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あかみねくれは
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炭酸@サイダー🌠💙🎧️
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この作品はフィクションです。
実在する個人、団体などとは一切関係ありません。
今回短編が5本続きます、生産者である自分がドパガキだからです。
💛♥️→♥️🩷→🩷💙→💙🤍→🤍💛の流れです。苦手なペアがある方は自衛してください
♥️side.
「照れすぎやろ」
「いや近すぎんの」
TikTokの撮影中、仁ちゃんが距離が近いやなんやて文句ばっか言うからもんのすごい時間がかかっとる。
照れ笑いをしながら俺の肩辺りをぼこすか殴ってきて、いやこれはこれで可愛い!ってみんな言うんやろうけど何か色々成り立っとらんからって撮り直しの連続。
カメラやってくれとる太ちゃんもなんかもう飽きてもーてるし、休憩してから再始動ってことで一旦解散した。
「なーんでやろうな」
「逆にお前なんでそんな平然としてんの?」
「?メンバー相手に照れる要素とかない…と、思わん?」
だって俺にとってメンバーは4人とも家族みたいなもんで、ましてや全員がお兄ちゃん。
タイプ別のお兄ちゃんに囲まれて育った俺としては距離が近いとかそんなんは全く気にならんし、寧ろ俺から近付いていくときもあるし。
正直何にそんな照れなあかんのかがわからん。
「いやあのねぇ…メンバーだからこそ恥ずかしいってのもあって」
「どういうこと?俺ほんまにその感覚わからんのやってー…」
お互いに恥ずかしい、恥ずかしくないの一点張りでなんかちょっとムカついてきて。それを実証したいんやったらなんか、俺が納得するような事例を持ってきてくれたらええのに。
じゃなきゃ俺的に恥ずかしいものなんか今ん所1個もないし。一緒に風呂まで入っといて恥じらうことある?
「…やったげようか」
「え?」
「確実に恥ずかしいやつ」
不意に近付いてきたかと思うと、仁ちゃんのもちもちな手が俺の両頬を包み込んだ。上目遣い可愛い…とか思っとったら顔が近付いてきて、すんでのところで止まる。
何なに、こんな至近距離演出でも無いて…いや嘘ついた、ある分にはあるわ。ちゃうちゃう、有る無しは関係なくて、今のこの状況がおかしいって話をしたかってんな。
「え……と、?仁ちゃん?笑」
「しっ、本番中の体でやってんだから」
「えぇ…」
何やねん、本番中てなんかちょっと変な意味に聞こえるやん…。そんなん言ったら多分ぶん殴られるからよう言わんけど。
そのままキスされるんかなとか、見きり発車した仁ちゃんにはそんなこと出来んやろとか、色々考えたけどやっぱ恥ずいもんは恥ずくて。
思わず目を閉じてしまった。
「…目閉じたら俺が何するかわかんなくなるよ?」
「そ、う…やけど、変なことせえへんやろ?」
「それはどうだか」
片手だけ離れていったかと思うと、コツンとおでこ同士が触れ合う。直ぐそこに仁ちゃんの顔があるんかとか、これ今楽屋に入ってきた人おったら誤解されるやろうなとか、そんなんばっかりが気になって仕方ない。
流石にもうええやろ、と手探りで仁ちゃんの肩に手を置いて引き離そうとすると唇になんか触れた。
ちょっともちっとした感触の、滑らかで温い何か。
「…は?」
「ん、何?」
「…え?え、いや仁ちゃん今何した?」
「うぇ?俺は何も…指一本触れてないけど」
「嘘やろ?!」
絶対今ちゅーされた!と思って目を開けると目の前には仁ちゃんの顔。忘れとった、そういやめちゃめちゃ距離詰められとるんやった。
よろよろと後退りすると膝の裏にソファが当たってストンと尻餅をつく。
目線の高さが変わったことによって見えた、仁ちゃんの手に握られていた…と言うかくっついてたものに気付いてしまうともう笑うしかなかった。なんでそんなもん今持ってんねん。
「それどこで見つけたん?笑」
「え?なんか柔太朗にもらった」
「収録にぷくぷくのおしりシール持ってくる成人男性がどこにおんねん…」
まあそりゃぷにっとさらっとしとるわな、こんなん。てか俺さっき仁ちゃんとじゃなくておしりとちゅーしたん?意味わからんすぎるやろ。
なんかもう腹立ってきてもーて、仁ちゃんの指先からおしりを奪い取って背中にくっつけてやった。今さらやけど腕長いとこういうことできるから便利やな。
「あれケツどこ行った?」
「知らんよ、落としたんとちゃうん?」
「…いや無いじゃん、えー俺のおしり…」
「俺のおしりは誤解生むて笑」
結局その後のTikTok撮影前に突っ込まれるまで、背中のおしりには気付いていなかったとか。
「吉田さんそれ何つけとん!」
「ん?」
「あ、柔太朗のおしりやこれ」
「え、おしりそんなとこにある?」
「まだ要る?仁ちゃんの背中おしりまみれにしようよ」
「背中…おしりまみれ?!え、お前ら大丈夫?働きすぎで頭おかしくなったんじゃねえの…」
勇ちゃんだけが状況を飲み込めてなくてガチで引いとった。
んで結局、仁ちゃんの背中にはおしりが貼られまくってた。
🩷side.
