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4 - 『ちょっとだけ、こっち見てよ』 🦊×🐶

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2025年07月08日

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休日の午後、寮のリビングは静かだった。

スンミンはソファで本を読みながら、となりのアイエンにまったく目を向けない。

🦊「……ねえ、スンミナ」

🐶「ん?」

🦊「何読んでんの?」

🐶「推理小説。途中で話しかけられると集中できないんだけど」

🦊「でも俺のほうが気になんない?」

🐶「なにそれ。意味わかんない」

((ページをめくる音だけがしばらく続く))

🦊「……ねぇ」

((アイエンがソファで少し体を近づける))

🐶「……近い。読むスペースがないんだけど」

🦊「スンミナが俺を見てくれないからでしょ?」

🐶「見ないって決めたわけじゃないけど」

🦊「俺が話してるのに、目も合わせてくれない。ずっと本ばっか」

🐶「だからって邪魔するのやめなよ。ページ進まないでしょ」

🦊「……じゃあ、本閉じたら、俺の勝ち?」

((アイエンがスンミンの本の端にそっと指をかける))

🐶「ちょっ……ちょっと……イエナ?」

🦊「スンミナが俺のほう見るまで、もう動かない」

🐶「……子どもか」

((仕方なくスンミンが本を閉じて、アイエンの目をまっすぐ見る))

🐶「……はい、見た。これで満足?」

🦊「うん。でも、もっと見て」

🐶「……は?」

🦊「目だけじゃなくて、ちゃんと。俺に、スンミナの時間くれない?」

((じっと見つめてくるアイエンの瞳は真剣で、スンミンは一瞬だけ言葉を失う))

🐶「……仕方ないな。じゃあ、ちょっとだけ」

🦊「ほんとに“ちょっと”でいいの?」

🐶「……今日だけは、長めに見てやってもいい」

((スンミンが、アイエンの頭にそっと寄りかかる))

🦊「……え、ちょっと……スンミナ?」

🐶「動かないんでしょ。俺も、動かないって決めた」

🦊「…………かわいすぎるんだけど」


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