隊長が出てきます
物語に大きく関わります
隊長と運営が喋ってます
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rd視点
「てなわけで!会議始めるよ!」
「いつもどおりすぎて…ええんか悪いんか…」
あのあと幸せそうに寝てるコンちゃんとみどりを起こして、会議開いてる
情報と作戦の共有は国を治めるにおいて基本だよね
「とりあえずみっどぉ。1週間あるんだけど、どうしたいかとかある?」
「特ニ…」
まぁそうだよね〜
どうしたいかって言ってもその判断がどうなるかなんてわかんない
…ふと、モニターが光る
この会議室にはひとつの大きな机と、それを囲むように5つの椅子がある
そして、みんなが見えるような位置にモニターがあって、 そこで戦場での動き方とかを確認する
そのモニターは俺たち幹部にしか触れる権限はないから、いたずらでもない限りつかないはず…なんだけど
ピーッ ピーッ
モニターから非常音が流れる
「この音って、もしかして」
「もしかしなくても、宣戦布告やな」
このタイミングで、宣戦布告
うーん、ちょっとしんどいかもな
「……とりあえず、この紋章はb国だよね?
…あってる?みどりくん」
「アッテル。R国ト陸続キノ、結構近場」
「そうなると、めんどくさいねぇ。いつ空襲とか爆発がくるかわかんない」
そんな会話を運営たちがしているなか、俺は1人別のことを考えていた
いま、宣戦布告してきた意味
宣戦布告はどちらかというとリスクが大きい
勿論不意打ちで準備不足に相手がなるっていうメリットもあるけど
周りの国からの印象も、 失敗したときのこともあるからいま宣戦布告の意味が理解できない
…今宣戦布告する必要があった?
このタイミングでしかできない理由
C国…。
嫌な予感しかしないけど、今はくる戦争に備えよう
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md視点
b国、かぁ
残念だけど情報はあんまり取れなかった
相手からの宣戦布告ってことは、準備は万端なんだろうからハッキング対策もそれなりにしてたはず
「キョーサンッ!ソコ右行ッテ!」
司令はこれが大変
5つの幹部への無線と、一般兵の隊長への無線があるから使い分けが最初は戸惑った
「コンチャン!ソッチハ崖ダヨ!?」
『ほんとだぁ。ごめんごめん』
そんなこんなで司令をこなしていると、前線で戦っている特攻部隊の一番隊長から通信が入る
『緑色、さん。特攻はそろそろ終わります。
俺以外、撤退させます』
なにか、おかしい
「一番隊長ノ撤退ハ?」
『すみません。意識が ぼやっとしていて。耳も打たれたので、聞こえなくて…。もう、長くはないです』
「………了解」
これが、俺の使命
わかる?俺が戦場にいたら助けられたかもしれない命は、ここでは切り捨てるのを選択させられる
勿論俺の判断で、全て感情論で進めることもできる
だけど、最善の選択がここでは命
感情論では、全て解決できない
けど、つらいものはつらいの
「コンチャン。…一番隊長ノ死亡ガ確認」
「…ッ」
動揺が無線越しでも伝わる
一番隊長とコンちゃんは時々お茶会を開くくらい仲が良かった
幹部と隊長だから、頻繁には行えなかったけど、それでも2人とも楽しそうだった
「……ゴメン」
ごめん
あの俺の判断が、隊長の運命を変えていたかもしれない
コンちゃんからの返答は未だない
当たり前か
それでも俺は、俺たちは前に進まなければならない
…いっそ、悲しみに溺れることができたなら
よかったのになぁ
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