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3月14日の夜、すまない先生は、疲れた体を引きずり、学校へ戻っていた。
「・・・疲れた・・・」
体の節々が痛く、疲れがどっと来ていた。
今日は朝からマイクラ都市伝説云々や、モンスターの大群に襲われたりなど色々あった。
すまない先生は、ふと、月が見えるの夜空を見上げ、ぽつりと呟いた。
「・・・今日、僕の誕生日だったなぁ」
今日は、すまない先生の誕生日。
だが、朝からバタバタしていたし、生徒たちとは数時間会った程度だった。
(・・・帰りにケーキ買いに・・・いや、エメラルド持ってないから、いっか・・・てか、ちょっとあの都市伝説は大変だったなぁ・・・モンスターの大群も何気に苦戦したな・・・あれくらいで苦戦してるってことは、もっと鍛えないと・・・)
少しネガティブな感情に苛まれつつ、すまない先生は学校へと戻った。
✵✵✵✵✵
学校まで何とか帰ってきたすまない先生。
ふと、教室が電気ついていることに気づいた。
「あれ?電気ついてる・・・つけっぱなしでみんな帰ったのかな・・・」
そうこぼし、すまない先生は教室に1歩踏み入れた。
すると、
──突然視界が水色一色になった。
「・・・へ?」
すまない先生は思わず1歩後ずさる。
よく見ると、ヒラヒラと水色の花弁が舞い落ち、目の前には水色の綺麗な花束が。
思わずぽかんとしていると、
「「「「「「「すまない先生!!」」」」」」」
「うわっ!?」
突然の声とタックルに近い突撃に、すまない先生は素っ頓狂な声を上げた。
すまない先生が胸元へ目線を下げると、レッドたちがおり、そのレッド達の手には綺麗な水色の花束が
「ちょっ!花束潰れるって!!」
「重い重い」
と、少しドタバタしていたが、やがて、レッド達は立ち上がり、顔を見合せ、一斉に口を開いた。
「「「「「「「すまない先生!お誕生日、おめでとう!/ございます!」」」」」」」
その言葉を聞いた途端、思い出した。
✵✵✵✵✵
小さい頃、両親が祝ってくれたこと。
ケーキを食べて、プレゼントをもらって、両親から抱きしめられて、
とても嬉しくて、泣きたいくらい暖かくて・・・
✵✵✵✵✵
「先生?」
ブラックがそう声をかける。すまない先生は、目の前の生徒たちを一斉に抱きしめた。
「うわっ!?」
「わっ!?先生!?」
「ど、どうしたんですか?」
生徒達の困惑の声を他所に、すまない先生は笑顔で笑った。
「・・・ありがとう、さいっこうの誕生日だよ!」
すまない先生は、疲れなどとうに忘れ、目の前の生徒たちを強く抱きしめた。
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