「うっわ懐かし!」
「何見やんの?」
手元のスマホにはいつぞやのテレパシーのライブ映像の切り抜き。この衣装…あれか、これひょっとしてあの事件が起こったときのやつか…?
じーっと画面を見詰めていると、ラスサビ前の落ち着いた部分に突入。柔太朗のふんわりした声ってこの頃から変わんなかったんだなーとか思ってたら来た、来てしまったあの時間が。
画面の中の俺がなぜかパッと横を向いて、頬にぶつかる予定だった舜太の唇と俺の唇が接触した。何回見ても訳わかんねえ。
「やべえこれ!笑 やー今見ても謎すぎ」
「これなんで笑 なんで勇ちゃんこっち向いてん?笑笑」
「知らねえよ、こんときの俺に聞くしか笑」
ゲラゲラ笑っていると、画面の中よりも少しだけ大人になった舜太の顔が真横に来た。
ただ画面を覗き込まれただけなのに、こんな映像を見た直後だとなんか…なんとなく、意識してしまう。
ふと横に視線をやると舜太も目線だけこっちに向けてきていて、何か悪戯を思い付いた子供みたいに純粋に笑った。
「どしたん勇ちゃん」
「いや?なんでも」
「…なぁ、こっち向いてや」
「いや近えじゃん笑」
照れ隠しでもするみたいに最大限目を細めて笑って、なるべく動画も舜太も視界にいれないように。そうしていたせいで。
接近してきていた舜太の顔に気付けなくて、ふっと温い吐息が触れたところでやっと気が付いた。
柔らかくて暖かい、変な話だけど何処か懐かしい感覚。初めてアイツの唇に触れたときはほんとに激突しただけだったけど、ちゃんと触れ合うとこんな感覚だったのか、って。
「…伝わった?」
「…え、」
「テレパシー。何も感じんかった?」
今脳内に直接語り掛けられ…は、しなかったけど。俺を見詰める瞳は優しくて、いつもの弟みたいな舜太はそこに居なかった。
その場の雰囲気に飲まれてしまいそうになるのを堪えてスマホの画面を消すと、舜太からの質問への答えを組み立てる。
どう答えるのが正解なんかわかんねえな、こう言うのって。
「はい時間切れ!」
「はぁ?!聞いてきたのお前な癖に答えさせてくんないとかあり?!」
「アリアリ、大有り!俺がルールやから!」
何だよマジで、真面目に考えたしテレパシーの歌詞みたいなこと考えてんのかと思ったのに。なんか俺すげえ自意識過剰なやつみたいじゃん。
てか結局答えも教えてくんねえし。別室に移動しようとしてんのか、ただ何か別のことをしようとしてるのか。動き始めた舜太を目で追っていると、ふと彼が振り返ったから目が合った。
「なーに勇ちゃん、そんな目で追って…俺のこと好きなん?笑」
「違えよ、ただ見てただけだわばか笑」
「残念、ほな俺先出とくわ。またな勇ちゃん」
「あちょ、てかテレパシーの答え何?」
出ていこうとした舜太を引き留めて咄嗟に出た質問はそれ。
まあどうせ答えてくれないんだろうなーなんて思ってると、「んー?まあ、ヒントだけあげよか」なんて言ってやっぱり答えてくれなかった。
その代わりににっこり笑って中指と薬指だけ曲げて、爆裂の時の手をこっちに向けてくる。
「…え、ガチ?」
「返事待ってんで笑」
💙side.
