑「…、ずるぃ、/、ぉれも、あいしてる、」
教頭「…、え、えと、ふたりはお知り合いなのかな?」
👑「あ、」
🍵「…あ、」
教頭「…、感動的な再会なとこ悪いんだが、美鳥くんは今日から配属の教育実習生だから、説明しても大丈夫かな?みことくん。」
👑「…ぁ、ゎ、忘れてたっ!」
教頭「ほんと君は…、笑」
👑「す、すみませんっ、!…、じゃ、ま、また、お仕事終わったら、話そうっ、」
🍵「!、…、うん、またね。今度は、俺から行く。」
👑「、!…、/、ばかっ、!」
👑「…、んふ、」
女子生徒「みことちゃんにまにましてるー!笑」
男子生徒「なんかいいことあったん?」
👑「…、ぇへへ、いいことあった、/」
女子生徒「え!なになに恋バナ〜?笑」
👑「…、え、ひ、ひみつっ!」
男子生徒「…ふーん、」
女子生徒「せんせーわかりやすすぎw」
👑「え?!そんなことないからっ、!」
女子生徒「てかせんせ日誌どこにあるか知っとる?、今日あたし日直なんだけど、」
👑「日誌…?、…あ!まって準備室に置いてきた!」
女子生徒「ねぇ、ーw」
👑「急いで行ってくるっ!まってて、っ!」
男子生徒「あてか、今日から教育実習生来るらしいよ、」
男子生徒「まじ?、女のせんせ?」
女子生徒「いやちょーイケメンの男のせんせらしーよw」
男子生徒「絶対うちのクラス来んな!!!!!」
男子生徒「おいそれはフラグだろw」
女子生徒「それがびっくり、うちのクラス配属〜笑」
男子生徒「はー?まじつまんねぇ、…カワイイ女子大生がいい…」
女子生徒「おい、カノジョここにいるぞ?カス」
女子生徒「でもゆーてうちも友だちからの情報だから信用してなーい笑」
男子生徒「誰情報?」
女子生徒「2組のみゆー」
女子生徒「こないだ2人でプリ行ってたコ?」
女子生徒「そーそのこ、」
男子生徒「アイツまじ情報網だな」
男子生徒「でも顔あんま見てないらしい、身長デカくて横顔が綺麗だったからイケメンだって」
女子生徒「横顔綺麗はマストでイケメンだろ」
女子生徒「それまじ真理」
教頭「じゃあ諸々の説明はもう終わったから、あとは黄瀬先生にお願いしようかな、」
「黄瀬先生いらっしゃるかな?」
先生「黄瀬先生ならさっき準備室に走ってるとこ見ましたよ!」
「教室戻ったらまた職員室に戻ってくるって言ってました!」
教頭「そうか、ありがとう」
「じゃあ少しだけ待機かな?、じゃあ、空き時間に覚えられるように名簿表渡しておくね、」
🍵「ありがとうございます、」
🍵「…、」
(めっちゃ人数いるな…、ちゃんと覚えられるかな、)
(…、え、黄瀬、みこと)
🍵「え、っ」
(みこと、?!…)
先生「?、どうかした?」
🍵「…あ、いや、なんでもないです、すみません、」
先生「そう?笑、何かわからないことあれば言ってね、黄瀬先生もまだまだ新任の先生だから、」
🍵「!…、ありがとうございます、!」
教頭「美鳥先生〜!、黄瀬先生いらっしゃったから、!」
🍵「はい!すぐ行きます!、」
教頭「じゃあ、黄瀬先生あとは頼んだよ、」
👑「はいっ、!、わかりました!」
🍵「…よろしくお願いします?笑、黄瀬せんせ、」
👑「!、…な、ばかにしとるやろぉ、っ」
🍵「してない、笑、」
👑「…もぉ、じゃあ教室行くよ!」
🍵「あ、ちょっと待って」
👑「!、…なぁn、!、」
🍵「…手繋いでいこうよ、。」
👑「…、ぁほ、/」
「…生徒にからかわれるから今はだめ、」
🍵(…今は、なんだ…)
「わかった、笑」
👑「おはよー!っ」
女子生徒「!、あれ?みことちゃん教育実習生のせんせーは?」
👑「え、もうみんな知ってるの?」
女子生徒「じぇーけーの情報網舐めちゃだめよん笑」
👑「早すぎじゃない?笑、じゃあもうきてもらおうかな、」
