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3 - 『本気のベンチプレス』 🐺×🐷🐰

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2025年07月08日

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ジムの中は汗と熱気に満ちていた。

バンチャンはタンクトップ姿で、器具の調整を終えるとチャンビンに手を差し出した。

🐺「はい、今日は胸。ビニ、ベンチ乗って」

🐷🐰「っしゃ、見てろよヒョン。前より上げてやるからな!」

チャンビンがベンチプレスに仰向けになる。

バンチャンは真上に立って、バーを支える位置についた。

🐺「よし、バー渡すぞ。無理すんなよ?」

🐷🐰「分かってるって。俺を誰だと思ってんだよ〜〜っし!」

((チャンビンがバーを持ち上げる))

🐺「そのまま、下ろして──ゆっくり……そう」

((ぐぐっと重さに顔をしかめながら、チャンビンがバーを下ろす))

🐷🐰「ッ、くっそ、これマジきっつい……!」

🐺「でもお前、前よりフォーム綺麗になってる。効いてるぞ、胸に」

🐷🐰「……へへっ、マジ?」

🐺「マジ。ちゃんと見てるから」

((チャンビンがふとバンチャンの顔を見る。上から真剣な目で自分を見ていて、少しだけ鼓動が跳ねた))

🐷🐰「ヒョンさ……近すぎない?」

🐺「補助だし、当然だろ?」

🐷🐰「……なんかその目、反則」

🐺「え?」

🐷🐰「真剣すぎ。そんな顔で見られたら……集中できねぇって」

((チャンビンが顔を真っ赤にしながらバーを戻す))

🐺「……バカ、集中してくれよ。お前が潰れたら俺が焦るだろ」

🐷🐰「……潰れてみようかな、わざと」

🐺「やめろ、可愛いとか思う前に、心臓止まるから」

((ふたりの間に一瞬、変な空気が流れる))

🐷🐰「──じゃあ、終わったらプロテイン飲みに行こ。ヒョンの奢りで」

🐺「……はいはい、よく頑張ったビニにご褒美な」

((軽く頭をぽんと叩かれて、チャンビンが小さく笑った))


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