楽屋で台本とにらめっこ。何でそんなことをしとるかと言うと、ドラマでえげつないキスシーンがあるから。
ちゅって軽く唇同士が触れるやつとちゃうくて、んー…なんかこう、おっしゃやるで濃厚やでどっこいしょ!な感じのキス。
こんなん、こんなんどうやったらええんよ…。てかそもそもやり方知らんかったとしてイメトレしか出来んやんな、相手おらんもん。
「…お前顔険しすぎな?笑」
「ぁえ、?あ、勇斗!」
「うい、おつかれ」
これはどうする?M!LK1といってもいいくらいの演技派が来たけど、相談するべきなんか?いやでもこんなん言ったところで困らせるだけじゃ…
悶々と悩む俺の手元からはいつの間にか台本が無くなっとって。どこ行った?!って周り見渡したらまさかの勇斗の手元に。あっかん、絶対揶揄われるやろ。
「台詞覚えらんないの?」
「いや台詞は全部入っとるんやけど」
「あ、これ?キスシーン?」
えぐい、図星突かれて何も言い返せん、やばい気まずい。言い訳を考えながら目をうろちょろさせていると台本を置いた勇斗がこっちに近付いてきた。
ソファに座っとる俺を見下ろして、俺は立っとる勇斗を見上げて。
あれ、なんかこの構図…
「”分かってる?”」
「は?」
「”俺、ずっと言ってたよね。好きだって”」
何を言い出したかと思うと、聞き覚えのある台詞。自分が家で覚えるときに、声に出して読んだあの文章。今ざっくり目を通しただけで、ニュアンスまで消化して覚えた、?とんでもないやんこの人…
急に目の前のメンバーが知らない誰かに見えてきて、いつもならなんてこと無いのに、触れられた頬が異様に熱を持ってしまって。
なんでこんなにドキドキするんやろ、って。ぐるぐる考えている間に唇同士が重なっていた。
そっと触れるだけ触れて、すぐに体温は離れていく。…あれ、こんなシーンあったっけ、これも演技?それとも…
「…はや、」
「”抵抗しないんだ?”」
再び唇が触れて、微妙に開いていた俺の唇の間に舌が割って入ってくる。
反射的に逃げようとする舌を追いかけられて絡められて、優しく口内を犯されていく感覚が異常なほどに心地いい。
それと同時に鼻から抜けていく甘い声が、情けなくて恥ずかしくて…どうしたらええんかもわからんし。
「ん……っふ、ぁ…」
「…っは、太智、……ん?あ待って違え、間違えた!普通に名前呼んじゃった笑笑」
たった数秒しか経っていないのに、キスの最中に見えた妖艶な瞳は無くていつもの勇斗に戻っていて。さっきの獣みたいなのと同じ人間なんか、疑わざるをえなかった。
そもそもメンバーとキスしたんも信じられへんし、ましてやそれが深い方だなんて。
未だ勇斗の手元にある台本をパッと取り上げて自分の目の前にある机に置くと、なんでか勇斗は隣に座ってきた。
「まあせいぜい頑張れよ」
「言われんでもわかっとるわ」
ふん、と強がって唇を尖らせ、ふんぞり返ったらまた近づいてくる顔。
今度は抵抗できたはずなのに、自分の意思でせんかった。まあ1回くらいええかなって、絆されたんか知らんけど。
「ま、練習したかったら連絡して。いつでもちゅーしに行ってやるわ」
「絶対嫌やそんなメンバー笑笑」
🤍side.
「自分の指だから悪いんじゃない?」
「いやそもそも俺ら指の皮それなりに厚いからあかんのちゃう?」
「それはあるかも」
ラブコメとかで見る、キスの代わりと言うかキスもどき?として2本の指でこう…唇に触れるやつ。
アレはほんとに騙されるのかってのが気になって気になって仕方ない。なんでそんなもんが気になり出したのかは…話せば長くなるんだけど。
「ちょ一旦柔太朗目瞑って」
「やだよリップとれるじゃん笑」
「俺もとれるから嫌やねん笑」
「太ちゃんもうほぼ取れてるって」
「嘘ぉ?ほんまや!!いやでも俺こっち側嫌やから!笑」
んー、このままじゃ埒が明かない。強行突破するか?