「入ってきていいよ、っ!すちく、…、ぅ?/」
男子生徒「すち、?苗字が?」
🍵「失礼します、みこちゃん、笑」
男子生徒「!、え、…」
女子生徒「えなになにめっちゃイケメンきたんだけど笑」
女子生徒「てかみこちゃん呼び?!どゆことっ?!」
👑「、ま、まちがえた、美鳥先生だよ!みんな、!」
🍵「美鳥すちです、」
「六奏大学教育学部芸術コースから来ました。よろしくお願いします、」
男子生徒「…手も足も出ねぇくらいのイケメンで草も生えねえ」
女子生徒「乙、てかめっちゃイケメンじゃんみゆが言ってたことちゃんと正しかった」
女子生徒「それなー?、ね!みことちゃん!すちせんせーに質問いーですかっ!」
👑「え、…す、…美鳥先生大丈夫ですか?、」
🍵「大丈夫ですよ、笑」
女子生徒「先生はカノジョいますかー?」
男子生徒「それラストにする質問だろw」
女子生徒「そんなのいーのっ!いなかったら私立候補しますっ!!!!」
🍵「…、まだカノジョじゃないけど、好きな人はいます」
女子生徒「あーらら残念だね、なな」
男子生徒「え、どんな人ですか?」
🍵「どんな人…、?…んー、」
(ちらっ、
👑「!…、/」
🍵「太陽みたいな人かな、笑」
女子生徒「えーーーーどんくらい前から好きなんですかっ!!」
🍵「どんくらい前?笑、えっとたしかね、…2025−1943だから、…」
生徒「?、」
👑「…、も、もうおしまい!!、っ」
女子生徒「え!やだやだっ!まだ聞きたいことあるっ!!!」
男子生徒「…みことせんせーと、どういう関係なんすか、?」
女子生徒「あ、っそれも聞きたかった、!」
🍵「…、ん〜、秘密笑」
女子生徒「えなにそれ意味深〜!!ww」
女子生徒「てかツラ良すぎだろ死ぬ笑」
👑「っ…、/ばかぁ、っちょっと前からの知り合いなだけっ、!」
男子生徒「…ふーん、」
男子生徒「お、山﨑クン、シットですか?w」
男子生徒「そんなんじゃねーし、」
🍵「…、」
👑「じゃあ、っもぉおしまいねっ!、ほら、もーホームルーム終わっちゃうっ!」
「配布物あるから、回してーー、」
in 英語科準備室
🍵「みこちゃん、生徒さんに好かれてるんだね」
👑「!、そ、そうかなっ、」
「舐められとるだけやと思うけど…笑、」
🍵「…いや、みんなみこちゃんのこと好きだと思うよ」
👑「…ぇへ、そうだとうれしいな、/」
🍵「…、」
👑「すちくんも、みんなにモテモテやったね、っ」
🍵「…そう?、」
👑「うん、っ、…早乙女さん、すちくんのカノジョに立候補したい〜って、自己紹介の後にも言ってたで、」
(むす、
🍵「…、その、むすってしてるの無意識?笑」
👑「…へ、/」
🍵「…かわい、嫉妬した?」
👑「…、かわぃくないし、しっと、…、して、」
🍵「…して、?笑」
👑「…、した、。」
🍵「…、ほんと、かわいいなあ」
「愛してるよ、みこちゃん」
👑「…、ぉれも、/」
女子生徒「待ってあれ教育実習生のイケメンじゃない?」
男子生徒「ガチやんみことちゃんが引き連れとる笑」
👑「こらぁ、っ前ボタンを開けないっ!」
男子生徒「えー最近は見逃してくれてたのに、みことちゃんのケチ、」
👑「だぁめ、っ!風邪引くよ!」
(プチプチ(締
男子生徒「みことちゃんオカンみたいw」
🍵「…、」
女子生徒「センセーお名前なんていうんですかー?」
🍵「…美鳥すちです、よろしくね。」
女子生徒「すちせんせね、うち3年の紗南です、よろしくおねがいしまーす」
「…、てか、めっちゃイケメン〜、どこ大なんですか?」
🍵「六奏大学から、」
女子生徒「え〜うちの志望校だ〜、!」
「じゃあ受かったらまた会えますか?笑」
🍵「…ん、〜俺が留年したら会えるかな、笑」
女子生徒「じゃあ会いたいからせんせ留年して、笑」
🍵「ヤダ、笑」
