テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
161
「るい、いい加減にしろ。」
「お前の演出をアークランドの皆さんが待ってい るんだぞ」
『……ッッ』
「るい、お前は言っていたじゃないか。」
「観客に夢のような体験をと。」
「お前が夢を見てどうするんだ……」
「るい、お前は亡くなってなんかいないよな…?」
「オレが今まで望んでいたのは
こんな別れ方じゃないぞ……!」
「アークランドに行くんじゃなかったのか…?」
「これじゃオレも行こうと思っていた
小さな劇団に行けないぞ……心残りが多すぎる」
「類っ!類ッッ!」
ぐすっ……
お前ともっと『一緒にショーをしたかった』
「オレもそろそろ諦めんとな、」
「じゃあな類。」
「また、来世で。 」
これがオレたちの
最後の日だった。
小さな劇団に行ったオレも夢で
類が、アークランドに行ったのも夢で
現実はこれだったんだな…。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!