とりあえず力比べになっちゃうと俺が絶対に負けるから、先手必勝てことで動きを封じようと正面からハグしにかかった。
けど、見きられてたのか逆に手を捕まえられて、両手を一緒くたに押さえつけられると何も出来なくて。
「はいもう捕まえたから逃げられんで~ほら早よ目ぇ瞑って?」
「くっそー、後で絶対塗り直すからね」
一頻り笑い終わるとスッと目を閉じた。指がほんとに唇みたいに感じるのか、それだけを知るために全神経を唇に集中させる。
ふに、と触れた感覚はやっぱり少し硬かった。それと関節のとこに濃いめの皺があるから、それで若干わかってしまう。
唇と勘違いすることなんて絶対にないなって。それを言おうと思って、指が離れると同時に目を開けようとすると急に目元に太ちゃんの手が被さってきた。
当たり前だけど、何も見えない。え、いやなんで?終わったはずなのに何この手は、意味わかんないんだけど
「さっきのと、次の。どっちのがそれっぽいか教えてや」
「ぇ…」
再度唇に暖かい何かが触れる。今回のやつは柔らかくて、どこまでが自分の唇なのかわからなくなりそうなくらい自然だった。
角度を変えて、もう一回。
そこに居るはずの体温を求めるみたいに手を前に伸ばしたけど、何故か俺の手は空を切るばかりで太ちゃんには触れられなかった。
唇から優しい体温が無くなって暫くすると、目元を覆っていた手がゆっくり退かされた。眩しくて目を細めると、太ちゃんのちょっとニヤついた顔が視界に飛び込んでくる。
「どうやった?」
「いや、普通に指はわかる笑」
「あ、ほんま?なら最初のと後の、どっちが何かわかる?」
前者は指…けど、後者は?俺が思ってるものとは違うかもしれない、太ちゃんって意外と人と触れ合わなかったりするし。
となると、自信をもって答えられるのは最初のだけ。普通に答え聞けばいっか。
「最初のが指」
「次のは?」
「…なんだろ。答えは?」
「何やろうなぁ」
教えてくれないんかい。俺の反応を愉しむように声を弾ませた太ちゃんの方を向くと、追加で質問が飛んできた。
「最初のか、後の。どっちのが良かった?」
「うーん…まあ後者のが好きだった、かな」
「…そっか笑」
何処か嬉しそうに上がった彼の唇は、ライトに照らされて鈍く反射していた。
💛side.
「何言ってんの?」
「だから、仁ちゃんってほくろ多いじゃん」
「そうだね、それで?」
「ほくろって前世にキスされた場所だって」
「うん、だから?」
「キスしていい?」
「そこが飛躍してんのよ、何考えてんの?」
まーた柔太朗がわけわからんことを言い出した。別に何言ってもいいけど、頼むから俺を困らせないで。
てかほくろが前世にキスされた場所って何?だとしたら後天的にできたほくろは何になるんだよ、矛盾するだろ。
「いや、てかあり得ないから。ほくろが前世のキスされた箇所とか」
「って言うと思ったから、俺が検証して帰ろうかなって」
「ん?いやあの、何どういう…」
問い掛ける間もなく黙らせるように親指が俺の唇に触れる。俺よりもはるかに大きい柔太朗の手が輪郭を象るように頬に添えられて、多分ほくろの上をちょんちょんともう片方の手の指先でなぞっていく。
全部通ったのか、手が離れていくと代わりに柔太朗の唇が頬に触れた。
全力で抵抗してやろうと思ってたのに、キスって思ってたより呆気なく出来てしまうもんで。頬を啄んでいた唇が俺の唇に重ねられたのは、その3秒後くらいのことだった。
ごく自然に、そうなるのが当然であるかのようなキス。でもそこには驚愕も嫌悪も愛情もなくて、唇を重ねたという事実だけが宙に浮いている感じがした。
「…は、柔太朗今、」
「ん、何?」
夢だったんじゃないか、一瞬幻を見せられていたんじゃないのか。そう疑わざるを得ないくらい、ナチュラルに触れて離れていった唇をじっと見詰める。
さっきまで触れていた筈なのに、目の前にしても何も思わなかった。いや、薄くてもちゃんと柔らかいんだなーなんて、そんなしょうもないことだけは一瞬浮かんだかも。
と言うかほくろがどうこう、検証するだのなんだのって言ってたけど何を検証すんだよ。無理だろさっきのじゃ、何もわかんねえじゃんか。
「んで、今ので何がわかったわけ?」
「うーん、仁ちゃんの唇の感触?」
「それ絶対勇斗たちの前で言うなよ、めんどくさいから」
口封じをするように柔太朗の唇に人差し指を緩く押し付けると、きゅっとその口角が上がって手を捕まれて唇の前から外された。
そしたらまた柔太朗が視界いっぱいに入ってきて、数秒振りの柔らかい感覚が唇に触れる。一回目のときよりも少し長めにその場に留まって、満足したのかふっと離れていく。
「…今のは何?」
「口止め料もらっただけ」
「あー…ね、言ったら返してもらうからな」
「何、もっかいしてほしいってこと?」
「違えよ」
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読み終えたよ〜!5ペア全部それぞれの距離感が違っててめちゃくちゃドキドキした…💗 特に太智くんの回、指キスの検証からの本番キスに切り替わる流れがずるすぎん?「そっか笑」で終わる太ちゃんの余裕、反則だよ…🤍 仁ちゃん×柔太朗ペアはおしりシールでキスを誤魔化すの可愛すぎて笑ったし、勇ちゃん×舜太のテレパシー回は答えを待たせる指ハートがエモすぎる… どのペアも、キャラの空気感を壊さずにドキドキを詰め込んでて、一気に読んじゃったよ!続きの色違いも楽しみにしてます🥀