オリエピ

守護霊パロ

アズ

何も視えない

何も感じない

守護霊のおかげで強いまである

アズの守護霊

対象者以外はどうでもいい感情だったが紗知の守護霊が果てしなく苦手になった

紗知

霊をやんわりと感じる事が出来るが視える事は一切ない

取り憑かれやすい

紗知の守護霊

守護対象のためにどんな手段でも守護の力を手に入れようとする

実際はかなり強い

怜

軽く視える事や感じる事が出来る

紗知とアズの守護霊に興味を持っている

怜の守護霊

いつかどこかの小説で出す予定

情報なし

黒美

彼女自身が完全に人間ではないため霊は視えるし感じる事が出来る

紗知とアズの守護霊には苦手意識がありなるべく目線を合わせないようにしていた

黒美の守護霊

いつかどこかの小説で出す予定

基本はあまり手出せずに見守るだけとのこと

start

｢貴方っていつも何飲みましたっけ…？｣

いつものように紗知が一人1人に何を飲むかを聞いていっては最後はアズに聞く

｢俺はいつもココアって言ってんだろ｣

｢あー､そうでしたそうでした､貴方はまだお子ちゃまでしたね？｣

そう言ってはいつものようにアズを煽る

最初の頃に比べては二人も仲良くなったようだ

安心して紗知に淹れてもらったコーヒーを口につけながら見ているとふと､とある2人と目が合う

あまり目線を合わしたくないのですっと静かに目を逸らす

正面を向くと怜がこちらを向きながら声をかける

｢あの2人は結構仲良いよな｣

怜が興味津々な目でこちらを向いてはそう言う

｢ぁ~…まぁあの二人はね…？｣

ちらっと2人に視線を戻す

(守護霊達が仲悪そうなんだよねぇ…)

物凄い圧がお互いにかかっているのが一目で分かるぐらいにピリついている

互いが互いを睨み合って常に喧嘩腰だ

｢お互い仲良く行きましょうよ？｣

怖い人ですね~､なんて笑いながら伝えてくる

俺はこいつのそう言う所が苦手だ

｢絶対嫌だな｣

そう言っては､何なんだよお前は､とため息をついては独り言のように言ってみる

言った後はもう関わりたくないので徹底的に彼女を無視する

(無反応になってしまった…)

彼が無反応になっては面白くないので何かアクションを起こそうとする

じっと､彼の守護対象を見つめる

彼から反応を貰うが為に守護対象に攻撃をする素振りを見せるため素早く守護対象スっとに手を伸ばす

その瞬間に､燃える音と共に自分自身の手はいつの間にか真っ赤な炎の中に包まれていた

(あぁ､これが彼の対象を守るための能力なのか､流石太陽神の血が入っているだけある)

そう思うと自然と口角が上がる

手から腕にかけて軽く火傷をしたような感覚が残る

しばらくぽかんとしてその火傷をしてまだ軽く火花が散っている自分の手を見つめる

拳をぐっと握り､彼の炎を手の中に収める

(これは実に面白い…)

｢お前の目的は一体何なんだよ…｣

そう少し不安に駆られている彼を見ると自然と笑いが零れる

｢フフッ…｣

｢何を笑って…｣

にこにことしては思いっきりパンッと手を合わせその手を顔の横に当てる

｢いやぁ！気に入りました！｣

そう言っては彼にずいっと思いっきり顔を近づける

それに驚いたのか相手は一歩後ろへと後退する

そんな事はお構い無しに興奮した口振りで彼に更に話しかける

｢貴方は素晴らしい守護の力をお持ちですね｣

｢是非とも私の力に加えたい｣

胸に手を置き､まるで勧誘するかのように本心を伝える

すると彼は更に身体を反らせ､小さくはぁ？っと声を漏らす

彼の息が軽く上がってるのが見て分かる

別に貴方の事を殺す訳でもないのに…と､安心してくださいと言わんばかりの表情で彼を見つめる

すると予想外の言葉を発する

｢お前だって十分力が強いだろ？｣

その言葉に驚き､そのまま固まってしまう

｢…いえいえ､私の力はまだ弱い…｣

そう言うとさらっと紗知の髪を撫でる

楽しく話している彼女をこれからも守り続けるためにもっと強くならなければいけない

｢もっと力があれば確実に安全に紗知を守ることが出来る｣

｢今はまだ無理でも｣

一呼吸置き､彼を睨むように見つめる

｢いつか必ず貴方の力を奪います｣

｢っ…｣

ちくっとした痛みが頬に走る

その痛みに驚いては頬を抑える

｢ぁ……？｣

少しだが赤オレンジの炎が手の周りを纏い､驚いてその手を見つめる

気にせずに少しぬるいココアに口をつける

ゆっくりと飲んでいると睨むように見てくる紗知に気づいたので仕方なく声をかける

｢んだよ､そんな睨んで｣

｢そんな熱そうな炎どこから来たんですか…｣

少し引いたような目で見てくる紗知に失礼な…と少し思ったが自分でもよく分からず首を傾げることしか出来なかった

ｵﾜﾘ