女子生徒「えー、いけず、っ笑」
(ぎゅ、っ(抱付
🍵「!、…コr」
👑「こら、だめだよ、。」
(ぎゅっ、(抱付
🍵「!、…、/、黄瀬せんs」
👑「…先生相手にそんなことしちゃだめ、!」
女子生徒「…みことちゃんも抱きついてんじゃん、笑」
👑「…、お、おれはいーのっ、!」
「柳瀬さんはだめ、。」
🍵「…、」
女子生徒「…、はぁーい、じゃ、またね。すちせんせ、笑」
👑「…、何話してたん。」
🍵「自己紹介、?みたいな」
「…てゆうか、なんで急に抱きついてきたの、笑。」
👑「…女の子に抱きつかれてて嬉しいとこ邪魔してスンマセンでしたね、」
「いっちょまえに鼻の下伸ばして、(むす、」
🍵「…そゆことじゃなかったんだけどなあ…、」
「嫉妬したって素直に言って、そっちの方が可愛い。」
👑「今の俺は可愛くないってことね、」
🍵「ねぇなんでそうなっちゃうの、笑」
「ずっと可愛くて大好きだよ、」
👑「…、ふぅん、/」
こんなことで、嬉しくなっちゃう自分がやだ
貴方の言葉ひとつで、貴方の行動ひとつで、一喜一憂して、溺れて、沈んで、浮かんで、のぼせて、
👑「…あの子。校内三代美女のひとりのこ、だから、」
🍵「…へぇ、そうなんだ、」
👑「…うん、美人さんやったやろ?、」
🍵「わかんない、覚えてない」
👑「それはうそだ、めっちゃ顔近くにあったもん、っ」
🍵「…、そっちだって、男子高校生なんていう煩悩しかない猿の胸元に手なんて当てちゃって…」
「襲われてもしょうがないんだからね、あんなの、」
👑「…なにそれ、笑」
「すちくんが男子高校生だった時はお猿さんだったの?笑」
🍵「…俺は健全な男の子だったから、毎晩みこちゃんのこと思い浮かべながら寝てたよ、」
👑「え、…ぅ、うそだぁ、っ!笑」
🍵「嘘なんかじゃない。」
👑「…、!、ほんま、?/」
🍵「片時だって、君のこと忘れたことない。」
👑「…、俺のこと大好きってこと、?笑/」
🍵「…バレた?、笑」
👑「…、/」
🍵「自分から言ったくせに照れちゃうんだ、笑、」
👑「…、いじわる、。」
🍵「あれ、俺好きな子には優しいんだけどなあ、心外…。」
👑「…、」
(ピンっ(デコピン
🍵「ぁで、っ…」
👑「…、かっこよくなりすぎ、。」
「前はもうちょっと貧弱やったくせに、。」
🍵「…、君のこと守れるように頑張ったの、笑」
「褒めてよ、かっこいいってもっと言って。」
👑「…、ちょうしのんなんで、/」
🍵「好きな子にかっこいいって言われてテンションあがんない男いる?笑」
👑「…女の子からの方が嬉しいんじゃないの、」
🍵「みこちゃんからじゃないと意味ないよ」
👑「…、、/」
🍵「…もぉ、そんな顔真っ赤じゃ生徒さんに心配されちゃうよ、黄瀬せんせ、笑」
👑「、す、すちくんのせぇやろ、っ…、」
「すちくんが、…、か、かっこぃいから、」
🍵「…、っ、あのさぁ、」
👑「?、…」
🍵「…、やっぱなんでもない、」
👑「なんでよ、っ!きになる、っ」
🍵「気になっといて、そしたら俺のことしか考えらんないでしょ」
👑「…っ、〜〜ッ/」
「たらし、っ!!」
先生「みこと先生、ちょっと声大きいです…(汗」
👑「!、す、すみませんっ、!(汗」
🍵「すみません。」
🍵「声おっきすぎ、笑」
👑「…っ、すちくんが悪いんだってばっ/」
休憩中
👑「…、♩〜〜」
🍵「ご機嫌だね、」
👑「!、えへへっ、なんてったって今日は購買にあの幻のめろんぱんがくるからね、」
🍵「めろんぱん?、ああ、みこちゃん甘いもの好きだもんね」
👑「うんっ!、毎回生徒に取られちゃうから今日は容赦しない。」
🍵「大人気な笑、」
👑「ぅるさい、っ!笑」
お昼休憩中
👑「おばちゃーんっ!、俺にも!!!」
男子生徒「おいみことちゃんずるいって!」
👑「やだやだ俺も今度こそ食べたいのっ!」
