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毎週金曜日に襲われます
第一章
第一話 出会い
私は未来学園に通う高校二年生、華藤莉亜。
私の母は世界でも有名なモデル、父は航空会社の社長代理。
だから自分で言うのもなんだけど、私は世間でいうお嬢様。
この学校は私みたいな人が集まるお金持ち学校なの。
実は私、わけあってブスメイクをしている。
昔、この顔でいじめられたことがあるから。
学校が見えるとリムジンのドアが開く。
「ありがとう、北条。」
「気をつけて行ってなさいませ、お嬢様。」
執事の北条が深々と頭を下げる。
学校の立派な門を通り抜け、玄関で靴をブーツから革靴に履き替える。
今日も先生の雑用に一日を費やすのか…。
憂鬱な気分でクラスに入ると、
「華藤、悪いけどこれ職員室まで運んでくれるか?」
やっぱり…。ついてないなぁ。
これを運べは帰れる…!
ドン‼︎
あ、荷物のせいで前が見えてなかった。
「すみません。」
ぶつかったのは鋭い目つきの男の子。
こ、怖い…。
「ごごごごめんなさい!」
あれ、ダテメガネが…。
あった!
メガネをかけ直すと腕をガシッと掴まれた。
「お前、後で俺の家に来い。」
……え?
この人初対面だよね?
逃げようと思ったけど彼は職員室までついてきて、結局、彼の家に来てしまいました。