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梅宮「…自由?」
梅のいつもより低い声が響く……。
梅宮「俺たちは皐月に対して無理強いをしてるつもりも、したことも無い、皐月にとってここじゃ自由になれないのか?」
そう言われて俺は何も言えなかった…。
だってこの街は思いやりばかりで、優しくて暖かい…。だからこそ、俺はこの街に向いてない……。
俺自身が、俺が何も考えれなくなって手が出てしまうのが怖い、この街の人たちを傷付けるのが怖いんだ……。
皐月『……、お前には分からないよ、一生かけても、分からない』
桜「なら俺なら分かるはずだ」
今まで黙ってた桜がそう言葉を発した
桜「俺も外から来たんだ、他者からどう思われようが俺はもう気にしてない、なら皐月はどうなんだ、もし街のヤツらを気にするなら出てくなんて考え辞めろ、お前はこの街に必要な筈だ」
俺が……この街にとって必要?
こんな…相手を殺しそうになっても?
本当に?
梅宮「桜の言う通りだ、この街と俺らには皐月が必要だ!だから出てくなんて言うな」
梅宮から抱き着かれて
声や、体温が…直に伝わってくる……。
俺はここに居て良いんだ…。
みんなの役に少しでもたてれてるんだ…。
皐月『……もし今後また俺が道を外した時…殴ってでも止めてくれ…』
梅宮「ははっ!殴るなんてする訳ないだろ!ちゃんと話して止めるさ」
皐月『…ほんと、お前らお人好し過ぎる…馬鹿だよ』
桜「はぁ!?バカとはなんだバカとは!!?」
梅宮「あっはっは!馬鹿でじゅーぶん!桜もありがとうなぁ!」
桜「…///べ、別に」
このお人好し2人には適わねぇな……
皐月『…ありがとう、2人とも』
そう告げると梅は「おう!」桜に対してはやはり照れてる様で
桜「べ、別に大した事言ってねーし//」
こいつらと会えて俺は幸せもんだよ……。