テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
⚠️ご本人様には一切関係ありません
omr side
あぁ、ほんとに嫌になる。
何故学校にいかなきゃならないのだろう。
周りと馴染むことが出来ず1人教室の自席で新曲のメロディを考える。
昼休みなんて早く終わればいいのに。
1人でいる自分が嫌になって顔を机に伏せる。
はぁ、早く家に帰りたい。
「おーーい大森ー!」
o「へッ、!ぁ、どしたの……、?」
普段は話しかけられることなんてないのに急に話しかけられて声が裏返る。
「隣のクラスの若井がお前呼んでるぞ。」
o「えッ、?」
わかい…って、1年の時同じクラスだったあの陽キャの若井…?
えッ、僕なにかしたっけ…。
まさか、後ろの席になった時にシャーペンで背中を刺してたこと今になって叱りにきたとか、?
今更そんなことないか…、
え、じゃあなんで…??
ちらりと同級生が指さした教室の扉を見れば放課後によく校庭でサッカーをしているのを見かける若井滉斗がいる。
うわ、めっっちゃこっちみてる。
やっぱあの若井だよなぁ…。
あーー、僕あの人少し苦手なんだよなぁ。
The 陽キャで近寄り難い。
僕とは真逆の人間。
無視する訳にも行かないしなぁ。
どうしたものか。
「おーい、大森?」
o「あ、うん、今行く。」
はぁ、陽キャに絡まれるの嫌だな。
w「あ、大森、ごめん、急に呼び出して。」
o「いや、全然…。」
w「そっか、よかった。」
o「………」
w「………」
え、?なに?怖いんだけど。
呼び出しといて黙るのやめてくれる?
しかもめっちゃ見てくるじゃん。
え、怖い怖い。なに?
o「……で、なんの用?」
w「あ、えっとね、その、」
なんかもごもごしてる。
そんな言いずらいこと?
w「…大森って音楽やってるって噂で聞いたんだけど、ほんと?」
あぁ、。
なるほど。
またこれか。
o「やってる。人にどう思われようと僕は僕なりに音楽を続ける。馬鹿にするなら勝手にしなよ。」
こんなの、よくあること。
僕が音楽をやってるって聞きつけて何かと馬鹿にしてくるヤツらが大勢いる。
それは今後活動していく中で乗り越えていかなければいけないこと。
もう、まわりに僕の生き方を否定される事なんて慣れた。
w「ぇッ、?」
あぁ、疲れた。
人 と話して変な体力使った。
唖然としている若井を放っておいて教室に入ろうとした。
w「ぁ、ねぇッ、まってッ!!違うッ!!」
は、?何が違うの。
コイツ何考えてるか分からなくてほんとに苦手。
これだから声がデカイだけの陽キャは。
これ以上構ってられなくて無視して教室に入る。
その時だった。
w「俺ッ、好きだよッ!!!」
若井の大声で教室内の騒音がピタッと止まった。
周りが僕と若井をみてる。
は?コイツいま、なんて言った?
w「俺、大森の作る音楽に一目惚れした!!そんな、馬鹿になんてしない!!」
そんなこと、初めて言われた。
僕の音楽が、好かれるなんて、。
w「1回聴いた時、感動した!!心動かされた!!そんな音楽を馬鹿になんてするはずないだろ!!大森の手で作られる音楽をもっと聴いてみたいと思った!!」
o「んなッ…、は、はぁッ!?ちょッ、お前声おっきいッ!!」
僕の制止の声を境に教室が段々と騒がしくなる。
「え、あれ若井くんじゃない?」
「ほんとだ、てか今、好きっていったよね?」
「えッ!若井くんの告白?」
「え、サッカー上手いで有名なあの若井?」
「え〜、わたし若井くん狙ってたのにぃ…。」
「でも今音楽って言ったよな?」
「あれ、若井の目線の先って自称アーティスト(笑)の大森じゃん。」
「大森くんの大きい声初めて聞いたかも。」
「なになに、若井そういう趣味?」
「若井、大森の音楽好きって…w」
まわりから、僕への冷笑の声が聞こえる。
これだから、僕は目立ちたくないんだよ。
w「ぁ、ごめッ、えと、」
周りからの目線で我に返ったのか冷や汗をかきながら僕の事を見つめる若井。
ほんと、後先考えない感じが嫌だな。
僕はクラスメイトの目線も小言も無視しながら自席に戻り必要最低限のものが入っているリュックを持って教室を出る。
あー、また教室に居ずらくなったなぁ。
w「ぁ、大森!!ごめん!ごめんなさい!!つい大声であんな…。こんなつもりじゃ…。 」
後ろから若井の声が聞こえる。
しつこいなコイツ。
w「ほんとに、悪気はなくて…。俺もギターやり始めたから音楽仲間が欲しくて、それで……。あの、ほんとにごめん…。」
聞いてもないのに語り出したぞコイツ。
あと謝りすぎ。
こっちが悪いみたいじゃん。
若井の顔を見ずに答える。
o「……もういいよ、今日は早退する。」
w「ぁ、うん…。ごめん。」
しょぼんとした声で謝る若井にまたイラついた。
僕の方が被害者だろ。
被害者ヅラするな。
はぁ、ほんとに、つかれる。
人と関わると色んなことに気を使う。
でも。
それでも。
o「……音楽、褒めてくれて、嬉しかった。ありがと。」
聞こえるか分からないぐらいの小声でボソッと言って僕は保健室へ向かった。
あーあ、新しいノベル作っちゃった。
飽き性だからすぐに新しい話書いちゃう。
ちゃんと入れ替わりもomrさん右まとめもがんばって書きます。
これタイトル未定だから変わってるかも。
あとフォロワーさん100人越えありがとうございます。
ありがたいね。
こんな文才のない私にこんなフォロワーさんたちがいて。
これからもがんばる。
ばぁい。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!