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12月24日の午前10時、武内家。
冬休みに入っても日々猛勉強に励んでいた瑠斗が、ずっと楽しみにしていた今日と明日のクリスマス。
天気予報は明日まで晴れ。階下のキッチンではランチの準備が進んでいる。肉を焼く音や包丁で刻む音を聞いているだけで腹が鳴るというのに…瑠斗は朝から機嫌が悪かった。
「そんなぶすっとするなって。別にいいだろ、一緒に過ごせないわけじゃないんだから」
「分かってるけどさぁ。まさか急に梨華から呼び出されるなんて思ってなかった」
「クリスマスランチのお誘いなんて嬉しいじゃんか。さすがに武内家は洒落てるよな、アメリカのホームドラマみたいだ」
瑠斗の両親はクリスチャンではない。ただ普段からとにかく家族仲が良いので、こうして集まれる時に集まろうというスタンスなのだ。
リビングには大きなクリスマスツリー。窓辺***************************
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