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『プロローグ また歯車は動き始める。』
この世界は才能が全てだと思う。
才能を持ってる人は特別だし、選ばれた人間だから
才能を持っている人がこの世界を作っていくのは当たり前だ
だから才能を持ってない人間は、この世界に不要だった。
【???】
?「…ん」
?「おい!大丈夫か?」
頭が痛い、ズキズキする
ここはどこだろうか?
?「…ここは?」
?「…わからない」
辺りを見渡すとどうやら俺たちしかいないようで
どこかで見たことあるような顔の男と、五つのビルが聳え立っていた
?「…取り敢えず自己紹介するか」
音「俺は音喜多瑞稀、よろしくな」
?「音喜多…よろしくな」
このどこかで見たことのある顔の男は音喜多というらしい
音「…俺のこと知らないのか?」
?「えっ…いや…俺たちどっかで会ったことあるっけ?」
音「超高校級のアイドルの音喜多瑞稀!テレビで見たことないか?」
?「超高校級のアイドルなのか、すごいな」
音「…」
超高校級のアイドルと名乗る音喜多は唖然とした顔で俺を見つめた
そんなに自分のことを知らない人がいることに驚くか?
音「そうか…そっか!お前の名前は?」
秘「お、俺?…秘田ミライ」
音「じゃあミライって呼ぶな!」
さっきまで澄ました顔をしていた、音喜多は急に明るく満面の笑みで話し始めた
音「俺を知らない人がいるなんて初めてだ!」
秘「そんな音喜多って有名なのか…」
音「俺のことは瑞稀でいいぞ!もう友達だろ!?」
秘「え?あぁ…」
音喜多ってこんなキャラだったのか
秘「ていうかそれより…ここはどこなんだ?」
音「ここ?…わかんない」
秘「…」
音「でもさっき放送が流れてたんだ!」
秘「どんな?」
音「えっと…超高校級を集めたから、自己紹介でもして時間潰せ的な」
秘「…超高校級だけを?」
本当か?
だとしたらなんで俺が…
音「そうらしい!だから俺たちで他の超高校級を探しに行かないか?」
秘「…そうだな、行くか」
そうして俺は地面から立ち上がり、瑞稀と共に超高校級を探しに行くことにした
【ツウシンボ】
・音喜多瑞稀 (オトキタ ミズキ)
好きなもの ハンバーガー
嫌いなもの 重い衣装、上り坂