男子生徒「髙橋みことちゃん止めといて!」
男子生徒「えー…」
👑「え、やだっ!だめ!」
男子生徒「…、そんなにメロンパン食べたいの?、せんせ、笑」
👑「食べたいよっ、!」
男子生徒「…じゃあ、コレ」
👑「…へ、」
男子生徒「彼女に頼まれててとっといたやつあげる、」
👑「え、っ!、だめだよっ!」
男子生徒「…え、でも俺がお金も払ってるし、いいよ」
👑「だめっ、!それは彼女さんの!」
「…もぉ、っモテるからってそんなことしてるとフラれるぞ!」
男子生徒「えぇ、笑」
「…せんせにあげたいって思ったんだけど、」
👑「…だめ、っ!彼女さんのとこ行ってあげなさいっ!、」
男子生徒「…はーい、」
🍵「…、あ、みこちゃん」
👑「ぅーー、争奪戦負けた、っ」
🍵「え、っあんなに綿密に作戦練ってたのに笑、」
👑「…、、もぉやだ、しごとしない、」
🍵「それはだめ、笑」
👑「ぅ、ー…さいあく、っ!」
🍵「ま、そうだろうと思ってたけど、。」
「…はいこれ、」
👑「…へ、」
🍵「あげる、食べたかったんでしょ、?笑」
👑「…ええのっ、?!」
🍵「…、ま、そのために買ったし」
「俺、あんまり甘いもの好きじゃないからあげる」
👑「!、…、」
🍵「うん、俺は甘いのそんなに好きじゃないから、笑」
「ちょっとだけ待ってて、」
👑「…、」
🍵「?、どしたの、笑」
👑「すちくん、変わんないね、。」
🍵「…そう?、みこちゃんと離れてから身長もだいぶ大きくなったけど、」
👑「…、ぅん、ずっと、むかしから、かっこいい」
🍵「!…、なにそれ、/」
👑「…あ、照れてる笑、」
🍵「…黙って食べて、食べないなら俺が食べるよ」
👑「ええっ、だめっ!笑」
👑「ん、っ、ぅまぁ、っ」
「めっちゃあまい、おいひぃ、っ」
🍵「…、ふふ、っ笑、」
「よかったね、」
👑「うんっ、!!」
in 6限目
👑「じゃぁ、ホームルーム始めるよ〜」
「今日は交流の和②だから、5班さん企画お願いできるかな?」
女子生徒「はーいっ!、今日は〜〜」
女子生徒「ね、すちせんせ、」
🍵「?、…どうしたの?」
女子生徒「…ふつーに話してみたかっただけ、笑」
「交流の和だし?笑」
🍵「なるほどね、笑」
「嬉しい、俺ももっとみんなと話して仲良くなりたいな」
女子生徒「すちせんせーならよゆーだよ、イケメンだもんみんな言ってるよ」
🍵「そうかな…?彼女できたことないけど、笑」
女子生徒「…え、えええっ、゛!!!!」
男子生徒「えなにどした、柳城」
女子生徒「…す、すちせんせー彼女いたことないらしい…、」
女子生徒「…え、絶対にうそ、」
男子生徒「…めっちゃ性格に難ありとか?」
🍵「失礼だな山田くん」
👑「…もお、授業進まないからおしゃべりはだめ、それに、す…、美鳥先生に彼女がいようがいまいがそんなに驚くことじゃないでしょ、っ」
女子生徒「いやこんなにイケメンで彼女いたことないはうそだもん絶対に」
🍵「…いやあ、好きな子以外とは付き合えないから、」
「ずっと忘れられなくて、」
男子生徒「…あーじゃあ、小さい頃から知ってる仲なんすか?」
🍵「…んー、まあそうかな、」
男子生徒「…もしや歳上?」
🍵「そうだね、」
男子生徒「…イイっすよね、(✨」
🍵「…いや、俺は歳上だから好きなんじゃなくて、その人がすきだから、」
「長貴くんのとはちょっと違うかな…」
男子生徒「くっそ内面までイケメンかよっ、」
女子生徒「勝てるとこ無くて笑う、笑」
男子生徒「うーーくそ、ぉ」
「みことちゃん慰めて〜」
👑「やだ、俺のゆーこと聞かずに勝手に傷ついたんだから自分で自分のご機嫌くらいとりなさい、っ」
男子生徒「…みことちゃん俺はちゃんとみことちゃんの話聞いてたよ〜」
👑「山﨑くんは美鳥先生の話の時寝かけてただけでしょ笑」
