テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
猫背
5,253
Sunflower ⑥ -1 (wm×f)
前回から3日が経ち、お待ちかねの(特に、元貴&若井が)涼ちゃんの家にお泊まり会の日になったところからのお話です。
───────
藤澤side
【3日後】
♩♩♩〜
藤澤「はーいっ」
若井「涼ちゃんっ!俺俺っ、若井ーっ!あーけーてっ!」
大森「お前!エントランスで大声出すなよっバレるだろ!!」
若井「元貴だって今大声出してんじゃん」
大森「お前よりマシだっつーの」
藤澤「ふ、ふたりともっ、目立つって!早く上がってっ」
大森「若井のせいで涼ちゃんに怒られたじゃん」
若井「いや、元貴も十分声大きかったから」
大森「はぁぁぁ?」
藤澤「……ねえ、喧嘩するなら開けないよ?」
若井「してない、仲良しですっ」
大森「涼ちゃんバレちゃうから開けてー」
藤澤「……もう」
ピーッ、ガチャ
エントランスの施錠を解除し、ふたりに上がって来るように促したはいいけど……
今日はふたりと約束した僕んちでのお泊まり会。
まあ、約束もふたりに半ば強引に約束させられたものなんだけどね……
上まで上がってくるまでにまたふたりが喧嘩してなきゃいいなって思っていたら、ドア前のチャイムが鳴った。
ピンポーン
大森「涼ちゃん、ごめんねー、おじゃまします」
若井「おっじゃしまーすっ」
藤澤「どうぞぉ〜」
ふたりそれぞれのスリッパを出しつつ、ひとまずは、ここに来るまでにまた喧嘩はしてない様でホッとした。
大森「ありがと、涼ちゃん。涼ちゃんち久々…………スンスン……涼ちゃんの匂いだ」
藤澤「え……僕の、……におい……?」
若井「元貴、来て早々気持ち悪い事言うなよ」
大森「気持ち悪くないしっ」
元貴の言う通り、気持ち悪くは……ないけど……僕の匂いって、どんなのだろう……?
普段僕は香水はつけないし……玄関の芳香剤の匂いかな?それとも柔軟剤の匂い?んと思って自分で服を嗅いでいると、元貴が急に抱きついてきた
藤澤「ちょっ、元貴っ」
大森「ほら……んー……涼ちゃんからするにおいと同じ」
若井「お前どさくさに紛れてなに涼ちゃんの首に顔埋めてんだよっ元貴っ俺と代われ!」
大森「んんー、やだ」
藤澤「ちょっと、ふたりともっ」
若井は元貴を引き離そうと引っ張るけど、肝心の元貴は僕に腕を回し、強く腕に力を入れている為に離れる気配はない。
しかも、いやだと顔をぐりぐりと僕の首に擦り寄ってきて……
藤澤「ん……ちょ……もときっ」
若井「っ?!元貴お前っ」
大森「俺なんもしてない、涼ちゃんが勝手に感じてるだけ」
藤澤「か、か、感じてなんかっ……ンンっ、」
元貴の息が首や耳下にかかって、思わず変な声が出ちゃった
大森「ほらね?俺は何もしてない。普通にしてるだけ」
若井「…………うん、確かに。元貴は普通だ……」
藤澤「ちょっ、んんっ……わ、かいっ!!」
気が付けば、元貴を引き剥がそうとしていた若井が、僕の後ろから抱きついてきた。
若井とは、ほぼ身長が同じだから若井が喋ると、若井の少し低く優しく声色と息遣いが耳に直接届いてしまう
若井「……涼ちゃん……玄関で大声出したり変な声出したら廊下通る人に聞こえるよ?」
藤澤「だって僕、みっ、耳が」
大森「耳がなに?」
若井「耳がなに?」
藤澤「っ//」
大森「ほら、涼ちゃん、ちゃんと言ってくれなきゃわかんないんだけど?」
若井「そうそう。涼ちゃんは耳が弱くて感じちゃうってハッキリ言ってくんなきゃ……俺たちわかんないよ?」
藤澤「〜〜っ//」
このふたり……わざとやってるんだっ!!
わざと耳元で喋ってくるのもわざとだ!!
しかも元貴なんて上目遣いでこっちを見てる……
藤澤「はっ…………離れろっ!玄関!迷惑っ!もうっ!!そ、それに!今後!ふたりとも僕に触るの禁止っ!!」
大森「えーー!!」
若井「えーー!!やだよっ!!」
藤澤「やだじゃないよっ!ふたりがわざと変なことするから禁止っ!!」
大森「…………じゃあ、涼ちゃんがいいって言ったらOK?」
え?
わざと変なことするふたりに僕がOKなんて出すはずないのに何で元貴は聞くんだろ…………まあ、そもそも触るのがおかしくて……だからOK出すつもりないし……
藤澤「……それなら、……まあ……」
大森「よし、涼ちゃんその言葉忘れないでね?」
藤澤「う、うん……」
また何かふたりが仕掛けてくるんじゃないかとちょっと不安だけど……元貴も若井もそれ以上に何も言わないし、今日は僕んちだし……大丈夫っ!…………だよね……?
若井「ほら、涼ちゃん、眉間に皺を寄せて立ってないで、リビング行って準備準備」
藤澤「あっ、ごめんっ」
……って、なんで僕が謝ってんだろ……
ほんとこのふたりには振り回されてばっかりだ。
僕……最年長のはずなんだけどなぁ
そんな事を思いつつ、ふたりに遅れながらもリビングに入れば、テキパキとふたりが持って来たものを出して並べ始めていた。
大森「りょーちゃーん、ここに出してるお皿使っていいの?」
藤澤「あっうん、大丈夫っ。その為に出してたから」
僕たちは誰かの家で集まった時は、来る人が食べ物や飲み物を買ってきて、家主はお皿やグラスなどを用意する。
今日は僕んちってわかってたから前もって簡単に準備だけはしてた。
大森「んじゃ、借りるねー」
藤澤「はぁーい」
温めた方が美味しいものはお皿に移して温めて、そうじゃないものは買って来たままテーブルに。何とも男だけの食事、呑み会!って感じ。
各々好きな物を食べ飲みつつ、カードゲームや携帯型ゲームで通信対戦をしたりしてワイワイし、隙間時間に順番にお風呂に入るのがいつもの流れだ。
今日も乾杯の合図と共に、ふたりが買ってきてくれた物を食べつつ、先日元貴がくれた、た〇ごっちをみんなでした。
つづく
───────
お久しぶりです。kuraraです。
お待たせしました!サンフラワー、久々の更新ですっ!!
今回もハチャメチャな3人です。
読んでる途中で、ふふっと笑っていただけたら作者として嬉しいかぎりです。
2026.6.11 kurara
コメント
20件
読むのが遅くなってしまいました〜💦 いいですねぇ ふふっ…どころかにやにやしながら、これから2人がどうやって「触って」とお願いさせるかの展開が楽しみでなりません! いやしかし…こういうわちゃわちゃは栄養素が高くて癒しそのものですね(*´艸`*)
久しぶりに更新だ!!嬉しいです!! ❤️さんはどんな風に💛さんに触ってって言わせるつもりなのか……楽しみすぎます🫣💕