「ホテルの部屋って…?瑠斗お前、いつそんな…」
「バイト始めたの、このためでもあるんだ。受験の年でがっつりシフト入れないから、ずっと前からコツコツ貯めてさ」
瑠斗の頬は、寒さと照れとで赤くなっていた。
俺の方は驚きすぎて、言葉に感情が追いつかない。
「いやでも…『スイートとまではいかないけど』って…。お前、一体幾ら使って──」
「それは言わないけどさ!俺がどおぉぉしても裕孝と過ごしたかった部屋だから…。ほんと気にしないで。俺が勝手にやったことだから…。…重いよね、ごめん…」
ハッとして、俺は改めて瑠斗の目を見た。
「ち、違う違う!突然言われて驚いただけだ。俺そんなホテル泊まるの初めてだし…瑠斗が前から計画してたなんて、その…」
俺の顔はきっと、瑠斗に負けないくらい真っ赤になっていることだろう。
「う、嬉しくて…***********
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