男子生徒「また山﨑がみことちゃんに媚び売ってる〜媚び売り星人」
女子生徒「小5みたいなあだ名のセンスしてんな笑」
男子生徒「…好きな子に媚び売って何がわりーの、」
女子生徒「…え、えええええ、っ゛」
男子生徒「それに俺は、長貴みたいに熟女手当たり次第じゃないから、笑」
男子生徒「俺が好きなのは熟女じゃ無くて人妻世代なっ!!!!!!」
男子生徒「毎回思うお前のその謎のこだわりなんなんw」
女子生徒「あーーあー、あーた目当てで入ったサッカー部マネの1年女子泣いてるよ〜」
男子生徒「大丈夫、全員俺にくれ」
男子生徒「元々俺のじゃないし、笑」
「てかフリーズしてるみこちゃん、かわい笑」
👑「…へ/、」
🍵「…、」
👑「…、せ、せんせぇのことからかっちゃだめ、っ、/」
「山﨑くんはそゆことしぃひんと思ってたのに、っ/」
男子生徒「…からってんじゃなくて、本気で好きだよ。」
女子生徒「待ってガチな山﨑初めてみた笑」
男子生徒「これ見せてサッカーマネ1年女子を俺のものにしたいから動画撮ってもいいか?」
👑「だめ、っ!!!!!/」
男子生徒「みことがダメって言うからダメ」
👑「っ…、/せ、せんせぇのこと呼び捨てしちゃダメ!!」
🍵「…」
女子生徒「…すちせんせ?(袖引張」
🍵「!、…なあに?」
女子生徒「いや、顔怖かったから、笑」
🍵「…気のせいじゃない?笑」
女子生徒「んー、そうかも…?」
教員「よーし、じゃあ今度の授業の計画レポートもできたし、今日は上がってもらって大丈夫だよ!」
🍵「はい、ありがとうございます!、お疲れ様でーす、」
「お疲れ様でーす!」
👑「、あ、美鳥せんせ、」
🍵「!、」
👑「もう少ししたら、今日の分のやつ終わるから、ちょっとだけ、待っててほしい、。」
「だめ、?」
🍵「…わかりました、」
👑「ぅん、っ!すぐ終わらすっ!笑」
🍵「…、」
女子生徒「あ、すちせんせーだ」
🍵「!、」
「柳瀬さん、」
女子生徒「名前覚えててくれたんですか?笑」
「うれしー、笑」
🍵「うん、」
女子生徒「せんせ何年生担当なんですか?」
🍵「1年生だよ」
女子生徒「えーいいな、今年の一年」
女子生徒「んねー、うちらんとき教育実習生おらんかったもん」
男子生徒「お前ら何してんのー?」
女子生徒「すちせんせと話してるーっ!」
男子生徒「え噂の?」
女子生徒「そーだよー」
男子生徒「おお、デカい」
🍵「いやいや、笑全然、君たちはまだまだ伸びるんだから」
男子生徒「えがちすか?」
🍵「俺大学入ってからも伸び続けてたよ」
男子生徒「まじで頼みます、180ほしい」
🍵「がんばれ、笑」
👑「すちく〜んっ、!」
🍵「!、」
男子生徒「あ、みことちゃんやん」
👑「おわっ、!久しぶりぃ、!」
「英語できとる?」
男子生徒「いやあ英コミュみこちゃん担任じゃなくなってからめっちゃ成績下がったんやけど詰み?」
👑「うっそ、!なんでぇ、」
男子生徒「みことちゃんの授業じゃないとやる気出んまじ」
👑「えー、うれしいけど、川崎くんがいい点取ってくれるほうがうれしい、」
「やけんがんばって?、わからんとこあったらいつでも聞きにきてええからね、っ!」
男子生徒「うん、受かったらおめでとうのちゅーして、笑」
👑「んもぉ、〜っからかわんとって、!」
「彼女おるんやろ?」
男子生徒「最近別れたー」
👑「え!、どして!」
女子生徒「相手の子、他校なんだけど同じ学校の子と浮気してたらしい、川崎残念なイケメンすぎ」
女子生徒「顔のいい不憫な男」
男子生徒「でも、そのおかげでみことちゃんが本命だって気づいたよ」
👑「何言ってんだ、笑」
🍵「…、みこと先生?」
「今度の授業レポートのアドバイス欲しいんで、もうそろそろ笑、」
