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渡辺と向井だけが知っていればいい写真。今、向井はカメラを構えている。

渡辺が眠っている。

肩口に赤い華。

うつ伏せで、足を折り曲げて丸くなっている。

シーツもかかってない、裸のままの渡辺。顔を腕の上に乗せていたが、向井の方に顔を向ける。向井はシャッターを切る。


向井は暗室に入る。

ゆっくり渡辺が目を開ける。

頬杖をついて、うつ伏せで足をパタパタさせている。


渡辺ーシーツくらい、かけて行けよな。


シーツを身体に巻き付け、また目を閉じる。

向井が起こしに来るまでもう一度寝よう。


向井ー翔太くん?起きや?

渡辺ー・・。

向井ー翔太くん?

渡辺ー今何時?

向井ー朝の6時。

渡辺ーん、帰る。起こして?


両腕を上げた渡辺の身体を抱きしめて起こす。

軽く頬にキス。


渡辺ー晩ご飯食べに来る、朝撮った写真見るから。

向井ー起きとったん?

渡辺ーん。

向井ー俺らだけが見る写真や。

渡辺ー当たり前だ。



渡辺が帰り、向井も仕事の準備している。

移動車が来るまで後少し。

朝の渡辺を思い出す。

都合良く顔を向けてくれたのは、起きてたから。

今は、ヌードを撮っても誰にも見せたくない。

渡辺の綺麗さは自分だけのものだ。



晩ご飯が出来た頃、渡辺がやって来る。

楽しく話しながら食べる。

コーヒーを飲んだら、渡辺が写真を持って来いと言う。


向井ーあんまり綺麗やったさかい。

渡辺ーほどほどにしとけ。

向井ーごめんやで。

渡辺ーこれ、最後な。

向井ーもう撮ったらあかんの?

渡辺ー寝てるのは終わり。

向井ー分かった。



向井は不満など無い。

渡辺が眠っている写真もたくさんになってきた。

この辺がやめ時だろう。

無防備に眠っている渡辺の写真も、アルバムにたくさんある。

向井と渡辺だけが見ていい写真だから、寝室に置いてある。


渡辺ーこうじぃ〜。

向井ーん?

渡辺ー身体が熱い。

向井ーどっち?

渡辺ー激しいの。

向井ー明日も撮影やろ?

渡辺ーだいじょうぶぅ。

向井ーどこで、この可愛いスイッチ入ったんや?



渡辺を抱きしめてキスしてソファに押し倒す。

熱く激しい夜はこれから。

渡辺は唇を舐める。





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