👑「え、?ぁあ、うんっ、!またね、!気をつけて帰るんよ!受験生なんやから!」
「はーい!またねー!」
🍵「…」
👑「…、ね、すちくん」
🍵「ん?」
👑「…手、繋ぎたい、みんなもう見えんから、/」
🍵「…うん、いいよ」
👑「…、おっきいね、手」
🍵「そう?、普通じゃない?」
👑「…んぅん、綺麗。」
「あの時と変わんないね、。」
🍵「…みこちゃんも、変わんないね」
👑「…え〜、、大人っぽくなったでしょ、!」
🍵「…いや〜?笑」
👑「なによぉ、っ!笑」
🍵「…」
「可愛いよ、ずっと。」
👑「…!、/」
「かわいくないってば、…」
🍵「…うん、可愛くなかったらよかったのに」
👑「!、へ」
🍵「可愛くなかったら、誰にも話しかけられなかったのに、」
「可愛くないみこちゃんがよかったな、」
👑「…、?、かわいくないよ、俺」
🍵「…可愛いよ、」
👑「ぅ、お世辞やめて、/」
🍵「お世辞じゃないんだってば、」
👑「、?…/」
🍵「…川崎くんも、山崎くんも、みこちゃんのこと本気で好きじゃん、」
「みこちゃんが可愛いって知ってんの、俺だけでいいのに、」
「…不安になる、今の俺じゃみことちゃんは俺のってアピールできないから、。」
👑「…、なんで、?」
🍵「?、なにが」
👑「アピールしてよ、…っ」
「…柳瀬さんにも、蕪木さんにもっ!」
「俺はみこと先生のものです!って、…、そんで、話さないようにしてよ、。」
「…俺だけみててよ」
🍵「…、ふは、っ笑」
👑「!、なによぉ、…」
🍵「いや、…俺たち、やっぱ何にも変わんないね、笑」
👑「?、そぅ?笑」
🍵「うん、素直なんだか、天邪鬼なんだか、」
「…みこちゃん、」
「結婚して。」
👑「!、…え、/」
🍵「絶対に幸せにする。」
「まあ、結婚は比喩的な話でだけどね、みこちゃんのご両親にも許可いただくために、そんな急には無理だから。笑」
👑「…、、すちくん、」
🍵「?、ん?」
👑「いま、すっごく抱きしめてほしい気分かも、」
🍵「…、どこで習ったのそんなの、」
👑「わかんない、いままで思ったことないもん、すちくん限定だ、」
🍵「…、俺限定なの?笑」
👑「ぅん、だからはやく、」
「ぎゅーってして、はなさないで、。」
🍵「…、ん、」
👑「!、…んふ、」
👑「…ね、すちく、」
🍵「…みこちゃ、」
👑「!、すちくんからいいよ、」
🍵「…キスしたいなって、」
👑「、!…ふへ、」
「俺も同じこと考えたっ、!」
🍵「!、…じゃあ、いい?」
👑「ぅん、どぅしよ、どきどきしてきた、」
🍵「俺も、」
👑「ぅそだぁ、っ!涼しい顔しとる、っ!」
🍵「いや、かっこつけてるだけ、」
「内心バクバク、」
👑「おれも、動悸はやすぎる、笑」
🍵「…ね、みこちゃん、」
👑「…?、ぁ、…ぅわ、ぁっ、」
🍵「次、君に逢ったら、ここって決めてたから」
👑「!…、」
街全体が一望できるような高台。
ここに来たのは、小さい頃の遠足と、あなたと別れたあの日。
👑「、すちく」
あの夏、苦い呪い。
数秒した後、世界に音が戻ってきた。
この日、このとき、この瞬間。
確かにこの世界には俺とあなただけだった。
愛し合った。2人だけで。何度も。
あの日、あのときあの場所で。
あなたと別れたこの場所で。
あなたの存在を確かめるように。
コメント
5件
「おしあわせに」の続きですね!✨✨ この話めっちゃ好きなので続き出て嬉しすぎます💕 今回の話は最初から最後までキュンキュンが止まりませんでした💘✨️ 他の話も楽しみに待ってます🎶🥰

良かった...良かったです また出会えて今度はしやわせになれたんだね 本当に嬉しい気持ちでいっぱいです

「おしあわせに」すごく好きで何度も読み返してたので、続き嬉しいです😭 ようやく素直になれる時代に出会えて良かったです。